6話 異世界式のイジメ
美咲やクリスからアドバイスをもらってからというもの、魔法は5回に1回発動でき、剣の方もスピードで隙をつけるようになった。
だけどほかのみんなは奏よりも成長速度が速く
-----------------------------------------------
モモカ=カガワ
種族 人間
性別 女
年齢 15
レベル 13
職業 治癒術師
体力 320
魔力 460
筋力 290
物耐 260
敏捷 300
魔攻 360
魔耐 430
魔法属性
水 風 聖
スキル
言語理解 隠蔽 解析 アイテムボックス 状態異常抑圧 体力回復速度上昇 魔力回復上昇 詠唱省略 聖域 魔力譲渡
称号
異世界人 小動物 一途 治癒術師
-----------------------------------------------
-----------------------------------------------
ミサキ=トウドウ
種族 人間
性別 女
年齢 15
レベル 14
職業 侍
体力 350
魔力 310
筋力 340
物耐 250
敏捷 380
魔攻 260
魔耐 240
魔法属性
水 土 無
スキル
言語理解 隠蔽 解析 アイテムボックス 集中 居合術 剣術 縮地 忍耐 威圧
称号
異世界人 武を嗜むもの 耐え忍ぶもの 侍 水の心
-----------------------------------------------
-----------------------------------------------
ユウマ=トウドウ
種族 人間
性別 男
年齢 15
レベル 18
職業 勇者
体力 460
魔力 470
筋力 490
物耐 410
敏捷 440
魔攻 510
魔耐 450
魔法属性
火 光 無
スキル
言語理解 隠蔽 解析 アイテムボックス 身体強化 カリスマ 状態異常遅延 闇属性魔法耐性 剣術 聖剣召喚
称号
異世界人 お人好し ご都合主義 勇者 選ばれたもの 聖剣保持者
-----------------------------------------------
……なんだか泣きたくなってきた。
そんなこんなで自分の成長を喜びつつも他の人の成長をみて落ち込んでいたりしたある日の昼休み訓練場で、奏は八重沼たちに囲まれていた。
奏がお昼ご飯を食べ終えて散歩しているとよく絡んでくる。
最近はこんなことなかったのに余裕や訓練への飽きが来たのかもしれない。
ちなみに八重沼が火魔法師、近藤が重戦士、大隈が付与師、成田が軽戦士だ。魔法師は〇魔法師と前についたのが主要属性として扱いがうまくなる。
しかも厄介なことに僕が役立たずなことからほかのクラスメイトも八重沼たちに加わるようになった。
水魔法師の崎野浩二と有島未来、剣士の帆風南、弓兵の久保陽太、治癒師の西条みゆと大木俊、ユニーク職の忍の深谷瑞希の7人だ。
たぶん自分たちが上だと思いたいが故の行動なんだろう。ただボコボコにされる方はたまったもんじゃない!
しかも藤堂や桃華、隼人がいない時を狙ってくるのがイヤらしい!
だけど八重沼たちはは奏が死なない程度でやるし、やりすぎても治癒師の2人が治すからあまり遠慮がない。
周りは騎士や生徒、先生がちらほら見えるが皆巻き込まれたくないため目を背けるか、役立たずの奏が痛めつけられるのを見てニヤニヤしている。
「おら、寝てんじゃねーぞぉ!」
「せっかく弱いテメェのために訓練してやってんだ。感謝しろよ」
「うぐっ!」
「おっ、西条か俊、回復魔法頼むわ。やりすぎちった」
「もー、あんまやりすぎないでって言ってるでしょ」
「いーじゃねーか。練習になるんだし」
こいつらは地球と違って回復魔法があるから、なぐるだけでなく切ったり、魔法をぶつけたりしてくるようになった。
その時
「やめなさい!!」
先ほどからこちらに近づいてきていた人物が大きな声が叫んだ。
声の主はクリスだった。
「1人によってたかって暴力をふるうなんて恥ずかしくないのですか?!」
クリスが怒鳴って気まずそうにする者もいたが八重沼はニヤニヤしていた。
「あっれー? お姫様、そんな口聞いていいの? 俺らはこの国を守るためにいるんだよ。守らなくていいの?」
それを聞いたほかのメンバーは便乗していく。
「そうだよ! 失礼なんじゃない?」
「謝れよ!」
「別にあたしたち出て行ってもいいんだよ?」
最初は勢いの強かったクリスであったが、痛いところを突かれたようでだんだん泣きそうになっていった。
「話はこの状況見ればなんとなく分かるけれど、あなた達何してるのよ?!」
皆突然声のした方を振り向いた。
そこには眉にしわ寄せた美咲が立っていた。
ただ立っているだけなのに圧迫感を感じるのはたぶん威圧を使っているからだろう。
そのため八重沼たちは何も喋れそうもなかった。
「あなた達これ以上馬鹿なことをするのはやめなさい。もしするなら本気で斬るわよ?」
なんとなく美咲が本気だと感じたのか八重沼たちはすぐにどこかへいなくなった。
「大丈夫? ごめんなさいね。遅くなって。クリスも大丈夫?」
「わ、私は大丈夫ですが……」
「ありがとう、2人とも。助かったよ」
「あ、いえ、私は結局何もできませんでしたし」
そういって泣きそうになるクリス。なんとなく桃華に重なって見えてつい奏は頭を撫でてしまった。
「か、かな、で、様、なな何を!」
顔を真っ赤にして俯くクリス。そこに奏の頭が叩かれる。
「女の子に何をやっているの?」
「え、えぇっと、つい……」
「ついで女の子の髪にさわたっら駄目よ! わかった?」
「う、うん」
その激しい剣幕に押され気味となりうなずくしかなかった。
「はぁー、じゃあ傷を治すから見せてくれる?」
「悪いよ」
「何言ってるのよ。こういうのは早くしないとダメでしょ!」
「そうですよ!」
そう言って無理やり奏の服を脱がせる2人。
2人はその途中で動きが止まった。
「……なによこれ」
「この傷痕、どうしたんですか?」
「えっと、その、ずっとあいつらにあんなことされてて」
「治癒師のところに回復魔法をかけにいかなかったんですか?」
「それが、そのぅ、断られちゃって……」
そこでクリスが何か気づいたようだ。
「もしかしたら、アイア姉さまのせいかもしれません」
「どういうことよ、それ」
「アイア姉さまは奏様のことをいつも悪く言って快く思ってません。だからもしかしたら何か手を回したのかも……」
「な、何よそれ! おかしいじゃない、勝手に喚んどいて! ちょっと話してくるわ!」
そういって立ち上がった美咲を奏はあわてて引き止める。
「ま、待って! そんなことしたら美咲の立場が悪くなるよ。それはだめだよ」
「でもあなたが……はぁー分かったわ。じゃぁあなたの傷を治すけどいい? “水の浄化”、“水の癒し”……ごめんなさい。さすがに傷跡までは治せなかったわ」
「十分だよ、ありがとう」
美咲の水属性回復魔法のおかげで今日の傷と昨日、一昨日あたりの傷跡は消えた。水属性には回復魔法があるが奏はまだ使えないためありがたかった。
中途半端ですがいったん終わります。
またできれば今日更新します