第7話 do not disturb
リリーもやはり下着なしで、スケスケの赤いネグリジェ姿で現れた。そんな彼女だったが、俺の全裸を見て青ざめながら後退る。
「リリー?」
「お、おっきぃ……」
「え? ああ、そうなのかな」
「お父さんのよりずっと大きいです」
「あ、あははは」
アントナ、娘にこんなこと言われてるぞ。
「そんなの、入りません」
「大丈夫だよ。さ、こっちにおいで」
「でも……」
尻込みする彼女を、俺はそっと抱きしめた。鼻腔をくすぐる甘い香りに、疲れを知らない子供がさらに元気を増す。
「か、硬い……」
「リリー、顔を上げて」
彼女の唇は閉じられたままだったが、何度も短い口づけを続けると、切なそうな吐息が漏れ始めた。
「りゅ、リュオナール様……」
「リュオでいいよ」
「リュオ様……体が……熱いです」
それでも短い口づけをやめないでいると、彼女の膝がガクンと折れた。それを抱き支え、さらに口づけを交わす。
「リュオ様……もう、た、立っていられません……」
「分かった」
俺は脱力した彼女を抱きかかえ、そのままベッドに運んで横たえた。そしてゆっくりと時間をかけて彼女の体をほぐし、ついに俺たちは1つに繋がった。
ただ前の2人と違って、リリーは相当痛かったようである。俺はすぐにでも昇りつめたかったが、彼女の痛みが治まるのを待つしかなかった。そして――
「痛かったよね」
「いえ、泣いてしまってすみません」
「何度かすれば痛みはなくなるから」
「何度か……」
「そんな絶望しなくても」
「あ、申し訳ありません。でも……前の2人は平気だったのですか?」
「ちょっと痛かったとは言ってたね」
「ちょっと、ですか」
リリーは改めて俺自身に目を向けて、再び青ざめる。
「あ、あの!」
「うん?」
「リュオ様の、まだ大きいままなんですけど……」
「あはは、ごめんね」
「まさか、私ではご不満だった……?」
「いやいや、そんなことはないよ。リリーには申し訳ないけど、俺はすごく気持ちよかったから」
「そうですか……」
「ありがとうね、リリー」
「え?」
「俺のために、痛みをこらえてくれて」
「そんな……あの……」
「どうした?」
「私、まだ我慢出来ます!」
「はい?」
「リュオ様が満足されるまで、私、耐えきってみせます!」
彼女は力強く言い放った。しかし耐えきってみせるって、まるで俺がいじめてるみたいじゃないか。
その時、扉をノックする音が聞こえた。
「リュオ、入っても平気?」
ユリアの声で、俺たちは慌てて離れる。
「い、いいぞ」
「お邪魔だったらごめんなさいね」
ユリアに続いてロージーも部屋に入ってきた。
「リリーがなかなか戻ってこないからどうしたのかと思ったの」
「すみません、私……」
「いいのよ。それより……」
ユリアの視線が俺の中心に注がれる。
「もしかしてまだしてなかったの?」
「い、いえ。ちゃんと子種を頂きました」
「ということは……」
「なんか俺、まだまだヤレそうなんだよ」
この後、ユリアとロージーが再度の相手をしてくれた。しかも今度は1人ずつではなく、全員で組んずほぐれつである。
さすがに痛みが酷かったリリーはキスして触るだけに留めたが、ユリアとロージーには全部で3回ずつ、リリーの初回も含めてその夜は計7回も楽しんでしまったよ。
俺たちが疲れて眠ったのは、すでに朝日が昇り始める頃だった。もちろんこの大きなベッドに4人で一緒に、である。
朝、朝食の時間を告げに来たルーナは、ノックしても応答がない扉を開けて全てを理解した。彼女はロージーとリリーの着替えを用意して、誰も起こさないようにそっと部屋に置く。
そして外側のドアノブに『起こすな』という意味の札をかけるのだった。
3人とのエッチシーンは、いずれノクターンの方でR18として公開しようと思います(^o^)




