…俺、死ぬのかな~健康処楓~
「先生のおかげで健康にはなったんですけど、まだまだ健康にはなれなくって」
という人がいる。
彼は今まで暑くても汗というのをそうかくことがなかったので、汗をかいて、シャツが濡れたとき。
「こんなに、水分が…俺、死ぬのかな」
不安になりました。
「大丈夫ですか?これを飲んでください」
幸洋先生の弟子の虎児が水分補給の飲み物を持ってきたので、それを飲むと、あまりにも旨かったので。
「旨い、これなんですか、エリクサーですか?」
ただの熱中症対策のために塩分調整された飲料です。
また最近だと、彼は今まで糖尿病患者に間違われるぐらい、何気なくできた傷が悪化していたのだが、久しぶりに指先が腫れた。
しかし、今は連休中、これが明けなければ病院にはいけない、前に同じような傷ができたときは、そのまま切開したので、またそうなるのかな…。
病院に行く前に悪くなったらどうしよう。
「…俺、死ぬのかな」
怖くなって、夜寝る前に今の心境をしたため、不安の中で気休めかもしれないが手を洗い、手指を消毒して寝た。
朝起きたらチクチクとした痛みがなく、ああこれは痛覚がとうとう無くなるぐらい悪く…と思ったら、腫れている部分が寝る前は紫だったのに、それが引いて、腫れもおさまっている。
「傷を消毒したら良くなるなんて!先生、これが健康なんですね」
健康に戸惑う人たちのケアの支えにもなっているのが健康処楓である




