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【第一章】第二十三部分

「よし。これなら誰が拾っても生徒会に届けるはず。すると校内放送で、あたしは呼び出しを喰らうはず。そこでは、会長があたしを花束を持って迎えてくれるの。

『おやおや、ずいぶんとおっちょこちょいさんだねえ。悪いにはお仕置きだよ。』

『そ、そんなあ。会長、あたしが悪いことはわかっています。だ・か・ら、優しくしてくださいね。』

『そんなことはわかっているよ。ボクに逢いたいゆえの、確信犯的な粗相だよね。もうかわいいなあ。キツ~イ罰を与えるよ。チュッ。』

『初めてキスされたわ。あたしの初めてを会長が奪ったわ。』

『そんな大げさな。』

『そ、そうですね。会長、額にキスじゃ、物足りないわ。うれしいけど。』

『それ以上踏み込むには、今のボクのガラスハートは壊れちゃうから、また今度だね。』

『ああ、もっと~。もっと、してえ~。』

「はい、これ、あんたのだろう。お返しするよ。」

「はっ。ど、どこのオバチャンなの?」

「失礼な。あたしはまだそんなトシじゃないよ。生徒手帳を受け取ったら、さっさと教室に戻りな。」

「ここは購買部?は、恥ずかしい!」

落とし物は、いったん生徒会に届けられて、そのあとは購買部にある落とし物受け取りコーナーに引き渡される仕組みであった。


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