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冬の祈り

作者: 秋葉竹
掲載日:2026/08/08



(短歌)

 


教会の

中庭にあるサザンカが

うつむきこうべを垂れる寒中



ただそこに

奇跡のような冷えた空

だけが水色くもひとつない



判決に

だれも納得しないだろう

最後の審判のちの静けさ



マグダラの

マリアのようなひとすじの

愛だけ希む貶められても



ポイントを

貯められてない羊飼い

羊の顔を見分ける目を持つ



好きなもの

冷たい空気 凍てる空

身に降る粉雪 君の黒い目



正統な

愛が歴史を紡いだと

きっと知らない伝承がある



黄昏に

うっすらカレーが匂う路地

石ころみたいに転がる幸せ



スカートを

ヒラリヒラリと翻し

冬の街ゆく聖処女を追う








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