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オリンポス十二神の寵愛~神にとってもチートな異能~  作者: 加里川 ソウダ
第二章 トロイア王国編
11/33

9話 いじめられっ子の異能力開花ってテンプレだよね

昨日は投稿出来なかったので、今日はいくつか投稿します。

 何故かステータスボードには表示されなかったが、土谷には恩恵と異能があった。

 なぜステータスボードに表示されなかったのだろう。 


 《異能はアテナがヘラクレスに初めて寵愛を与えた時に、寵愛により与えられる神の力を表す方法がなかったのでガイアが新たに作りました。それ以前にステータスボードは発明されていたので、ステータスボードには新たな要素である異能は表示されません》


 そうなんだ。でもなんで鑑定には映るんだ?


 《全スキルはガイアが管理しているので、鑑定スキルの詳細を少し変えるだけで済みました》


 俺以外にも鑑定スキル持ってる奴いるだろ? その人がたまたまヘラクレスのステータスを鑑定しちゃってたら混乱しちゃうんじゃないか?


 《ヘラクレスは偽装スキルで偽装していたので例え鑑定されても異能の存在は知られません。偽装スキルを使うとその人の格下の者は看破できません。格上の者には看破されてしまいますが》


 ヘラクレスは歴史的な英雄だもんな。ヘラクレスより格上の存在なんて神くらいだろ。


 土谷は鑑定スキルを持っていないようだが、伝えた方が良いと思うか?


 《どちらでもいいと思います。 ガイアに確認を取ればどうでしょうか》


 確かに。なんで土谷に寵愛与えたかも気になるしな。


『ガイアー、聞きたい事があるんだが、今いいかー?』

『なんじゃ? コーキか?』

『そうだ。聞きたい事があるんだよ』

『なんじゃなんじゃ??』


 心なしかガイアの声がウキウキしてるように思える。「やっと気付いたか」とでも言いたげだ。


『土谷に寵愛渡したろ? なんでだ?』

『アポロンは予言の神だっていうのを覚えておるか?』

『ああ、覚えてるぞ』

『お主が下界に降りた直後、アポロンが不吉な予言をしたんじゃ』


 アポロンは、「コーキと共に追い出される者の死にコーキは怒り、世界を破滅に追い込む」という予言をしたそうだ。


 確かに土谷が死ねば俺は怒るだろうが、それは俺らを追い出したキオスの腹黒王族に対してであって、世界を破滅に追い込むような事はしないと思うけどなぁ。大体世界を破滅させるほどの力なんてないんだが。いや異能をフルに活用すれば出来ない事もないか。


『土谷陸とかいう輩の称号が〈巻き込まれた者〉だというのはわかっておった。追い出されるならそやつだろうと当たりがついたので、死なないように力を与えたのじゃ』

『なるほどな。じゃあ異能のことは土谷に伝えた方が良いのか?』

『もちろんじゃ。じゃが異能に頼り過ぎても真の強さは得られん。お主もそうじゃぞ? じゃから、異能なしでもある程度戦えるようになってから教えてやれば良い』


 確かにな。俺も異能を使うのは何匹かの魔物に囲まれても勝てるようになってからにするか。


『ありがとな。俺もあまり異能には頼らないようにするよ。じゃあこれで』

『ああ、達者でな』


 念話を切る。


「海馬さん?」


 しばらく黙ってたので土谷が心配そうに尋ねて来た。


「いや、ちょっと考え事をな。これからどうしようか?」

「兵士さんも言ってましたし、ここから近くにあるという村に向かうのがいいんじゃないでしょうか」


 土谷が言う。しかしあれだな、これから土谷とは仲間としてやっていくつもりなんだが、一方的に敬語で話されるとなんだかこうむず痒いというか、居心地が悪いな。エンシーから聞くに、この世界には奴隷制度があるらしいんだが、奴隷に敬語で話されるのならまだしも、元クラスメイトだぜ?

 仲間への道の第一歩として、まずは敬語を止めて貰うように頼もうか。


 《それでしたら、苗字呼びも止めた方が良いと思われます。この世界では平民に姓は無いので》


 そうなのか。じゃあそうしよう。


「なぁ、俺に敬語で話すのは止めてくれないか? お前は慣れてるからいいんだろうが、俺はなんだか居心地悪くてな。俺の為だと思って、な?」


 土谷、改めリクに言う。余談だが、「陸」って名前いいよな。陸って名前の奴は大体イケメンなイメージがある。


「は、はぁ。わかりまし...じゃなくて、わかったよ」 


 まだ慣れないようだ。


「この世界には、冒険者って職業があるんだ。ゲームやラノベでお馴染みのヤツだな。俺はできればお前と一緒に活動したいと思っている。仲間同士で敬語だと、なんか嫌だろ?」

「は、はい。一緒に活動するのは僕からも是非お願いしたいけど、よくそんな事知ってるね。王女様や王様はそんな説明してなかったと思いま...思うけど」


 あ、そうか。


「あぁ、いや、兵士たちの会話を聞いちゃってな。それとあのキオスとかいう国の王族には様とか付けなくていいぞ? いや、付けるな。勇者じゃないとわかった途端に俺らを追い出したような奴らだ」

「わかったよ」


「あ、それと、俺の事は下の名前で呼んでくれ。この世界では平民に苗字はないらしいんだ」

「わかりました。でも良く知ってるね」

「ああ、これも兵士の会話を、な」


 ステータスの名前のところも偽装しとこう。


 ────────────────────

 コーキ 16歳 男

 種族 人族

 職業 ―

 ────────────────────


 これでよし。


 さて、まずは村を目指そうか!



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 ※???視点


「予言が出ました!」

「聞かせてみよ」

「ーーーーということです」

「何? 協力する? 何かの間違いであろう」



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 ────────────────────

 コーキ 16歳 男

 種族 人族

 職業 ―

 ────────────────────


 ────────────────────

 リク 16歳 男


 ~~~~~


 〈異能〉

 ガイア

 〈恩恵〉

 ガイアの寵愛

 ──────────────────── 

リクは〈偽装〉を持っていませんので、コーキが偽装しました。

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