夕食準備
夕飯の席……どうするべきなのか。
お父様と夕飯を食べていた時は、当然正装をするようなことはなかった。家族での食事だから。
アルバートは、家族にはなる……けれど、今日は顔合わせ初日。お客様として扱った方がいいのか。いや、それは失礼なのか。
面談の時は正装ではないモノのそれなりに着飾りはした。
夕食の時も着飾ってしまったら、他人行儀になるかな……?服装一つ選ぶのも難しい。
「ハンナ!相談に乗って!」
困ったときは二児のママ。ハンナに相談!
「食事の時の服装ですか?そうですね。大切なのは、汚れても大丈夫な服装!まずはこれ!」
汚れても大丈夫な服装?
「と、言うのは、3歳くらいまでの小さい子供を持つ時の話ですね。なんせ、食べ物のついた手であちこち触ったり、食べ物を口に入れたままブーブー口を鳴らしたり……それはもう……」
ハンナが遠い目をする。
そうか。なるほど。でも、アルバートは流石に上手に食べれるわよね?
「そうですねぇ、動きやすい服装がいいと思います。子供に手を伸ばして口の周りの汚れをふき取ったり、食べたくないとわがままを言ったものを口に運んだりすることがあるので。袖がヒラヒラとしたりリボンなどテーブルの上で邪魔にならないデザインのものがいいと思います」
なるほど。
そういえば、お父様にも小さいころに口周りの汚れをふき取ってもらった記憶があるわ。
父上と食事しないときには、ハンナに指摘されて自分でぬぐっていたんだけれど。お父様は指摘するより先に行動に移されてた。
それが、家族……?
お父様との食事を思い出す。
「ありがとう、ハンナ。人参が食べたくないと言ったら、好き嫌いはダメですよとたしなめるのも親の役割ですね!」
「そうです(親だけでなく侍女だった私もずいぶん人参の件でたしなめましたねぇ。リーリア様、今でも時々こっそり人参残そうとしますし……)。もちろん、親は、子供の見本とならなければいけません。好き嫌いは許されませんね」
うぐっ。
そ、そうよね。そりゃそうよ。
お父様だって、ピーマン大好きだって言いながら食べてたもの。本当は嫌いだって、顔を見ていたら分かるんだけれど。
あれ、私のためだったんですよね……。
よし。
「ハンナ、大丈夫よ!私、人参には負けないわ!……ちゃんと立派な親になって見せます」
「頑張ってくださいね~。そうそう、嫌われないように、初めは嫌いな物半分食べたらあと半分は食べてあげるとか飴と鞭も大切ですよ!」
え?
アルバートが残した人参も私が食べなくちゃいけないってこと?ど、どうしよう……もし、アルバートが本当に人参嫌いだったら……。
どうか、アルバートが好き嫌いの無い子でありますように!
ご覧いただきありがとうございます。
服装、大事よね。家族で食事……貴族って、本当は家族とはいえ、着替えてから食事みたいな世界感で描かれる話もありますよね。
1日に5回も6回も着替えるとか。それが仕事みたいだとか。
しかし、そんなかたっ苦しい貴族世界は描いてないのですが、やっぱり着替えます。
だって、ドレスで食事とか想像できなくて。もうちょっと、こう、コルセットなくてもいい感じのやつじゃないとね?
さて、また、アドバイスを受け、うふふ、斜め右の方向へと進む(予定)のリーリアである。
それでもって、ドストライク族の皆様、★評価ありがとうございます!励まされております。
中ストライクの方、★1つでも2つでも自分のストライク度で構いませんので評価いただけるとありがたいです(*'ω'*)平均評価数値とかあんまり気にしてないので申し訳ないとか思わなくていいです。
だってさ、昔の「文章」と「話」に分かれてたやつ……
誤字が多いというそれだけの理由で、割と、その、あれだったんで。あんまり気にしないようになりました(*'ω'*)
えーっと、少しでも楽しんでいただけていれば嬉しいです。感想お待ちしております。
夕食シーン終わったあたりで、アルバートサイド入れようと思ってます。アルバート視点をお待ちの皆様もうしばらくお待ちください。




