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くだらない会話集20
季節感を無視してしまいました。
「今日はチョコをあげる日だね」
「そうね」
バレンタインはあまり好きじゃないが気にしない。
なぜって?
タダでチョコを食べたいからだ。
「君じゃないけどこの日をおいてタダでチョコを食べれる日ってないと思うんだ」
「くれってこと?」
素直に頷こう。
「ほれ」
十円玉チョコは久しぶりに見た。
◆◆◆
「どうかこの憐れな学友にご慈悲を」
「どうしようかしら」
本当に願いを叶えたい時は口うるさくするべきじゃない。
静かにただ待つのだ。
「対価は何かしら?」
「五百円で如何でしょうか」
固唾を飲んで待つ。
「それだけ?」
「はい」
「いいわ」
「感謝します」
……消しゴムを借りる為に金を払う僕って。
◆◆◆
「鬼ごっこはいくつになっても楽しめるよね」
「老けたら辛いじゃない」
そういうことが言いたいんじゃない。
正論は求めてない。
「いや、楽しいよねって話でさ」
「あっちの方が楽しいわよ」
あっちじゃわからない。
「鬼を寄って集っていじめるやつ」
「何その酷い遊びは……」
……まさか節分か?




