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バレんタイン

作者: 束間由一



 時は20XX年2月4日。

 モテモテの山岸の下駄箱に入っていた沢山のチョコの一部を、俺はこっそり持ちだして家に帰り、その夜に全部食べた。


 金山さんのチョコはビターテイストだった。ツンツンした性格が滲み出ている。

 (かんぬき)さんのチョコは、とっても甘かった。ほんわかしてて、料理が下手そうな彼女らしい。

 細田さんのチョコは、市販品だ。安物では男はなびかないぞ。

 クラスのアイドル、高田さんのチョコは流石だった。彼女は顔だけでは無く料理の腕も一品だ。


 その他食べる事13個。

 それでも、田中のチョコが減ったとは気付かれまい。何せ野球部のエースであるアイツは200個以上のチョコを貰うのだから。バレないに違いない。


 そんな風に思って邪笑していた俺だが、やはり神様の目に止まってしまった。

 チョコの成分のせいでその夜は全く寝付けず、翌日、学校で大量の鼻血が出て保健室に運ばれた。そして、チョコを盗んだ事もバレて、先生にめっちゃ叱られる事になったのだった……






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