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誓約龍魂バハムートセイバー  作者: 宮下龍美
第三章 英雄と偶像
58/117

魔闘大会、開催 5

 魔闘大会二日目は、一回戦の残り十六試合が行われる。

 この日は前日の晴れ空が嘘のような曇天。今にも雨が降り出しそうではあるが、それでも大会は中止にならない。

 仮に雨が降ったとしても、スタジアムの天井は開かれたままになる。天候も戦闘を左右しうる重要なファクターだ。それひとつで下克上だってあり得るかもしれない。


 というわけで、念のため傘を持参した龍太たち一行は、午後の部の後半からスタジアムへ観戦に来ていた。時刻はそろそろ夜が近い。昨日よりも試合の展開が遅いためだ。

 今日は自分たちの試合もないし、知り合いが出るのは最終戦だけ。昨日の疲労も残っていた龍太とハクアを、他の面々が気遣ってくれたからだ。


「でもこれ、もし降り出したら観客は傘差しながら見ないとダメってことだよな」

「その心配はないぞ、リュウタ。観客席だけを覆うように、雨除けのための結界が施されている。フィールドは普通に降られるが、ここは濡れる心配がない」

「仮になくても、私が張るから大丈夫だよ」


 相変わらず、魔術とは便利なものだ。

 今のところまだ降ってはいないけど、空を覆う灰色の雲を見るに、いつ降り出してもおかしくない。


 しかしこんな曇り空でも、観客たちの熱狂は昨日と負けず劣らず。

 たった今フィールド上で繰り広げられている戦いが、かなり伯仲した実力同士のペアによるものだからか。


「やっぱり、これくらい見応えないとダメよね。昨日は一方的な試合が多すぎたわ」

「一試合目からそうだったからなぁ」

「む、いいじゃん別に。弱い方が悪いんだから」

「朱音、もうちょっと言い方ってものがあると思うよ……」


 そもそも朱音を引き合いに出すのが間違いだろ。相手が弱いわけじゃなくて、朱音たちが強すぎるのだから。


「そういや気になってたんですけど、桃さんと緋桜さんって、なんでこっちの世界に住んでるんすか?」

「ああ、あの二人? 特に大した理由はないよ。こっちの世界に飽きたからとかじゃないかな」

「えぇ……」


 飽きたってそんな……てっきり、赤き龍との戦いに備えて云々だと思ったのに。

 呆れてドン引きする龍太に、しかし苦笑気味の丈瑠が付け加える。


「まあ、あの二人にも色々あったんだよ。桃先輩がなんて呼ばれてるのか、龍太くんは知ってたっけ?」

「魔女、でしたっけ」


 黒霧桃と行動を共にしていた時のことを思い返す。たしか彼女は、スペリオルのやつらから魔女と呼ばれていたし、なんなら自称していたはずだ。

 それにクレナからは先日、空の魔女と呼ばれていたのを覚えている。


「元は僕たちの世界での通り名だったんだけどね。こっちの世界には、桃先輩と同じで魔女って呼ばれる人が何人かいるみたいだし」

「元の世界だとモモしかいなかったの?」


 小首を傾げて問いを投げたのはハクア。頷いたのは朱音だ。


「女性の魔術師が多くいる中で、ただひとり魔女と呼ばれたのが桃さん。その名に相応しいのは、どの時代どこの国を見ても、あの人だけだよ」

「魔女って言われると、皺だらけのおばあちゃんをイメージしちゃいますけどね」


 龍太的には、ステレオタイプの魔女が真っ先に頭に思い浮かぶ。

 つばの広い帽子とボロボロのローブを纏い、しゃがれた声で喋る老婆。よくわからないヤバそうなものを鍋で煮込んで、ウェッヒッヒ、みたいな感じの邪悪な笑みを浮かべている。


 それが龍太の中にある魔女のイメージなのだが。朱音はなぜか、吹き出しそうになるのを堪えている。なにがツボに入ったんだ。


「ふふっ、鋭いね龍太くん、まさしくその印象通りだよ。桃さんって実は二百さいたぁっ⁉︎」


 最後まで言い切る前に、何者かの拳骨が落とされた。頭を押さえて涙目で顔を上げた朱音。つられて全員が同じ場所へ視線をやると、笑顔で青筋浮かべた魔女、黒霧桃が立っている。隣には緋桜の姿も。


「朱音ちゃん? 今のわたしは二十八歳、でしょ?」

「な、なんで桃さんがここに……」

「返事は?」

「はい……」


 桃の笑顔が怖すぎるので、朱音が言いかけたことは聞かなかったことにしよう。


「モモ、ヒザクラ、どうしてここにいるのかしら? あなたたちの出番は次なのだけれど」

「試合前に挨拶しとこうと思ってな。どうせ決勝には俺たちと朱音たちがぶつかるだろうし」

「それは分からないじゃない」


 ムッとした顔で緋桜に言い返すハクアだが、現実的に考えると、緋桜の言う通りの展開になるだろう。

 当然、龍太だって負けるつもりで戦うわけではないが。やはり実際の問題として、彼我の実力差は歴然だ。


「ま、朱音と丈瑠が負けたとしても、上がってくるのはハクアたちだろうしな。結局一緒だ」

「宣戦布告、ってやつだよ」


 告げた瞬間、フィールド上で大きな爆発が。どうやら、今の一撃で勝敗が決したらしい。実況のレナトリアと、今日の解説としてゲストに呼ばれている風龍の巫女、エリナ・シャングリラの声が会場内で響いている。


 その声を受けながら、かつての世界で唯一魔女と呼ばれた女は、不敵に口元を歪めた。


「朱音ちゃんも知らないわたしたちの力、存分に見せてあげる。だからちゃんと見てなよ? 魔女の戦いってやつを」



 ◆



『さあさあさあさあ!! お待たせしました皆さん! いよいよ一回戦最終試合が始まります! 第一回大会で準優勝を飾り、その後も毎年出場経験のある、クロキリモモ&クロキリヒザクラペア対! 前回大会で見事優勝を手にした、ウルフェン・グノーシス&スローネ・ストライアペア! 両ペア共に第一回から参加している古参ですが、直接ぶつかるのは初めてとなります! ウルフェン選手とスローネ選手は前回大会以降、各地で傭兵として名を挙げ始めました! その目覚ましい活躍は皆さんの耳にも届いているでしょう! 対するモモ選手、ヒザクラ選手ですが、第一回大会以降は決勝まで進めておりません! 前回王者か第一回準優勝者か! エリナ様はこの試合、どう見ますか⁉︎』

『モモとヒザクラが勝つ』

『……えっと、それだけ、ですか?』

『それだけ』

『り、理由などをお伺いしても⁉︎』

『強い方が勝つ。モモとヒザクラの方が強い。お姉ちゃん以外の巫女なら、勝てない』

『な、な、なんとなんと!! その巫女様ご本人からまさかの発言が飛び出しました! 伝説の第一回準優勝ペアは、そこまで強いというのか! 信じられない人もいるでしょう、私も信じられません! しかしッ!! これから始まる試合で、全ては分かります! それでは参りましょう! 一回戦最終試合、開始のゴングが鳴ったぁぁぁぁぁ!!!』



 ◆



「誰だよ、エリナ様を解説に呼んだやつは」

「ほんとにね。エリナちゃんじゃああなるのは目に見えてるだろうに」


 ゴングが鳴ってもすぐには動かず、桃は相手の選手、水色の髪の男、ウルフェンと気軽な言葉を交わす。

 エリナ・シャングリラはアリス・ニライカナイの妹だ。マイペースな性格は姉と全く似ておらず、いつも眠たそうにしている。どうしてそんなエリナを解説役にしたのか。


 さて。当然ながら、というべきか。四人はこの大会前からの知り合いだ。

 互いに第一回から毎度参加しているから、直接戦ったことがあるわけじゃなくても、ある程度は気心の知れた仲。

 桃と緋桜の旅の道中で出会い、共闘したことも何度かある。


 つまり、互いの手の内は完全に割れているわけだが。そんな事実、魔女にとってはハンデにもならない。


「ウルフェン、スローネ、今回はわたしたちも本気で行くけど、いいよね?」

「バカ言うなよモモ。俺たちは本気のお前達と戦いたかったんだ」

「むしろ願ったり叶ったりっすよ、モモさん! 第一回大会の時に見たあんたたちの戦いを、あたしたちは望んでるんすから!」


 金髪を短く切り揃えた少女、スローネが元気いっぱいに叫ぶ。

 九年経っても少女の姿が変わらないのは、彼女がドラゴンだからだ。スローネだけじゃない。この二人は、現代では逆に珍しくなった、ドラゴン同士のパートナー。

 ウルフェンも強力なドラゴンの一体。水の色彩を持つ彼の髪は、ニライカナイの眷属である証だ。


 二人の強者が相手なら、本気を出しても不足はない。


「それじゃあ、楽しい戦いにしようか! 行くよ緋桜!」

「はいはい、あんま張り切りすぎるなよ」


 ザアァァァァ!! と、音を立てて現れるのは、夥しい数の桜の花びら。ただの桜ではない、全てが緋色に染まって、それらひとつひとつが刃となり、あるいは弾丸となる。


 桃と緋桜、二人の手で操られる緋色の花びらが、一斉に敵へ殺到した。

 ウルフェンとスローネは同時に散開、広いフィールドを余すことなく使い、駆ける。


「小手調のつもりかよ!」

「まさか! ちゃんと最初っからクライマックスだよ!」


 桜が冷気に晒され凍てつき、突風に散らされる。だが数が減るのは一瞬だ。それぞれに別方向から、隙間なく襲いくる。


「ウルフェン! まずはモモさんから行くっすよ!」

「おうさ!」


 休む暇を一切与えられない中、巧みに花びらを躱し続けるウルフェンとスローネが、仕掛ける。

 背後に迫る花びらを引き離す勢いで地面を蹴り、瞬く間に桃の懐へと潜り込んだ。接近戦を仕掛けるなら桃の方だと判断したのだろうが、甘い。


緋桜一閃(ひおういっせん)


 フィールド内に満ちていた桜の花びらの全てが、桃から少し離れた位置にいた緋桜の手元へ収束する。

 形作られるのは緋色の弓と矢。めいいっぱい引き絞り、魔女に迫る二人へ放たれた。


 風を切り、音を超え、衝撃を伴いながら突き進む一本の矢。直前で動きを止めたスローネが、咄嗟に防壁を展開した。激しい音を鳴らして矢を止めるが、注意が少しでも逸れてしまったのがいけない。


「無視しないでよ!」

「くそッ!」


 不可視の衝撃が真正面から叩きつけられ、ウルフェンとスローネの体が弾き飛ばされる。難なく着地した二人に、追撃の魔術が襲う。


「我が名を以って命を下す! 其は大地を刻む黒の轍!」


 広げた両手の先に、鋭い刃を備えた黒い車輪が現れた。その詠唱通り、大地を切り裂いて高速回転しながら真っ直ぐ突き進む。


 触れればその瞬間、触れた箇所が抉られるだろう。横に飛んで避けるウルフェンとスローネだが、車輪は躱された先で進路を変え、二人の背中へ迫る。


「ウルフェン、お願いするっす!」

「無茶言うぜ、まったく!」


 地面に手をつくウルフェン。二つの車輪の進路上に魔法陣が広がり、車輪がそこを通過しようとした瞬間、起動。


湧き溢れる氷の泉(アイスゲイザー)!」


 突き出した氷山が、二つの車輪を飲み込んだ。完全に凍てつき動きを停止させた車輪だが、術式はまだ生きている。

 氷山の中で光り出したそれを見て、ウルフェンが叫んだ。


「離れるぞスローネ!」

「ドッカーン☆」


 桃の気の抜けるような声と同時、車輪が大爆発を引き起こす。氷が砕け散り、距離を取ろうとしてギリギリ間に合わなかったウルフェンとスローネは、爆炎と衝撃に吹き飛ばされた。


「欠陥兵器のパンジャンドラムも、動きを操作してやればこんなものよ」

「なんでパンジャンドラムなんだよ……」


 呆れたように苦笑を漏らす緋桜へ、爆発によって舞い上がった煙の中から、風の刃が放たれる。緋色の桜が分厚い壁となって阻み、全方位への突風で煙が晴れた。


 物理ダメージは精神ダメージに変換される。だから外傷自体はないが、例えば四肢の欠損などに相当するダメージを負った場合、該当の箇所は動かせなくなる。


 ウルフェンの状態がそれだ。右腕がだらんと下がっていて、力が入っていないように見える。どうやら、先ほどの爆発を防ぐのに腕一本を犠牲にしたらしい。


「ウルフェン、大丈夫っすか!」

「なんとかな。相変わらず馬鹿げた魔力だぜ。出し惜しみしてる暇はなさそうだ」

「ならやるっすよ!」

「「オーバーロード、解放!!」」


 ウルフェンとスローネ、二人の体が強く輝きだし、その姿を変える。

 氷の体を持ち、四つの足で大地を踏みしめるドラゴンと、風を纏い、その身よりも大きな翼を広げたドラゴン。


 元の姿に戻った二体は、魔力をさらに増幅させている。

 魂に魔力を逆流させる、魔導師の奥の手。

 オーバーロード。

 限られたものだけが使える秘術だ。いくら魔女とはいえ、気を抜けは一瞬でやられてしまうだろうけど。


「いいね、そう来なくっちゃ面白くない」

『さあモモ、お前も全力を出せ!』

『全力のあなたを叩き潰す! そうじゃないと、あたしたちは勝ちを認められないっすよ!』

「ああ言ってるけど、どうする?」

「当然、望み通りにしてあげるよ」


 一歩前に出た桃が、杖を取り出す。先端に桜の花を模した意匠が施された杖。それ単体でも異常な魔力が発せられ、二体のドラゴンは僅か怯む。


位相接続(コネクト)


 静かに、言霊が唱えられた。

 噴出した緋色の桜が華奢な全身を包み、花びらが散って現れるのは、三角帽子(ウィッチハット)とアウターネックの緋色のドレスを纏った魔女。


緋に散る魔の探求者レコードレス・ウィッチ


 ポツポツと、雨が降り始める。

 あっという間に土砂降りになって、フィールドに立つ二人と二体を濡らす。

 濡れたドレスが体にまとわりつくのも厭わず、魔女は杖を空へ掲げた。


「雨は好きなんだけど、今はいらないかな」

『スローネ、なにかされる前にやるぞ!』

『はいっす!』


 二体のドラゴンが同時に動く。

 大地を凍てつかせる冷気と吹き荒ぶ暴風が、たった一人の女性へ向けて放たれた。あまりにも過剰な火力、人間ひとりに使われるような力ではない。


 水龍ニライカナイと風龍シャングリラの眷属たる二体は、火砕龍フォールンと同じく、かつての百年戦争を生き残った猛者だ。

 本来であれば、龍の姿へ戻らずとも人間の魔導師なら十分に戦い、勝つことができる。


 だが、異世界の魔術師にその常識な通用しない。


「俺のことも忘れないでくれよ?」


 緋色の輝きが迸る。

 桃の前に立った緋桜が腕を一振りすると、その動きに連動して花びらが蠢く。冷気も暴風も、その全てを飲み込んでしまい、ドラゴンたちの攻撃はたったそれだけで無に帰した。


「緋桜一閃、月華ノ雨」

『くッ……!』

『きゃあっ!』


 花びらを収束させた弓に矢を番え、上空に撃ち出す。二体の頭上で魔法陣が広がり、無数の矢が降り注いだ。

 龍の強靭な肉体をも貫くその威力に、二体は足を止められる。

 魔女に隠れて目立たなかったが、緋桜の魔力も異常に膨れ上がっていた。普段の彼からはあり得ない、戦場に立ちなお増幅される、上限の見えない魔力。


「オーバーロード、解放!」


 無数の矢に足を止められた二体の龍を、絶望に叩き落とす声が。


 桃の持つ杖、その先端の桜が輝きを増し、暴れ狂う魔力を制御している。

 魂へ逆流される魔力。あらゆる力が何倍にも増強される秘術、オーバーロード。


 異世界の魔術師では使えないはずのそれを、黒霧桃は自在に扱える。

 軽く放出された魔力が物理的な衝撃を伴い、スローネのものよりもより強い突風が巻き起こる。


 曇天が散り雨は止んで、空に広がるのは夜へ移り変わる薄青い空、ではない。


 時刻は既に夜といえるだろう。

 だが、スタジアムの頭上には太陽が昇っている。昼と変わらぬ青い晴れ空が。


「我が命を以って名を下す!」


 それが魔女の作った擬似的な太陽と空なのだと、気づいた時には既に遅い。


「我は蒼穹を往く魔の探求者! 輝かしき空の光よ、その意思と力をここに示し、我らの明日を照らし導け!」


 掲げた杖を振り下ろし、空から太陽の光が照射される。


 ウルフェンとスローネ、二体の龍を飲み込み、焼き尽くす光。硬い鱗も強靭な肉体も関係ない。太陽の光と熱は、なにもかもを焼き焦がす。


 これが、空の魔女と呼ばれた所以。

 そして、復讐という暗い道を歩くだけだった魔女が、無二の親友との未来を求めて作り出した力。


 やがて光の照射が止み、擬似太陽と昼の晴れ空が消え、元の夜空を取り戻す。

 二体のドラゴンは共にフィールド上で倒れ伏し、一回戦最終試合の決着はついた。


「今年はわたしたちもやることがあるからね。大好きな親友を取り戻すために、こんなところで立ち止まってられないんだよ」



 ◆



『試合終了ォォォォォォ!!! 一回戦最終試合、勝者はモモセモモ&クロキリヒザクラペア! 好カードなだけに互角の試合が演じられると思っていましたが、蓋を開けてみれば圧勝です! モモ選手の圧倒的な魔術に、ヒザクラ選手の的確なサポート! まさしく優勝候補として圧巻の戦いを見せてくれました! 解説のエリナ様、やはり二人の魔術は、異世界の魔術なのでしょうか⁉︎』

『そう、あれは特別な力。だから私たちでも対抗手段がない』

『龍の巫女であっても対抗できない力! アリス・ニライカナイ様以外に勝てないのも道理というわけですね! ウルフェン選手もスローネ選手も、ギルドに所属こそしていないものの、龍神に連なる強力なドラゴンだったはず! その二人を難なく撃破してしまう異世界の力! 戦慄を禁じ得ません!』

『言ったでしょ、強い方が勝つだけって』

『ええ、ええ、まさしくその通り! 圧倒的な強さを見せつけてくれた異世界人二人と、一歩も引かず果敢に戦った二人に、惜しみない喝采を送りましょう!』


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