予約がとれた勝者のみなさん
ホテルスタッフとの打ち合わせの結果。
「月曜日からはホテルではなく、楓で行うことになりそうね」
花信風菊露は、そのために料金やサービスの見直しをすることになった。
しかし…
今回は男性も予約できるでごわすか!
これは恨みっこなしでジロー
くっ、仕事さえなければっす。
こっちは家族サービスの時期でいけぬ。
「それでね、+500円でみっちゃんのシャンプーか、保冷の枕が、これはこれは凍らせて使うんだけどもね、半日ひんやり維持してくれる優れものなんだよ」
「なるほど、でもこれだとどっちが人気になるんですかね」
予約を受付のための説明を弟子の虎児が受けている。
「う~ん、それは、予約をとってみないとわからないかな」
答えは簡単である。
どっちもでキュン!
「こちらは出来るだけ利用しやすい料金でサービスを用意するだけだからさ」
「先生、1000円払うからどっちも出来ますかって」
「えっ?そりゃあできるけどもさ」
「ふっふっ、忙しくなりそうね」
そして予約がとれた勝者のみなさんが、仕切られたブースに寝かされていますが、鎖骨を出された状態になっていますけど、それでは幸洋先生お願いします。
「アッアッアッアッ」
本日はエステがメインなので、加減した状態で揉みほぐしています。
鎖骨がほぐれた後に。
みっちゃんとアデリタの出番である。
シャンプーも洗うではなく、頭皮のマッサージをするのがメインで、だがみっちゃんも、虎児がすごいというほどのマッサージの腕の持ち主。
ゾクゾクゾクゾク
鳥肌が立つほどの衝撃。
みっちゃん…本気出すとこんなに凄かったのかキュン。
そこでうっとりとしていた所を、菊露は現実を見せる。
「今回のマッサージっていうのは順番からいうとね」
幸洋が鎖骨周囲をマッサージ
↓
みっちゃんの悶絶頭皮
↓
菊露の輪郭すっきりフェイス
↓
うがい
「紙コップのセット忘れないでよ」
「おう、ばっちり」
うがいがなんで必要になるかというと、菊露が頬の刺激、軽く一押しすると唾液が口の中に広がる。それな刺激されるたびにジワっジワっとでる。
量としては一押しで一梅干しでシュね。
そのためフェイスエステが終わると、うがいのために化粧室に駆け込むことになる。
「夏場はただでさえ水分補給が必要になるし、そこからマッサージだと体調管理が難しいから」
楓ではエステが終わった後は、何もせずにホテルでグースカ過ごすことを推奨しています。




