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くだらない会話集17
「三角関係って絶対疲れるよね」
「なに当たり前のこと言ってんの？」
いや、当たり前だからこそ難しい問題なんだ。
どちらかを切り捨てる選択はいつ如何なる時も辛いものだと思う。
「どちらを取るか迷ったら大変だなと思ってさ」
「取るもなにもあんたは迷うほど友達いないでしょ」
……キキタクナイ。
◆◆◆
「ひな祭りではひな人形飾る家？」
「いきなり何よ」
他意はない。
気になっただけだ。
ここから面白くなるかもしれない。
「で、飾るの？」
「申し訳程度にね」
成る程。
「ならすぐに片付けるんだ」
「いや、暫く置いたままね」
完璧な流れだ。
「なら、将来が心配だね」
後は野となれ山となれ。
◆◆◆
僕はキミに出会ったことを心から感謝する。
「僕が再びスマホに出会えたことは奇跡だ」
「陳腐な奇跡もあったものね」
僕がスマホを失くし再び出会えたことを奇跡と呼ばないで何が奇跡だ。
「キミがいない世界はとても寒かったよ」
「いつも寒いでしょ」
無粋だ。
「鳴ってるの見たことないし」
「……」
