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対決、風の狂犬


 明け方、ケンはこっそりと家を出た。


『行くのか?』


アスモデウスが語りかけてくる。


――ああ。このままじゃ状況は何も動かねぇしな。

『まだリオンの背後に居る奴がわかんねぇんだ。くれぐれも気を付けろよ』

――わかってる。


 目的地はリオンの住処と思しき、八位迷宮バルバトス付近の岩場。

できるだけ早くリオンを奴隷兵士から解放したい。

そんな思いはケンを突き動かし、行動に移させていた。


『ところで嬢ちゃんとムートンは良いのかよ?』

――何があるか分からないんだ。流石に二人は連れてねぇよ。

『はは! 兄弟は優しいな』

――まぁな。


「おはようございます、ケンさん!」

「おはようございます、師匠」


 しかしこっそり出てき筈なのに、外では準備万端なラフィとムートンが出迎えて早速出鼻を挫かれる。


「お、お前達、どうしてここへ?」

「すみません、実は昨日マルゴさんの手紙をちょっとみてしまいまして……で、もしかしたら師匠、一人でお出かけになるんじゃないかと思いまして」


 ムートンの察しの良さもここまで来ると困ったものだと思う。


「ケンさん」


 ラフィが真剣な顔でケンのことを見上げていた。


「ムーさんから聞ける話は聞きました。リーちゃんのところへ行くんですよね?」

「それは……」

「教えてください。もしリーちゃんの力になれるならわたし、何かしたいんです!」


ラフィの真摯な眼差しに嘘は付けないと感じたケンは、リオンについて知っていることを全て話す。

 リオンが奴隷兵士として呪印を施されていること。

主がケンを狙っていること。

そしてリオンを奴隷兵士という呪縛から解き放ちたいことを。


「だったら、尚の事大人しくしている訳にはいきませんね。わたしもリーちゃんのこと、救いたいです!」


 予想通りのラフィらしい回答だった。


「私も止めたのですが、どうしてもと押し切られましてね。それに私も、リオンちゃんのことを助けたいと思ってます」


 ムートンも、既に腹を決めていたようだった。


「ご飯を食べて嬉しそうにしてたり、笑ったりしている時がリーちゃんの本当の顔だって思うんです。もしあの子が奴隷兵士のままで良いって言うなら諦めます。でも、もし助けを求めてていたならわたしは助けたいんです! お願いします! わたしも一緒に連れてってください!」


 ラフィは腰を折って頭を下げ、ムートンも慌てて合わせる。


『ここまでされちゃ断れねぇよな』

――だな。


 アスモデウスの云うことは最もだと思ったケンは、


「――分かった。一緒に行こう」

「師匠、もしラフィのことがご心配でしたらご安心ください! いざという時はこの私が盾となります。それに私も天空神ロットシルト様から聖騎士を任じられた身。もしリオンちゃんが苦しんでいるなら見過ごす訳には参りません!」


 ムートンは胸を張ってそう云い、


「わたしだって戦えるんですよ? ムーさんには負けません!」


 ラフィも力強く答える。


「兄貴ーッ!」


 すると今度はマルゴを筆頭に一家が続々と集まってきた。


「俺らも行きますぜ! 兄貴に何かあっちゃいけませんので!」


 マルゴを先頭に、一家のごろつきたちは一斉に首を縦に振る。


「お前ら……」


 たくさんの仲間がケンを身を案じ、こうして集まってくれたことに、彼は胸が震える感覚を得る。

 

 意図せず、しかも最悪な形で連れてこられた糞のような異世界。

しかし今は、こうして傍に居てくれる人がたくさんいる。

心強く、なによりもこうして慕ってくれていることにありがたみを感じる。

 できれば皆の気持ちに応えたい。

だが、状況が状況だけにそうも言ってられない。


「マルゴ、悪いけどお前達はここで待っててくれ」

「兄貴!? そりゃぁ……」

「大勢で押しかけりゃ下手にリオンを刺激しかねぇからな。気持ちは受け取っとく。でも今回は引いてくれ。頼む」


 ケンが深々と頭を下げると、マルゴ一家は一斉にどよめき、彼へ頭を上げるよう懇願した。


「兄貴がそう仰るんでしたら……」

「悪いな。理解してくれてありがとう」


ケンはラフィとムートンへ向き直る。


「二人とも約束してくれ。万が一が起こった時は俺を見捨ててでも逃げろ良いな?」


 ケンはそう釘を刺したが、


「師匠のお荷物にならないよう気を付けます」

「ケンさんでしたら大丈夫ですよ!」


 ラフィに笑顔を見ると、何故か本当に大丈夫なような気がしてならない。


『この二人には敵わねぇな』

――全くだ。

『ムートンも良い顔してやがるぜ。やっぱいい女だよな』

――ッ!? ま、まだそれ言うか!?

『なーに反応してやがんだよ、ひひっ』


 

 近いうちにスキルライブラリへ行ってアスモデウスをとっちめよう。

 そう思うケンなのだった。



●●●



ケンの住むアントル地方は、八位迷宮バルバトスを中心にまるでドーナツのような地形をしていた。

 外周には町や村が並び、その先は森。

そして中心部に八位迷宮バルバトスがある荒れ果てた岩場が広がっている。


 ラフィとムートンを連れ立ったケンは、約半日を使って中間層の森を抜け、中心部、リオンの住処があると思しき、岩場へ踏み込んだ。


 乾燥しきった地面には、強靭な保水力を持つ植物のみが生育し、見渡す限りの岩場。

 まるで前の世界の映画等で見た”荒野”をケンは思い出す。


 静寂に包まれ、風が鋭く吹きすさぶ。

そしてケンは鋭い気配を感じた。


「二人とも気を付けろ。来るぞ」


 ラフィもムートンも、その場に漂う異様な緊張感を気取り身構える。

 そして切り立った岩場の上から小さな影が舞い降りてきた。


「やっぱり気づいてたか、リオン」

「……」


 弓を携えたリオンは、昨日の朗らかな様子と打って変わり、鋭利な刃物のような視線をケンへ向けている。


「お、おはようリーちゃん! 実は昨日、ムーさんとアースドラゴンのお肉で燻製作ったんだ!」


 ラフィはポーチから大きな葉に包まれたドラゴン肉の燻製を取り出して見せる。

 しかしリオンは、一切反応を見せずケンを睨み続けたままだった。


「ラフィ、下がって」


 ムートンはラフィを守る様に前へ立ち塞がる。


「ムートン、ラフィのこと頼んだぞ」

「お任せください」

「ケンさん!」


 ケンは表情を強張らせているラフィへ安心するよう頷いて見せた。

そして視線を、目の前のリオンへ戻す。


「リオン、一つだけ聞かせろ。お前は自分が奴隷兵士スレイブソルジャーだってことに納得しているか?」

「……」


――口封じか、そうなのか分からない。だけど……


 リオンから発せられる意志は研ぎ澄まされたナイフのように鋭く冷たい。

 明確な殺意を感じ、ケンは心を切り替えた。


 荒野の乾いた空気に緊張が走りケンとリオンは互いに睨みあったまま、

静かにそれぞれの構えへ体勢を移す。


「ケン! 今日こそ勝負ッ!」

「来い、リオンッ!」


 まるで示し合わせたかのうようにケンとリオンは同時に地を蹴った。


 リオンの逆手に構えた短剣が横に凪がれ、ケンは硬い氷を纏った手刀で受け止める。

 キィンッ! と、火花が散った次の瞬間にはもうケンとリオンは距離を置き、再度攻撃態勢へ移る。


多段矢ハイドラッ!」


 リオンが魔力を込めて弓で曲射を行えば、翡翠の輝きを帯びた無数の矢がケンへ向けて降り注ぐ。


 ケンは雨のように降り注ぐ矢を、リズミカルにステップを踏んで回避する。

 殺気を感じ取り、翻って手刀を繰り出す。

脇に現れたリオンが短剣を振り落し、再びケンとの間に火花が散る。


――すげぇ速さだ。昨日までとまるで違う。

『兄弟! リオンの呪印からすげぇ魔力を感じる! 手を抜いたらただじゃすまねぇぞ!』


珍しく慌てたアスモデウスの声が響いた。


「わかってらぁッ!」


 渾身のローキックを放つが、リオンは二つ名の如く、風のように消えた。


 ラフィが見ているから少し気が引ける。

しかしアスモデウスが言う通り、躊躇っていたら、自分もただでは済まない。


爆破矢ヘルファイヤッ!」


 気が付くとリオンは、魔力を収束させ、やじりが緑に燃える矢をケンへ向けて放った


 矢は乾燥した大地を抉り、風の速さで疾駆する。

 だが、ケンはひらりと最小限の動作で半身を引き、素手で矢を掴み粉砕した。


「昨日言っただろ、そんないつも全力じゃすぐにバテちまうって」

「うるさい!」


 弓から再度、逆手に構えた短剣に握り替えたリオンが、地を蹴って急接近を仕掛けてくる。

 瞬間、ケンは【絶対不可視】の力を発動させた。

リオンの背後へ回り込み、力をスキルウェポン:冷鉄手刀へ切り替え、背中へ向けて振り落とす。

リオンは素早く踵を返して、短剣でケンの手刀へ刃をぶつける。

が、リオンの反応をケンは既に予見していた。


「おらっ!」

「あうっ!?」


 リオンの手を思いっきり蹴り上げた。

彼女の手から短剣が離れ、ガラッと胴を晒し、後ろへ弧の字を描いて吹っ飛ぶ。

 ケンは更なる迫撃を加えるべく、リオンとの距離を詰める。


「ッ!?」


 しかし横から鋭い感覚を感じ、身体を捻って、後ろへ飛び退く。

 吹っ飛ばした筈のリオンの短剣が、毛の生えた触手のようなものに絡めとられ、

ケンのことを狙っていた。


「ま、負けないッ!」


 リオンの尻尾は先端に短剣を絡みつけ、まるで別の生き物のように動き、

様々な角度からケンへ襲い掛かる。


「その尻尾便利だな!」

「うるさいッ!」


 リオンは忌々しそうな叫びを上げながら、尻尾の短剣と弓矢の同時攻撃で執拗にケンを狙う。


「貫け! 飛翔針砲ニードルミサイル!」


 ケンは無数の音速で飛ぶ、針のミサイルを召喚し、リオンへ向け放った。


「あうっ! あっ!」


 今度こそリオンの尻尾から短剣が弾き飛ばされ、握っていた弓の弦が千切れて弾けた。

 リオンからの全方位の攻撃が終息する。


「これで武器は無くなった!」

「まだっ! くっ……ぬわぁぁぁぁぁーッ!!」


 リオンは弦の切れた弓を投げ捨て、獣のような咆哮を上げた。

 彼女の声は空気を激しく震撼させ、荒野へ砂塵を巻き上げ、ケンの視界を奪った。


『兄弟! 爆発的な魔力だ! 気を着けろ!」


 アスモデウスの声が頭の中へ響くのとほぼ同時に、砂塵の向こうから”人の形をした獣”が飛び出してきた。

 ケンが大きく身をひるがえすと、鋭く爪と牙を伸ばしたリオンが過ってゆく。

 リオンはその先にあった大岩を体当たりで粉砕した。


「ちっ!」


 ケンは舌打ちをし、飛び上がる。

だが、再び砂塵の中ら獣化したリオンが飛びかかってくる。


「逃ゲナイ!」

「いや、逃げる!」


 リオンの拳の速さは先ほどよりも明らかに早く、そして鋭い。

しかも狙いは正確で、急所ばかりを狙って来ている。

一撃貰えば即死は確実。

ケンは注意深く、リオンの軌道を読んで避け続ける。


 避けること自体は魔神の力を持ち、奴隷兵士として戦い続けたケンにとって容易なこと。

特に力任せで直線的なリオンの攻撃なら尚更だった。

だから隙を見て拳を叩きこめば、それまで。

決着を付けようと思えばすぐに付けられる。

だが、一つ問題があった。


「ワァァァァァッ!」


 リオンはケンの急所を狙って素早い攻撃を続けている。

しかし額からは汗が噴き出て顔は苦悶に歪んでいた。


――きっともうリオン自体はいつもみたいにガス欠なんだろう。


 それでもリオンは攻撃の手を緩めない。


――たぶん、呪印がリオンを支配していて、

限界を超えても強制的に力を解放させ続けてるんだろう。


 そんなリオンへ、今拳こぶしを叩きこめば彼女を殺しかねない。

しかしこのまま手をこまねいていればいずれリオンは自らの力で自壊する。

だからこそ、此処が決断すべき瞬間だと決めた。


「アウッ!?」


 ケンは大きく身をひるがえした。

リオンは勢い余って先にある岩へ激突し、岩の中へ埋もれる。

その隙にケンは戦いを見守っていたラフィとムートンのところへ舞い降りた。


「ラフィ、頼みがある。今のうちにお前の魔力を高めておいてくれないか?」


 ケンがそう云うと、ラフィは真剣な眼差しで頷いた。


「分かりました。ですからケンさん、必ずリーちゃんを助けてあげてください! もう見てられません!」

「任せろ。リオンは助ける、必ず!」

「はい! ケンさんのこと信じます!」


 次にケンはムートンを見た。


「ムートン、力を貸せ!」

「えっ? わ、私ですか!?」

「ああ、そうだ。今、この瞬間お前の力が必要なんだ! 頼む!」


 ケンが力強くそう云うと、目を丸くしていたムートンは表情を引き締めた。


「は、はい! 私でお役に立てる事でしたら、全力で!」

「聖騎士らしい良い返事だ。ムートン、今すぐお前の全力をリオンへぶつけろ!」

「全力を、ですか? 良いんですか?」

「ああ。きっちり頼むぜ。リオンのことは心配するな。俺に考えがある!」

「分かりました!」


 ムートンが元気の良い返事をするのと同時に、瓦礫の中からリオンが飛び出してきた。

 前に出たムートンは二振りの宝剣エールとダルジャンの刃を交差させる。

ムートン由来の蒼い魔力が全身からほとばしり、刃を重ねた二振りの宝剣へ収束した。


「リオンよ、喰らえ! これぞわが必殺の!――ロットシルトォォォッ!」

「ッ!?」


 リオンへ向け、ムートンから蒼い盾のような輝きが放たれた。


「クッ……! あ、あとは頼みます、師匠!」


 ムートンは宝剣を杖に、膝を着く。

地面を抉りながら、突き進むムートンのロットシルト。

方向は相変わらず明後日の方向で、リオンの後ろにある瓦礫へぶつかった。


「アウッ!?」


 しかし爆発は凄まじく、爆風は空中のリオンを吹っ飛ばす。

 既に【絶対不可視】の力で気配を消し、リオンの背後を取った、ケンの姿が浮かび上がった。

 直線上の地表には構えたラフィの姿が。


「悪いなリオン、死ぬほど痛ぇぞ! つーか一瞬死ぬぞ! 生きたかったら歯食いしばれッ!」

「ッ!?」

「おらッ!」


 ケンは渾身の力を込めて、リオンを地表へ向けて蹴り飛ばした。

直撃の感触。

 リオンは血反吐を吐きながら、糸が切れた人形のように

地表へ向けて突き進む。


「ラフィッ!」


 ケンが空中で叫ぶと、彼女もまた地を蹴って飛んだ。

 ラフィは蹴り飛ばし、白目を向いているリオンを抱きとめた。


「リーちゃん! しっかして! ヒールッ!」


 ラフィはそれまで高めていた魔力を一気に解放した。

金色の回復の力がラフィを通じてリオンへ流れ込み、みるみるうちに傷を癒してゆく。

 そしてケンはリオンの背中へ手を押し当てた。


――スキル:呪印解除 発動ッ!


 ケンの力の源、DRクラスアイテム:星廻りの指輪が輝き、妖艶な紫の輝きがリオンへ流れ込む。

 密かにアスモデウスに強化させていた呪印解除のスキルは、リオンのから呪いの力を蒸気のように、どんどん蒸発させてゆく。


「……くぅー……かぁー……すぅ……」


 ケンとラフィの間で、リオンは穏やかな表情を浮かべながら静かに寝息を上げていた。


「呪印、薄まってます! もう大丈夫です!」


 ケンの背中へ、リオンの下腹部にある呪印を確認したラフィの声が響いた。


――なんとか上手く行ったな……


ラフィの報告を聞いて、ケンはようやく緊張を解く。


「お前たち誰だ! お姉ちゃんをいじめるな!」

「お前たちか! お姉ちゃんを苦しませてたのは!」


 そんな甲高い子供の声が聞こえケンの腕に小石がぶつけられる。

 振り返るとそこには、ボロボロの服を着た沢山の子供たちがいて、怒りに満ちた視線を向けているいた。

 

「おい、君たち! 私たちは……や、やめ、痛てっ!」


 ヘロヘロのムートンはケンとラフィの前へ立ちふさがり、子供たちの投石を一身に受ける。


「み、みんな、止める!」


 するとラフィに抱かれていたリオンが声を上げた。

リオンの声が聞こえた途端子供たちは投石を止める。


 リオンはラフィに肩を借りながらフラフラと子供たちのところへ向かって行く。


「お姉ちゃん大丈夫?」

「うん、大丈夫。心配しない……」


 リオンは笑顔を浮かべ、子供たちは一斉にリオンを囲んで喜びを露わにする。

どうやら騒ぎは収まったようだった。


「悪かったな、ムートン」


 投石を一身に受けていたムートンへケンが礼を云うと、


「いえ、これぐらい……ううっ、たんこぶできました……」

「ラフィ、ムートンも」

「はい!」


 ラフィはムートンへ駆け寄り治癒を施す。


――これで一応状況はお終いか。後は……


 ケンは微かに背後に感じる、不穏な気配を無視し、

リオンのところへ向かって行くのだった。


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