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プロローグ~養子になる男の事情1~

 人には言ったことがない性癖がある。

 いや、性癖っていうか女性の好み。

 僕は、今年高等学園騎士科を優秀な成績で卒業して、王家を護衛する親衛隊に配属されるために親衛隊学校に入学が決まった将来有望な18歳。

 ぶっちゃけ、親衛隊に配属されるのは、剣の実力だけでは無理で。最下位でもなんでも取りあえず貴族。それから、平均以上の容姿が求められる。

 自分で言うのもなんだけど。落ちぶれた子爵家の4男とはいえ、超エリートの親衛隊配属がほぼ確実な上に平均以上どころか、学園では常にトップの容姿。まだ成長途中とはいえ、身長も高く鍛えた筋肉も美しい。……要は、モテるよね。

 だけど、学園で彼女を作ることはなかった。

 好きな人はいたよ?

 保険医の先生。御年40歳人妻。子供が3人。

 初恋は、乳母。30歳。子供が2人。

 ……うん。たぶん僕は生まれ落ちた時から年上の女性が好きだ。

 僕に寄ってくる同学年の成人もしてない女たちはぴーちくぱーちくうるさい愚かな生き物にしか見えない。

 少し年上の20代女性は、ぎらぎらとした獣にしか見えない。

 できれば40歳以上、最低でも30歳……。せめて、10歳以上年上の女性じゃないと……好きになれない。

 というか、近くに若い女がいると蕁麻疹が出る……これはもう、性癖やら好みやら通り越して、病気かもしれない。

 てなわけで、僕はついに、勝ち取ったわけだ。

 落ちぶれた子爵家の4男……。

 女性受けする容姿。

 そこそこの職業……と、くれば!

 金で僕を買おうとする若い男の子大好きな貴族女性や豪商からの見合い話がわんさと舞い込むはず!

「父上、母上、僕はお金のある女性と結婚したいと思います。子爵家再興のため、領地の民のためになる女性と」

 後ろ暗い女性ほど金を出す。

 そう、たとえば、貴族の女性の適齢期は18歳。24歳ともなれば行き遅れと後ろ指をさされ、それを過ぎれば結婚はまず後妻か妾しか望めないと言われている。まともに結婚したければ、金で貧乏貴族の三男や四男に声をかけるしかないのだ。

 ぐふふ。

 ウエルカム!行き遅れ女性!

 できれば、行き遅れれば、行き遅れているほど嬉しい!ああ、どうか、理想が高すぎて行き遅れたイケメン好きな年上女性が僕に目をつけますように!

 なぁんて思いながら日々を過ごしていると、ある日父上からお呼び出しがかかった。

ご覧いただきありがとうございます。


ふと、現実逃避したくなり、ぱっと思いついたものをつい書き始めました。

思い付き……「義母系って女性向けであんまり見ないよね?」

いや、需要がないのからないんじゃなかろうか?……そうよねー。ふふ。

とは思いつつ、「オラのハートにはドストライクだぜ!」という方、ぜひ★で評価していただけるとやる気につながります。

感想もお待ちしております。


えーっと、私の小説には、各種残念イケメンが出てきますが、歴代ナンバーワンかもしれない……(´・ω・`)

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