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ちょっとだけ風通しのいい服~健康処楓~

ヌリヌリ

「へぇ~こいつはすごいや、潤いもこれだけあるなら合格さ!」

幸洋がお客さんから教えてもらったこれいいよ、幸ちゃん、先生!というUVミルクはかなり使えるものだった。

「最近日差しが強すぎて、火傷になっている人も多いから、この値段なら玄関先に置いて、自由に使ってもらっていいね」

というわけで健康処楓の玄関には、手洗いが出来るようになってますが、UVケアミルクも置いてあります。手洗いした後にお使いください。

「でも最近の暑さは、耐えられないんだが」

「明後日は今日より暑いって」

「マジかよ」

「岩彰さんのおすすめのUVのやつってあるかい?できれば肌が弱い人用のを知ってたら教えてほしいな」

「あることはありますけど」

「やっぱりあるのか」

「その濁し方、高いとか?」

「日焼け止めの効果はあるけども、知られざる逸品で、値段としては千円しないわよ」

「えっ?それはどんなんだい?」

「化粧下地よ」

化粧下地は私には縁ないんで、一切見てない、ノーチェックでした。

ヌーーーーーーーーン

後日、ヌンは現物を試すことになりました。

これがヤマガミ製薬(燭台マーク)の化粧下地でシュ。

ヤマガミの女性用の化粧品は日中使うものはヒバリマーク、夜使うものはナイチンゲールのマークがついています。

ヌリヌリ

痒くはないです。

様子は見るように、しかし無理して外には出るなよ、振りじゃないからな!

後日それでも日中でる機会があり、いつものよう真夏に一人だけ秋を感じさせる色合いの男性が歩いていた、もちろん日焼け止めは塗って、もう彼は単品では防ぐことが難しいので衣服も全部UVカットされたものだ。

用事を済ませ。

「久しぶりの買い物は楽しいな」

お店の人にどうした?生きてたか?って言われました。

「ヌンさん」

急にその名前を呼ばれた、呼んだのは会長であった。

「ダメですよ、外を歩いたら」

「今日は日差しもそうないし、ほら曇り気味だからさ、いつもよりはいいさ」

しかし、そこに真夏の日差しがギラギラ雲を割りました。

「…あっ」

「ほら、悪くなったんじゃないんですか?」

ここら辺が難しいところ、ヌン以外にはこの地獄がわからないことなのである。

「いや、逆、いつもだったらこの日差しが来たら、熱湯をかけられたように痛くなるけど、全然痛くないから、ビックリっていうのかな」

「のんきにいってないで、室内行きますよ」

そのまま近くのカフェに強制につれてかれ、軽く食べさせている間にタクシーを呼んで、ホテルまで送られていきました。


ヌンよ、お前はもっと気を付けるべきでシュよ。

シュにめっちゃ起こられました。

このように気を付けていても、日光に関してはついうっかりがあり得るのである。

「窓を閉めようとしたら、そこから漏れた光で、指がブクブク水ぶれました」

ヌーーーーーーーーン

しっかりしているようで、うっかり多めのヌンでも、このUV化粧下地はかなり使えるかとがわかり、今まで死ぬから我慢していた厚着よりは、ちょっとだ風通しのいい服を夏場でも着れることが出来るようになりました。

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