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二学期実力検査

翌日、Eクラス全員が教室でソワソワしながら源をまっていた


「今回は何をするんだろうな」

「筆記だったりして」

「筆記・・・僕の事忘れないでね」

「創太の悲壮感がすごいんやけど」

「大丈夫ーみんなでー笑ってあげるー」

「それはもう本望だよ」


そんな中、源が教室に入ってきた


「よーし、お前ら揃ってんな!行くぞ!」

「「「いやいや、どこに?」」」

「あぁ?演習場に決まってるだろ!」

「創太よかったな」

「まだだ!演習場で筆記かも知れない」

「「「ねぇよ」」」


源を先頭にEクラスが演習場に到着するとその後からゾロゾロと他のクラスの生徒たちも演習場に集まってきた


「Eクラス担当の堅山だ。今日は二学期始めの実力検査で内容は模擬戦だ。対戦相手はC、D、Eのクラスからランダムで選出する」


説明を聞きCクラスの生徒が手をあげる


「なんだ?」

「CとEが当たる可能性があると言う事ですよね?実力差がありすぎるのでは?」

「まぁそうだな。ただあまり舐めると痛い目に合うのはCクラスかも知れないぜ」

「ははっ。先生、そちらこそあまり舐めないでもらいたいですね」

「まぁそれは模擬戦でみせてくれや。じゃあ名前を呼ばれたら前に出てくるようにな」


こうして3クラス合同の実力検査が始まり進行していく

やはりCクラスの実力は高くDクラスに数名負ける事はあったがEクラスには負け無しだった

EクラスはDクラスに数名が勝ったがそれ以外は圧倒的な敗北をしていた


「なんだよ。やっぱりEクラス弱いじゃん」

「ほんとだよな。練習相手にもならねぇよ」

「使えないわね。学園のお荷物よ」

「これは舐めまくっても怪我もしないね」


CとDクラスに散々舐められている中、次に名前を呼ばれたのは


「梶 創太。前に」

「僕が1番手だね。行ってくるよ」

「「「「ボコボコにされるのを希望」」」」

「するのじゃなくて!?絶対負けないから!」


創太の相手はDクラスの女子生徒だった


「よろしくお願いします」

「貴方のお仲間の希望通りにボコボコにしてあげますわ」

「あっ。そんな趣味ないので結構です」


軽口を叩く間に開始の合図が鳴りお互いに距離を取る

先手を取ったのは女子生徒だった

 

「ウォーターボール!」


水の球が飛んでくるがそれに向かって創太が何かを投げつけるとキュポンと言う音と共に消滅した

そして変わりにそこには


「何今のは?そして何故そこにネギが?」

「いいネギだ。お水ありがとう」

「舐めないで!燃やしてあげるわ!ファイヤボール!」


火の球が飛んでくるが創太はネギソードを振り下ろす


「バカね。そんな物で私の魔法が斬れる訳ないじゃない」


キュポン


「へ?」

「ん?何か言った?」

「うるさい!ファイヤボール!ファイヤボール!ファイヤボール!!」


キュポン

キュポン

キュポン


「もう!何なのよそのネギ!」

「焼いて食べるのが美味しいよ」

「そんな事聞いてないですわ!馬鹿にして!死になさい!サンダーボルト!」

「うわっ!危ないっ」


創太がサンダーボルトを躱し女子生徒は考察する


(何で躱した?ネギが限界か雷魔法が吸収出来ないかのどちらかですわね)


「ファイヤボール」


キュポン


(雷が吸収出来ないが正解のようですわね)


「こっちからも行かせてもらうよ」


創太は腰に刺していた刀を


ヒュン


女子生徒に向かい投げた


「うわっ!何で刀を投げるのよ!馬鹿じゃないの!」


女子生徒が驚いた隙に創太は距離を詰める


「サンダーボルト!サンダーボルト!」


サンダーボルトを掻い潜り間合いまで一歩まで迫る


(ここだわ!)


「サンダーボルト!!」


キュポン


・・・

・・・


女子生徒の首に創太が刀をあてがったその時


「それまで。勝者、梶 創太」

「ビクトリー」


何がなんだかわからなかった女子生徒は段々と我に返り創太に叫ぶ


「なんでよ!何でなのよ!雷魔法は吸収出来なかったはずでしょ!」

「そんな事一言も言ってないよ」

「そうだけど!貴方は避けていたじゃない!作戦だったの?」

「そう思わせてネギソードがどこまで保つかわからないのを隠蔽したかったんだよね」

「私の考察がまだまだ甘かったのね・・・今回は私の負けですわ。次は負けないですわよ」

「いえ、次はなくていいです」


創太は戦闘が終わり軽やかに4人の所に戻る


「勝ってきたよ!どうだった?」

「凄かったぞ!ネギソードが」

「良かったよ!ネギソードが」

「チートやん!ネギソードが」

「かっくいー!ネギソードがー」

「いや、あのですね、そうじゃなくて本体の僕をですね」

「「「「強いなぁ。ネギソードが」」」」

「もういいよ!みんな負けてしまえ!」


5人の茶番が終わる頃、次の組み合わせが呼び出された

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