Begininng
はっきりしない色の空。
そう、それは俺好み天気、曇りであった。
そして、今は教室には誰もいない。いや「俺たちの他に」と言った方がいいだろうか。
今の学校は、不審者の浸入により大混乱であり、生徒は全員体育館に避難している。
俺たちは、なぜ逃げないのかって?
それは、俺達がここから出られないからだ。なぜかというと、俺もよく分かってないのだが外から鍵がかけられている。他の奴が出てから急にドアを閉められた。そして鍵をガチャ。というわけだ。
窓を開けて出ればいいっていう人もいるだろう。だが窓は固定されていて窓を破る必要がある。
窓を破るのは相手に場所を教えるようなものだ。それは避けたい。そう俺の脳は告げていた。
なんだか、明らかに意図的に閉じ込めているような気がする。だがどうして。
慌てず、まず状況を整理してみよう。ココにいるのは、俺・我が親友 ゆうや・さとみ・学級委員長のまさみの4人
さぁ、どうしようか。
さとみに関してはなぜ居るのか分からないが、運動神経は驚異的で役に立つだろう。
まさみも学力は、学校一。うん、役に立ちそう。
ゆうやは…
ちなみに、俺はIQ145いわゆる天才に属する。
こっちには、完璧な三人が居る。 生き残る確率は高そうだ。
次回予告
「trap」
trapは日本語で罠という意味
次回もよろしければどうぞ