第8話
受付カウンターなう~。
はい、すいません。まともにやります。
今俺とはる、ミーシャは受付カウンターのところに居る。ギルドカードを作ってもらうためだ。
ギルドカードがどんなものなのかは見てのお楽しみ(笑)ってことになった。
あぁ、そう言ったのは俺じゃなくてはるだから!俺的には別に携帯の検索機能を使って調べてもいいんじゃね?って感じなんだが・・・何でも、そんなのじゃおもしろくならない!、だそうだ。
ということで、ミーシャがギルドカードを作り終わるのを待っているワケだ。
「はい。お待たせいたしました。こちらがお二人のギルドカードです。」
「へぇ、これがギルドカードか」
ギルドカードは曲げても元に戻るようになっていて、俺達のカードの色は白、か
「・・・ミーシャさん、私達のカードのランク、AじゃなくてSになってますよ~?」
「あぁ。それはですね、このギルドは人数が少ないんです。それは知っていますね?実はこのギルドは王様から、人数を最低20人に増やすか、それともSランクの者を最低5人集めるか、のどちらかを選択しなければこのギルドがなくなってしまうのです。なので、お2人には申し訳ありませんが、Sランクになっていただきます」
まさかのギルド消失の危機とか、笑えねぇっての。せっかくギルドに入ってこれから!ってときにギルドなくなったお(笑)とかぜってぇ嫌デス。
「ミーシャさん、ミーシャさんってSランク以上ですか~?」
「はい、私はSSランクです。ついでに言うとギルマスはSSSランクですよ。あんなにもダラダラしてるにもかかわらず二つ名が《閃光の奏者》ですよ?ビックリしますよね」
「ってことは、あと1人必要なんですね」
「はい、そうなんです。勝手にランク変更をしてしまい申し訳ありません。ですが、分かっていただけると嬉しいです」
そんな事言われたら俺には何も言えないんだが・・・
「私は別にいいですよ?ゆうにぃは?」
「ん?俺も構わないぞ?ランクが下がる訳でもないし」
「本当ですか⁉︎ありがとうございます!」
ミーシャが本当に助かった、と言う感じで礼を言うもんだから何か照れ臭いな
俺はこの照れ臭い雰囲気を何とかしたかったから、ミーシャに質問をした。
「そういえばミーシャ、Sランクの依頼ってどんなのがあるんだ?」
「Sランクの依頼ですか?そうですね、今出されている依頼は、
『ダークドラゴン5体の討伐』
『ファイアドラゴン3体の討伐』
『迷宮・水晶宮殿の光月草の採取』
の三つですね。
どれか受けたい依頼はありますか?」
「俺は別にどれでもいいけど、はるは?」
「ん?私もどれでもいいから・・・いっそのこと三つとも受けちゃう??」
「ああ、もうそれでいいか」
「ぜ、全部ですね?わかりました。水晶宮殿に出てくる魔物は討伐した、という証拠を出していただければ、買い取りますので」
「ああ、わかった」
「行ってらっしゃいませ」
さて、初の依頼頑張りますかね