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5話 特訓の日々

 訓練が始まってから1週間ほどが経った。

 その間には午前中の座学でこの世界の常識や魔物・魔獣の生態、ダンジョン、魔法の基礎について学んだ。


 まず、この世界の常識については、1年や1日の時間はおもしろいことに地球ほぼと同じ、360日10ヶ月の24時間だと。

 覚えやすくて楽だ。1年は火の月、水の月、風の月、土の月、雷の月、氷の月、光の月、闇の月、聖の月、無の月という。


 お金についてだが、世界共通で銅貨、銀貨、金貨、白金貨、水晶貨(クリスタル)の5種類だが、桁が2つ増えるごとにかわる白金貨以上は桁1つ増えるごとにかわるらしい。でも白金貨以上はあまり使われないと言っていた。クリスタルは特殊な加工でしか作れない鉱石を使っており、硬いために偽物もなかなか出回らないようだけど昔一度出回って大変な目にあったらしい。



 次に魔物や魔獣、ダンジョンについてだが、魔物は土地に魔力が溜まり、突然変異で出現し、詳しくは知られていない。


 魔獣は動物や虫が魔力を吸収しすぎて変化することが分かっているとか。ただダンジョンで出現する魔獣はよくわかっていない。


 魔獣や魔物からとれる魔核は魔力の供給器官といわれ、武器・防具につければ属性付与ができるらしい。


 ダンジョンはいつからあるか、いくつあるかはわからず、また、今でもたまに増えているらしい。

 だいたい大きい街には1つはある。

 というのも、ダンジョンは魔物や魔獣がたくさん出るうえ、たまに魔道具や武器、防具が手に入り、それは高価なものばかりのようだ。


 さらにダンジョンは魔石があり普段の生活に多く影響を与えてきたらしい。



 魔法についてはどのような魔法があるかについて習った。魔法はラノベなんかでよくある矢や弾や生活で使う生活魔法など体系化されているとのこと。

 魔法は高価だが本にまとめられており、皆その通りにしか使わないらしい。

 だから対人戦では見たことがある魔法しかないということになっている。しかも思ったより種類は多くない。


 そしてレベル上げについてだが読書や訓練をするだけでも僅かずつだが上がっていく。



 午後は後衛組の場合は基本魔法の練習で威力や精度を鍛えている。


 だけど困ったことに奏は全然成功していない。

 最初の日に練習すると暴走させてしまい、結構なケガを負った。幸い桃華の回復魔法ですぐ治ったから良かったけど。


 次の日から気を付けて制御して魔法を使おうとしているけどそうすると全然発動できず、奏達の魔法の先生であり、宮廷魔法師のお爺さんのデゴラから4日目で見放された。


 だから今はずっと一人で練習している。たまに桃華や桃華の親友で職業が結界師の支倉奈央、土魔法師の今村渚にコツを教えてもらっている。


 近接戦闘の方は最初、片手剣と盾を装備していたが、筋力が残念なのですぐ飛ばされることから盾を装備するのをやめて短剣を持つようにして攻撃は避けたり、受け流すようにした。


 受け流しは最初全くできなかったが桃華が藤堂美咲を紹介してくれてなんとかできるようになった。


 藤堂美咲(とうどう みさき)とは名字の通り藤堂勇真の双子の妹だ。綺麗な艶のある黒髪をポーニーテールにして活発的な印象を受ける。身長も奏より頭1つ分ほど高くスラッとしている。その割に胸がありかなりスタイルがいい。


 奏は藤堂が好きでなかったのであまり地球にいたころから藤堂妹とは関わらないようにしていた。


 だけど話してみれば性格はサバサバしてたし、藤堂妹はあまり藤堂のことは好きではないらしい。というのも藤堂はご都合主義思考の持ち主であり自分が正しいと考えているからうんざりしていると言っていた。


 また、美咲(本人が紛らわしいから名前でいいし呼び捨てでいいと言っていた)は小学校の時から剣術の道場で剣道や居合道を習っており、こちらでの職業はユニーク職業の侍であった。


 奏が「いいな~」と言うと「奏もユニーク職じゃない。それにこの世界は刀があまりないからしっくりこないわよ」とぼやいていた。



 ほかに変わったことといえば第2王女のクリステラと仲良くなったことだ。


 夜の自由時間に魔法の練習や剣のイメージトレーニングを続けていたところで彼女と会った。彼女は騎士の人と比べて筋力が低いため素振りして少しでも筋力を上げようとしているだとか。


 彼女とはいろいろな話が聞けた。

 まず騎士になった理由としては姉のアイアに比べて政治的な関心ごとがないため、あまり政治に参加していない。それで政略結婚させられそうだから騎士として国を守ろうと。


 騎士になれば他国へ結婚するのも避けれるらしい。その辺はよくわからない。あと自分の好きな人と結婚したいとも言っていた。11歳から騎士として訓練して今3年目らしい。


 他にはステータスは鍛えたいものを鍛えればレベルアップ時の伸びがいいらしい。だから彼女はいつも素振りを欠かさずしているようだ。


 奏の悩みである職業や魔法についての相談にも乗ってもらった。

 魔法に対しては魔力が多すぎるせいでまだ慣れていないのではないかとのこと。デゴラは何もアドバイスくれなかったのに。


 職業についてはさすがにわからなかった。ただ奏がふざけて「歌を歌えばいいかな?」と言うと「いいですね! ぜひきかせてください!」といわれた。


 恥ずかしいから歌いたくなかったけど期待された目でみられたから折れてしまった。


「~~♪~~~♪♪」


 歌い終わると


「綺麗……」


 とうっとりした目で頬を赤くしていた。





 現在の奏のステータスは


-------------------------------------------------

カナデ=コトブキ


種族 人間

性別 男

年齢 15

レベル 6

職業 歌姫


体力 210

魔力 2700

筋力 90

物耐 80

敏捷 580

魔攻 ?

魔耐 60


魔法属性

火 水 風 氷


ユニーク属性


スキル

言語理解 隠蔽 解析 アイテムボックス 聴覚強化 


称号

異世界人 被虐者 歌姫 動物と戯れるもの(アニマルフレンズ)


-----------------------------------------------


 いつの間にかユニーク属性と称号が追加されていた。

 でもユニーク属性は『*』となりまだ読めなかった。

 称号の『動物と戯れるもの』はたぶんクリスとあってから朝部屋で歌を歌ってたら鳥がよく部屋に来たからだと思う。


 筋力と物耐はクリスとあの夜から始めた特訓のおかげか結構伸びがいい




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