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くだらない会話集16
「花言葉って誰が考えたのかな?」
「興味ないわね」
沢山の花に言葉を添えていく作業はさぞ大変だろうと思う。
だから、誰がそれをしだしたのか考えると面白い。
「誰が始めたのか気にならない?」
「頭の中がお花畑な人よ」
それは単純にヤバい人だ。
「きっと素敵な人だよ」
「キモ」
「ひどっ」
◆◆◆
「君はご飯派? それともパン派?」
「シリアル派」
この二大勢力にその第三勢力は危険だと思う。
犬猫論争にウサギやインコが割り込んできたら大変だ。
あと僕はパン派だ。
「因みにどうして?」
「どっちでもいいから」
なら、あえて爆弾を落とさなくていいのに。
「どっちも飽きたし」
宣戦布告か?
◆◆◆
「孫の手を発明した人は偉大ね」
「誰が発明したか知らないけどね」
痒い所に手が届くって素晴らしいと思う。
二つの意味で。
「手が届かない所のものを取るのにも便利よね」
本来の使用用途とは違う気がする。
おっさんみたい。
いや、おばさんか。
「あと余計なことを考えるやつを叩ける」
ヤバい。




