帰宅〜家
帰宅準備を進めていると教室の扉が勢いよく開いた
優華襲来である
「翔！帰ろう！」
「俺ちょっとまだ用事あるから先に帰って」
「帰る準備してたじゃない」
回避不能である
「ラムダ、リザ、また明日なー！」
「「また明日ー！」」
帰宅途中、優華と今日の話をする
「翔、もう友達できたんだね！」
「まぁ友達と言うかまだ顔見知りだな。そっちはどうだったんだ？」
「何か色々聞かれて大変だったよ！」
「ほぅ、大変だったろうな・・・(聞いた奴が)」
「殴るよ？」
「いきなり何でだよ！」
「いや、失礼な事考えたでしょ？」
「そそそそそんな事はななない！ないったらない！」
ドコッ
危険回避華麗に失敗である
そんなこんなで自宅に到着
「じゃあな優華！」
「また明日ね！」
優華と別れ自宅に入る
「ただいまー」
「おかえり翔ちゃん！」
「おー、翔帰ったか」
「ご飯の準備できてるわよ！」
「食べる！腹へった！」
椅子に座り両親と食事をしながら今日の話をする
「って事なんだよ」
「そっか。翔ちゃん大変だったわね」
「いや、父さん全然わかんないんだが」
「父さん、何でわかってくれないんだよ。酷いじゃないか」
「そうよ！お父さん！何でわかってあげないの！」
「って事でわかってたまるか！エスパーか！」
「「ですよねー」」
その後ものまねしだった事、Eクラスだった事、狐族の尻尾はキングオブもふもふな事を話した
「「翔、今度連れてきなさい！」」
平和なモフリスト一家であった
「そうそう、ご飯の後に父さんと母さんに少し付き合って欲しい」
「俺たちのスキルが目当てだな？」
「正解」
「スキル・・・スキル・・・好き。ハッ！？翔ちゃん！母さんと翔ちゃんは親子なんですよ？そんな事いけません！」
「「はじまっちまったか」」
この後母さんを説得するのに一時間かかったのだった
「まずは母さんからお願い」
翔の母親、天満 結衣は結界師だ
「まずこれが物理結界ね」
そう言うと母さんの周りに透明な膜のようなものが現れる
「翔ちゃん、何か物理攻撃をしてみなさいな」
「えっ？ほんとに大丈夫？」
大丈夫？と聞き終わる前にその辺の石を5回ほど本気でぶん投げてみた
「母さんに対してその行動。我が子ながら鬼畜ね」
そんな事を言いながら平然としている
ステータスを確認したがものまねは出来ていなかった
結界に触れてみたがそれも駄目だった
「母さん、ちょっと俺も結界の中に入れて」
「わかったわ。ちょっとこっちにいらっしゃい。あぁ、これでここの空間は母さんと翔ちゃんだけのものね！」
「ちょっ、父さん助けてー！」
「防音結界も発動してるから無駄よ？うふふふふ」
「父さん！父さーん！」
「冗談よ！そんなに嫌がる事ないじゃない。ステータス確認してみなさい」
物理結界Cと防音結界Cが増えていた
後、俺のトラウマも増えた
「ちゃんとものまね出来たよ。母さんの結界Ａランクなんだな！すごいよ！」
息子への愛もＡランクですごいけど
