【第一章】第四十五部分
ゆめが遊園地に行ってから数日後のこと。
鳴志司が講堂に全校生徒を集めた。
「お兄様、緊急発表ですって。どんなことをお話しなさるんですの?」
緋景、ゆめ、つかさは驚いた様子で鳴志司を見ている。そもそも生徒会長がなんのための緊急招集かを緋景たちには説明がなかった。生徒会のお手伝いさんなんだから、当然と言えば当然である。
鳴志司が言った言葉。
「緋景もみんなもその場で一緒に聞いてくれ。」
これだけだったのである。
鳴志司は全校生徒を前にして、悪びれず宣言した。
「突然だけど、これまでうわさのあった廃校の話が本格化した。来年度にはマジカル・フロンティア・スピリッツハイスクールに吸収されて、本校はあえなく消滅する。デジタル魔法を進めていく上で、アナログ魔法が不要となり残すと危険なアナログ魔法少女を封じ込めるためとのことであると、学校側から明確に説明があったんだ。以上だ。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「・・・・・・・・。」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ええええええええ~!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
騒いでいる中に、緋景たちも含まれている。
『ガガガ~!』
全校生徒の絶叫により、講堂の壁が壊れた。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うわああ~!危ない!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
生徒たちが大騒ぎしている中で、鳴志司は静かに姿を消した。




