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くだらない会話集6
「今日は書き初めの日らしいね」
「あっそう」
雑い。
返しが雑い。
何か探られたくない部分があるのかな?
聞かない訳にはいかない。
「因みに昔に何書いたか覚えてる?」
「技能向上」
……してる。
技能向上してる。
しかし、しなくても良かった。
「それはゲームの操作だね。いい風に書いたね」
◆◆◆
「おみくじ引いたらしいね」
「まあね」
因みに僕も引いたが中吉で可もなく不可もなくだった。
これで中吉以上だったら正月から敗北感を味わう。
「大器晩成って出たわ」
「それはすごいけど中身を聞いてるんだけど?」
さあ、中身は?
「……小吉よ」
……勝った。
◆◆◆
「戌年だから犬の広告とか増えそうだよね」
「そうね」
因みに戌年には勤勉で努力家という意味があるらしい。
隣の人とはかけ離れている。
「犬は飼い主によく懐いて可愛いよね」
「まぁね」
この点も相反する。
「あんたは隠れて手を抜くし、懐いてるようで冷めてるわよね」
一体誰に言ってるのやら。
会話集10を投稿したら投稿を続けるか一旦様子見します。