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2日目ー3人の戦闘

3人はイノッシに気付かれないように慎重に回り込む

回り込む最中に近江は音の陣を刻んだ石を設置し創太は魔物探しをしている時に集めた麻痺毒がある葉と毒性の強い草を刀に変えていく

回り込む事に成功しラムダが創太の作った刀に硬化のスキルをかけていく

全ての準備が整い3人はお互いに頷きタイミングを測る

イノッシが止まった瞬間を狙い近江が音の陣を起動する


「月に照らされた川が綺麗ですね」

「フゴッ!?」


イノッシがザーピの迷言に気を取られそちらに向かおうとする

その時ラムダが笑いを堪えながらにイノッシの足元に軟化をかけ体勢を崩す

創太は大勢が崩れた瞬間を狙い葉と草の刀を投擲しラムダと近江にも受け渡す

それを受けたラムダと近江も次々と投擲していく


「フゴーッッッ!!」


怒りの雄叫びをあげるイノッシだが身体は毒に蝕まれ思うように動かない


「よし、効いてるね。ここで畳み掛けよう」


ラムダの一言を皮切りに近接へ持ち込もうとする3人

しかしイノッシは力を振り絞り突進をしてきた


「みんな躱せ!!」


慌てて回避行動をとり事なきを得た3人だったが近江が大勢を崩している

その近江にイノッシは再び突進をしようとする


「軟化!!」


慌ててイノッシの足元に軟化をかけ体勢を崩させた


「うぉーー!!」


創太が雄叫びをあげイノッシに木刀を叩きこんだ

今までの毒が蓄積されており結果的にトドメとなる


「よっしゃー!」


創太は興奮が止まぬ中、ラムダと近江に駆け寄ろうとするが立ち止まってしまう

何故ならそこにはピンクワールドという名のリア充にしか張れない結界があったからだ


「ラムダ・・・カッコ良かったで。ありがとな」

「近江が無事で良かったよ」

「くっそがぁー爆発しろ!」


創太は捨て台詞と共に翔とリザの元に駆け寄った


「天満君、リザさん、僕も・・・僕も必死に立ち向かったのに・・・何でこうも差が出るんだよ・・・」

「翔さんがその疑問にお答えしよう。顔です」

「リザがーその疑問にー答えますー。顔ーー」

「お前ら全員大嫌いだ!!」


創太は泣きながらその場を走り去ってしまう

創太が居ないが討伐部位が必要なので剥ぎ取っていると5分後には普通に帰ってきた

創太曰く


「顔なら仕方ないか」


だそうだ

本人は気付いていないが翔もリザもからかっただけで創太は男前なのだ

しかもあの局面で攻撃に移れる男気付きだ

モテない訳がないのだが2人はまだまだイジリたいので黙っている事にした。


「みんなお疲れ様。怪我なく2チーム共魔物を狩れたね。後3匹狩らないとダメだから探索に戻ろう」

「早くしないとー晩御飯がー無くなるー」

「よし、急ぐぞ」


晩御飯抜きになるのはキツいので5人共気合いをいれて魔物を探す

ウロウロとしているうちに拠点付近まで戻ってきたがそこで翔が洞窟を見つける


「あそこに洞窟があるんだが中に魔物いないかな」

「ほんとだね。でも強い魔物がいる可能性もあるよ」

「それは外でも一緒じゃない?僕は行くに一票」

「私もーいいよー」

「ウチもいいで!お宝あるかもやし」

「じゃあ決まりだね。行こう」


こうして翔たちは洞窟に入る事を決意した


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