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テロリスト
「校長を追うか?」
さとみがなんだかにやけながら聞いてきた。
「いや、多分車で逃げただろ。無理だ。」
さとみはすごくがっかりしている。
「まあ、帰るか。」
俺達は解散して自宅へと帰った。
しかし、家には入れなかった。
どうやら、俺達はテロリスト扱いされているようだ。
すると、ゆうやも同じ状況らしく慌てて電話を掛けてきた。
「おいどうゆうことだ。家に入れてもらえない。」
「俺もだ。恐らく俺達はテロリストとして見なされている。」
「まず学校に集合だ。さとみ達にも伝えとく。」
「OK」
そして学校に4人集まった。
「テロリスト扱いとは酷いな。」
「殴ったのって正当防衛だよね〜」
「マジでテロリストする?」
「学校を拠点にか?」
「そう!!」
「何もせずに処刑されるよりマシね。」
「じゃあ、そうゆうことで。」
俺達はさとみの案に乗った。
「ハハハ、学校は我々が占拠した。」
学校のメガホンでさとみが叫んでいる。馬鹿か?
「黙れテロリストども」
「人間のクズが」
なんだか世間にも浸透しているようで怒りのさけび声があちこちから聞こえてくる。
でもなんか世界征服したみたいで楽しい。