第2話
やっと書けました…^^;
「ん?ここ、は??」
俺は、確か死んだはず・・・
俺は周りを見回してみる。
1、真っ白い部屋
2、何にもない
3、はるが居た・・・
4、はるがイケメンと何か話している
5、イケメンは金髪金眼
6、イケメンが真っ白いタイツを着ている
7、イケメンの背中から、羽が出ている
8、イケメンなのに、変態にしか見えない
・・・ふう、OK。いったん落ち着こうか、ジョニー。
今のは、見間違いだろう。気が動転してるんだ、俺は。
1、真っ白い部屋
2、何にもない
3、はるが居た・・・
4、はるがイケメンと何か話している
5、イケメンは金髪金眼
6、イケメンが真っ白いタイツを着ている
7、イケメンの背中から、羽が出ている
8、イケメンなのに、変態にしか見えない
9、金髪碧眼のイケメンがもう一人増えている
「ダメだ!!変態とはるがいるようにしか見えない!!!!」
「うわっ!・・・びっくりしたぁ。ゆうにぃ、目ぇ覚めたんだ!!」
「ああ、やっと目覚めたんだね。全然起きないから、困ってたところだったんだ。」
「はる?その変態は何だ??」
「この人のこと??っていうか、変態ってwww」
「ひどいっ!!僕は変態なんかじゃないよ!!」
悠「全身白タイツで、背中から羽はやしてるんだから変態だろ??」
「変態って・・・。ねぇ、セラフィム。僕ってそんなにも変態に見えるのかな・・・。」
変態が、金髪碧眼のイケメンに聞いた。
碧眼のイケメンは、セラフィムと言うらしい。
「あぁ、はいはい。変態じゃない変態じゃない。だから泣くな気持ち悪いから。あと、これをいじめないでくれ。こいつウザいから、マジで。」
「・・・確かに。ウザいな、これは。まぁ、変態はどうでもいいけど。ここ、どこだ??俺は何でここにいるんだ??」
「・・・・・・えっと、そ、それ、は。」
「あ、それ私も気になってたんだよねぇ。」
「?はるは何も聞いてないのか??」
「うん、この変態(笑)が、ゆうにぃが起きてからって言って・・・。」
「・・・ふうん、そうか。で?何でなんだ??」
「うっ。」
「・・・はぁ。早く説明してやれって。」
「・・・えっと、まず、僕のことについて話すね。僕の名前はアラル。君たちの世界の管理人をしてるんだ。」
「「管理人??」」
「うん、君たちにわかりやすく言うと、神様だよ。」
「あ、俺は凄い天使のセラフィムだ。」
「えっと、次に、ここはどこかっていう質問だよね。ここは、僕とセラフィムみたいな天使が住んでいるところだよ。それで、何でここに君たちがいるかっていう質問だよね。それは、――――――――――――――――」
「それは??」
「ごめんなさいぃっ!!!僕が間違えて殺しちゃいましたぁ!!!」
神様がスライディング土下座ってwwwwww
しかもムチャクチャ綺麗に決まってるしwwwwww
「ふ~ん。」
「・・・で?」
「・・・え??驚いたりなんかしないの??」
「だって大体の予想はついてたし。」
「私も~。」
「「だって神様のミスで死ぬってテンプレだし。」」
「て、てんぷれ?てんぷれって何?」
「テンプレ。簡単に言うとお約束ってやつだな。」
・・・何で神はテンプレのこと知らねえのにセラフィムは知ってんだよ
「そんなの、俺がオタクだからに決まってんだろ??」
「⁉︎なるほど、心の声も聞こえるってワケか。・・・セラフィムもオタクか、仲良くなれそうだな」
「??・・・まあいいか。えっと、実は魂には寿命があってね、寿命がなくなるときが死ぬときなんだ。それでね、君たちの場合は僕が殺してしまったから、君たちの寿命はまだまだあるんだ。寿命があるのに死んでしまった場合は、輪廻の環に還ることができないんだ。」
「それで?俺たちはどうするんだ??」
「それもまたテンプレってやつなの??」
わぉ、急に警戒してきたな。流石は神様ってか??
「いや、違わないけど違うな。あんたの話を聞く限りは俺たちはその輪廻の環に還ることができないんだろ??つまり、俺たちは何とかして残りの寿命を消費しなくちゃならないってことだろ??なぁ、はる」
「うん、テンプレとか置いといても簡単なことだよねぇ。」
「だとよ。この2人なら大丈夫だろ。ほら神、話の続き教えてやれよ」
「あ、うん。分かったよ。そう、2人の言うとおりだよ。輪廻の環に還れないんだから何とかしなきゃならないんだ。だから君たちには異世界アリフィアに行ってもらうよ。」
「「え?やだ。メンドいし。」」
「えぇ!?め、面倒だから行きたくないの!?」
「バカか、それだけじゃねえよ。寧ろこっちの方が大切だ。それはな・・・」
_ゴクリ_
アランから息を飲む音が聞こえた気がした。
「それは??」
「俺らがそんなとこに行っても生きられるとでも??アリフィアってとこはどうせ剣とか魔法とかあるんだろ??何の知識もない、なんの力もない、そんな俺らがアリフィアに行ったところですぐに死んじゃうに決まってんじゃん??」
「う・・・、そ、それは・・・」
「まぁまぁ、大丈夫だろ。この人は一応神様だから力ぐらいくれるって」
「そっ、そうだよ!!僕は神様の中でも2番目に強いから力ぐらいあげるよ!!」
「ふ~ん」
「なら、いいけどね~」
「じゃ、じゃあどんな力が欲しいの??」
「何でもいいの??」
「うん、いいよ」
「うし、その言葉覚えとけよ??」
「へ??う、うん」
「はぁ、バカだな。神は」
「?セラフィム、何か言った??」
「いや??何も言ってないが??」
「そっか、何か言ったのかと思ったよ」
神様ってバカなのか??
「あぁ。」
「・・・そうか、セラフィム頑張れよ。
さて、アラル準備はいいな??・・・じゃあ覚悟しろよ??
まず力,スピード,魔力は全部神のお前ぐらいかそれ以上な。次に俺の記憶をなくすなよ??あと、身体はこのままな?異世界行ったら女でした~とか嫌だから。だからって違う人種にスンナよ??つまり、俺は黒崎悠夜のままでいたいんだよ。解ったな??あ、アリフィアの知識をくれ。勿論魔法のこととかもくれよ??・・・ふぅ、まあこれぐらいか??」
「うん、大体それぐらいじゃないかな??あとは、魔法は全部使えるようにしてもらった方がいいんじゃない??」
「おお、そういえばそうだったな。・・・つうことで、出来るよなぁ??」
「う、うん・・・。あ、でもそうすると悠夜君・・・と春香ちゃんも??僕と同じぐらいの力を持っちゃうと、不老不死になっちゃうんだよね。僕はいいんだけど他の神達が何て言うかな・・・。というか2人に沢山の力をあげたらそのことを報告書に書かなきゃならないんだよね・・・。うぅん、めんどくさいなぁ」
あぁ、やっぱ難しいのか??まあ、神様スペックだもんなぁ・・・諦めるしかねえのか?
「もし力をくれたら、アリフィアに飽きたときにコッチ来てアラルの仕事手伝ったげるよ??」
「え!?ほんとに!?よし、力あげるよ!!でもたまには仕事手伝ってね!!」
「軽っ!!おい、セラフィム。神様ってこんなに軽い考えで良いのか??」
「・・・いや、良くねぇんだけどな、ただ・・・」
「ただ??」
何でそんな苦虫を潰したときみてえな顔してんだよ・・・
つかアラルとはるは何話してんだよ・・・
「あそこでお前の妹と話しているバカは、神様のなかで二番目に強いからな・・・力はあるし、案外頭はいい方だからかるーい考えも許されちまうんだよ・・・はぁ」
「・・・セラフィム、ドンマイ。」
「あぁ。」
セラフィムの背中から哀愁漂ってんだけどwww
セラフィムガチでかわいそすぐるwww
「そう思うんだったら替わってくれ。頼むから」
「だが断る!!」
「だよなぁ・・・」
「2人とも、話終わった??」
「「あぁ」」
「だったら悠夜君には力をあげないとね!!」
「?俺だけか??はるは??」
「私はゆうにぃとセラフィムが話してる間に貰ってるよ~」
あぁ、だから何か光ってたのか。納得だな
「ゆうにぃも早くやってもらおうよ!!」
「あぁ」
「じゃあ、一応確認するけど僕と同等の力,スピード,魔力が欲しいんだよね??次に悠夜君の記憶はそのままで、黒崎悠夜としてアリフィアに行く。アリフィアの全ての知識を渡す。そして最後に、全魔法は使えるようにする・・・これで良い??」
「おぅっ。そうだぜ??」
「それじゃあ渡すよ??えいっ」
パアアアァッ
アラルが右手を上から下に振った瞬間、俺の身体が光り輝いた。
「・・・これで終わりか??」
「うん、そーだよ。・・・それじゃあ、剣と魔法の世界アリフィア満喫してね~」
「アラル、ありがとな」
「また会えたら会おうねっ!!」
「がんばれよー」
「ばいば~い」
アラルが今度は両手を胸の位置で組んだ。
すると、俺とはるの足元が輝きだした。
「いっくよ~?ゴミはゴミ箱へ!ボッシュート!!」
「ちょ、おま、それは!ってうおっ!!」
「きゃあっ!!」
俺たちがいた所に穴が空き、俺とはるは落ちて行った・・・
アラルのバカ、覚えてろよ!!
誤字・脱字等ありましたら教えてください…><