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輝きを失わない女 10

1色目        『輝きを失わない女 10』


我が主の輝きが陰ることは無い。


いつまでも輝き続ける人間、それが我が主だ。




「あら、おはよう寵愛さん」


廊下ですれ違ったのは町内限定アイドルの寵愛氏。今日も相変わらず髪が


盛られている。


「おはよう、外道カップル。昨日も派手にやらかしたみたいじゃない?」


「なんのこと?」


「・・・まあいいけど」


親衛隊を連れていない時の寵愛氏はいつも毒が抜けている。怖いくらいに棘が無い。


「新しいメンバーは集まりそうなの?」


「まあね。こっちもそれなりにお金をばら撒いて、接待も毎晩しているから・・・


まあ再来週からまた第10期メンバーを引き連れて歩く予定よ。


その時はまたよろしく、外道カップル」


「金で雇っているファンの人間たちを私たちのデートプランに組み込ませる


あなたのほうが、余程外道なんじゃないの?」


「どこのだれが家族全員手に掛けろなんて言ったかしら?あなたたちの方こそ


加減ってものを知りなさいよ」


「・・・」


「・・・」


睨み合いながらも楽しそうなお二人。



・・・あぁ・・・相変わらずこのお二人は仲が良すぎる。


残念ながら俺が入れる隙間は1ミリたりとも存在しない。根深いお二人の友情を前に、


第三者の俺は口を挿むことも無く、ただずっと我が主の隣に立ち続けるだけだった。



瞳を閉じれば昨日の我が主の姿がプレイバック。



日本刀を振り回しながら鮮やかに人を殺めていくその姿は、まるで


踊っているようで・・・


可憐で華やか・・・舞い散る血飛沫が光り輝くルビーの破片の様で、


俺の心は我が主に翻弄されていくばかり。


俺が死ぬまで、どうか俺の心を弄り回して下さいね、我が主。


・・・愛しています。








そんな恥ずかしいことを一人で考えてニヤニヤしていたら、頭の中から流れる


もう一つの映像。




これは確か・・・。


あ、そうそう。






我が主の妹君とあの仲睦まじい姉妹との間で起きた問題と、その結末だ。


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