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天球のカラビナ  作者: イツロウ
06-天球のカラビナ-
62/107

061 大船団


 061


 ――港町ゴイラン

 アルナ海峡からほど近い場所にあるこの街は、造船業で賑わっている。

 港にはずらりと修繕用のドックが並んでおり、そのドックには十数隻に及ぶ船が入っており、修理を受けたり改造されたりしている。

 他にも造船用のドックも多数あり、骨組み状態の船が小さいものから大きなものまで、港を埋め尽くしていた。

 組み立て用のドックがこれだけあるということはその部品を造る工場はもっとある。

 港から少し離れた陸地部分には専用の部品や艤装品を造る工場がひしめき合っており、一部は工業団地化して大勢の作業員が慌ただしく働いていた。

 街全体が造船業で成り立っていると言っても過言ではない。

 これからもゴイランは造船の町として成長していくことだろう。

 ……そんな街の一郭、とある鍛冶場にて

 鍛冶職人のヘクスターは長槍を手にしていた。

「んー……」

 短い金髪に中性的な顔立ちが特徴の彼の眼は長槍の口金に向けられていた。

 口金は槍の矛先と竿の部分の接合部だ。

 槍の部位の中では最も疲労しやすい場所でもあり、メンテナンス頻度が高い場所でもある。

 ヘクスターは口金を暫く見つめた後、納得がいったのか、うんと頷いて槍を掲げる。

「ちょっと緩んでいただけですね。ちゃんと固定しなおしたから大丈夫だと思いますよ」

 ヘクスターはそう言うと槍を持ったまま振り返る。

 背後には狩人らしき男が立っており、ヘクスターから槍を受け取った。

 槍の仕上がりを見て、狩人の男は感嘆の声を漏らす。

「……おお、流石は猟友会お抱えの鍛冶職人だな。新品同然だ」

「そんなに褒めても何も出ませんよ」

 ……ヘクスターはクロト達よりも先にアルナ海峡を渡り、このゴイランに来ていた。

 あの褐色肌の眼鏡っ娘……確か名前はティラミスといったか。彼女に新しいハンマーを造るという約束も果たしたし、特に同行する理由もないので挨拶もしないで彼らとは別れた。

 新しいハンマーは一応猟友会の部屋の前に置いておいたが……まあ彼女なら気付いてくれるだろう。

(しかし、本当にあのウツボを撃退してしまうとは……)

 ヘクスターはあの一連の作戦の成功に正直驚いていた。被害もそこまで酷くなかったし、大成功と言ってもいいくらいだ。

 ただ、彼が……クロトが海に落ちてしまったのは残念だった。

 彼は間違いなく一流の使い手だ。いつかは自分の最高傑作を使ってディードを狩りに狩って欲しかったのだが……

 惜しい狩人を亡くしたものである。

 死んだと決まったわけではないが、あの海域に呑まれて無事でいられる可能性は限りなくゼロに近い。

 彼のことは忘れて、自分の本来の目的を果たすこととしよう。

 そんなことを考えていると、槍を受け取った狩人が懐から金袋を取り出していた。

 男は金袋から銀貨を数枚取り出し、ヘクスターに渡そうとする。

「じゃあお代はこのくらいでいいかな?」

「いえ、お金は結構です」

 ヘクスターはその銀貨を押し返す。

 そして、視線を西に向けた。

「……その代わり『ファモガナ』への行き方を教えてもらいたいんですが」

「ファモガナって……あの火山地帯のことか?」

「はい」

 ゴイランの西側には隆起した山々が連なっており、空の色も粉塵のせいで灰色に染まっていた。

「またどうしてそんなところに」

 男の純粋な質問に、ヘクスターは正直に応える。

「あそこに珍しいディードが棲んでるって噂があるんですよ。そいつを狩ろうと思ってまして」

 ゆっくりと語るヘクスターに対し、男の反応は早かった。

「まさか……竜のことか!?」

「ええ、武器の素材としては最高級品ですからね」

 ヘクスターは竜型ディードを狩るつもりでいた。

 ヘクスターの目標は最強の武器を作ることである。つまり、その為には最高の素材を手に入れる必要がある。

 世界には様々なディードが生息しているが、中でも竜の鱗は鋼より硬く、その牙は最高の切れ味と硬度を誇る。

 最高の武器を造るには竜を狩る必要があるというわけだ。

 やる気満々のヘクスターだったが、狩人の男は首を横に振った。

「あれはやめとけ。数年前にも同じような連中が徒党を組んで挑んだが……結果は全滅だった。あんた一人で何とかできる相手じゃないぞ」

「わかってますよ。でも、挑戦せずにはいられないんですよね」

 ヘクスターは視線を火山地帯に向けたまま、不敵な笑みを浮かべる。

「……俺は鍛冶職人である前に狩人でもありますから」

 傑作品を造るには命をかける必要があるし、その価値がある。

 どうやって竜型ディードを倒すか。それ以前に竜型ディードはどんな外見をしているのか、どのくらい大きいのか。

 とにかく今は情報収集と仲間集めだ。

 ……強敵を前に胸おどらせるヘクスターであった。



「ここがゴイランか……」

 アルナ海峡を抜け、馬車で移動すること4日間

 クロト一行は造船の町、ゴイランに到着していた。

 アルナの街も賑やかだったが、ここゴイランはまた違った賑やかさがあるように思える。

 アルナでは商人の姿が多く見られたが、ここでは大きな部品を運んでいる職人の姿が多く見られる。

 彼らは作業着に身を包み、汗だくになりながら重そうな部品を荷車にのせて移動していた。

 建物もアルナとは趣が違っており、工場のような大きめの建物が通りの殆どを埋め尽くしていた。

 一応飲食店や雑貨店はあるにはあるが、その比率はかなり低めだった。

(工場街って感じだな……)

 クロトはそんな事を考えつつ、御者台に座り手綱を握っていた。

 御者台の隣にはフェリクスが座り、時折チラチラと荷台に視線を送っていた。

 その荷台には女性陣が全員座っており、それぞれ好きなことをして時間を潰していた。

 ティラミスは相変わらず読書に没頭し、

 モニカは銃の手入れを行っており、

 ジュナは荷物に頭をのせて仰向けに寝転がり、

 リリサは荷台の壁にもたれて街の風景を眺めていた。

 リリサはゴイランの風景に対し、早速感想を述べる。

「流石は造船の町ね。左右どっち見ても工場ばかりだわ」

 確かに味気のない外装の建物がずらりと並んでいる。繁華街と比べるとかなり寂しい町並みだが、これはこれで悪くない。

 リリサに続いてモニカも感想を言う。

「ここは昔から変わっていませんね。船がなくならない限り、この町は繁盛し続けるでしょうね」

 モニカの言葉に即座に反応したのはフェリクスだった。

「モニカさん、ここに来たことがあるんですか?」 

「はい。ゴイランから南に下ると結構な数の遺跡がありますから。調査のために何度かここは通ったことがあります。……が、滞在するのは初めてかもしれませんね」

「滞在ねえ……一体何日滞在すればいいんだろうな」

 寝転がっていたジュナもモニカの言葉に反応した。

 クロトはジュナの言葉の意図が理解できず、思わず聞き返してしまう。

「何日って……どういう意味だい?」

 クロトの純粋な問いかけに、ジュナは体を起こしてあぐらを組み、はあと溜息をついてから応じる。

「……ここで船を造ってもらうんだろ? 船に詳しくないオレでも1週間や2週間で船が造れるもんじゃないことくらい分かるぞ。それに加えて海棲ディードに耐えられる頑丈な船を作るとなれば、もっと長くなるんじゃないのか?」

「……」

 工期のことをすっかり忘れていた。

 が、クロトは全く問題に思っていなかった。

「大丈夫だろう。カラビナは別に逃げやしないんだし、ここで2ヶ月位のんびりして体調を万全に整えてから挑むってのもいいんじゃないかな」

「そうね」

 クロトの後を継ぐようにリリサも付け加える。

「大体今までが急ぎ過ぎたのよ。メンバーも後何人かスカウトしておきたいし、船を造ってる間にトレーニングして戦力アップもできる。いい機会じゃないの?」

 スカウトという言葉を聞き、クロトは思わず問い返す。

「え、まだ足りないのかい?」

「足りないってこともないけれど、7人位がベストって思ってるからね。私にクロにティラミスにモニカ、ジュナにフェリクスで6人でしょ? だからあと一人くらいは欲しいかなって思ってるわけ」

「そんなに都合よく見つけられるとは思わないけれど……」

「……そうでもないと思いますよ」

 話に割って入ってきたのはティラミスだった。

 ティラミスは本を閉じ、言葉を続ける。

「向こうを見て下さい」

 ティラミスは通りの向こう、一点を指差す。

 そこにはティラミスの言葉を裏付ける光景が広がっていた。

「おお……」

 ティラミスが指差した先、広場になっているその場所には大勢の狩人の姿があったのだ。

 数にして50人はいるだろうか。

 それぞれが戦闘服を着込んでおり、大剣や大斧などの武器を所持している。

 放っている雰囲気も玄人のそれであり、上級狩人も何名かいそうだった。

 まさに選り取りみどりである。

 しかし、なぜこんな場所にこれだけの数の狩人が集まっているのだろうか……

 そんな疑問を解消するかのように、モニカが解説し始めた。

「多分あれはカミラ教団が派遣した調査団だと思います」

「え、調査団って私達だけじゃなかったの?」

「はい。言い忘れていましたが、カミラ教団はカラビナ攻略のために大規模な調査団を立ち上げ、私達とほぼ同時期にセントレアを出発しました」

「なるほど……僕らがラグサラムで足止めを食らっている間に先にゴイランまで到着していたってわけだね」

「そういうことになると思います。アルナ海峡のウツボも出現する前に渡れたんだと思います」

 全くもって運のいい連中である。

 ……いや、自分たちが運が悪いのか……。

「大規模っつってたけど、他にどのくらいいるんだ?」

 ジュナに問われ、モニカは空を見つつ指折り数える。

「確か……50名規模の調査団が2団で合計100名ほどだと聞いています。彼らはその一隊かと」

「100人か……俺達とは大違いだな」

 フェリクスはそう述べた後、とある事実に気づいたのか、項垂れる。

「……つーか、なんでオレがその調査団に誘われてねーんだよ……」

 フェリクスは調査団にスカウトされなかったことに納得いかない様子だった。

 リリサは追い打ちをかけるように言う。

「団体行動ができない目立ちたがり屋はこの作戦に向かないって判断されたんでしょうね」

「クソ……」

 リリサはニヤニヤ笑い、フェリクスは苛立ってか、御者台で貧乏ゆすりをしていた。

 そんなフェリクスをフォローするようにモニカは告げる。

「人数は天と地の差ですが、私達も一応はその調査団と同じ扱いです。それに、大船団で向かうよりも少数精鋭で向かったほうがカラビナにたどり着ける可能性が高いかもしれませんし……あまり気を落とさないでくださいね」

 モニカの心優しいアシストに、フェリクスは表情を一変させ、にこやかな顔でモニカに応じる。

「そんな、全然気にしてませんよ。むしろモニカさんと同行できてオレは……」

「結局、スカウトは無理ってことね」

 リリサはフェリクスのセリフをぶった切り、ため息をつく。

「ですね……」

 モニカも残念そうに告げた。

 やがて馬車は50名ほどが集まっている広場を通過し、造船ドックが軒を連ねるエリアへと入っていく。

「とりあえず造船所を探しましょ。船を造らないことには始まらないものね」

「そうだね。……とりあえずそれっぽい人に話を聞いてみようよ」

「そうね」

 むやみに探すよりここの職人さんに話を聞いたほうが手っ取り早いし確実だ。

 クロトは手綱を握り直し、馬車を道の脇に止める。

 そして御者台から飛び降りた。

 クロト以外のメンバーも馬車から降り、足を伸ばしたり背伸びしたりあくびをしていた。

 クロトは早速道行く壮年の職人に声をかける。

「あの、すみません」

「ん?」

 クロトに声を掛けられ、壮年の職人は足を止める。

 手には何も持っておらず、表情にも余裕が見られる。特に急いでいるわけでは無いようだ。

 クロトは早速その職人に問いかける。

「この辺りで一番の造船所を教えてもらえませんか?」

「それなら別に構わんが……どうするつもりだ」

「そこで最高の船を造ってもらうつもりなんです」

「最高の船って……なんでまた?」

 まあ、彼からしてみれば疑問だらけだろう。

 そのやり取りが面倒くさかったのか、リリサが話に割り込んできた。

「いいから腕のいい職人が集まってる造船所を教えなさい。私達、最高の船でカラビナに向かうつもりなのよ」

 リリサの話で合点がいったのか、壮年の職人は手のひらを叩く。

「……ああ、あんたらカラビナ調査団の狩人さんか」

 調査団のことはゴイランでも有名らしい。まあ、あれだけ狩人が集まってきていれば情報が漏れるのも当然のことだろう。

 壮年の職人は話を続ける。

「しかし、あんなにデカイ船を造っておいてまだ足りないのか?」

「デカイって……どのくらい?」

「どのくらいも何も、ほら、あそこに見えるだろ」

 そう言って壮年の職人はドックの方を指差す。

 様々な船が並ぶ中、一際大きな船があった。全長は150mはあるだろうか、しかし高さはあまりなかった……と言うか帆がない。

 ぱっと見は日本でよく目にした護衛艦に似ており、他の木製の船と違って硬そうな金属で構成されていた。

 あれを動かすとなると人力では難しいだろう。エンジンか何かを使っているのだろうか……動力が気になるところだ。

 あれだけ巨大な艦なら海棲ディードに襲われてもそう簡単に沈められることもないだろう。むしろ装備を整えれば海棲ディードと真正面からやりあえるかもしれない。

 全員の視線が巨大な艦に向けられる中、壮年の職人はその艦について説明し始める。

「建造には俺も参加したが……あれを造るのはかなり面倒だったぞ。材料も構造も今までの物と全く違ってたからな。カミラ教団の学者さんが現場を仕切ってくれたおかげでなんとかなったが、設計図だけ渡されて造れと言われてたら1年以上は掛かってただろうな」

「あれって、もう動くのか?」

 ジュナは艦を眺めながら質問する。

 壮年の職人は「いや」と首を振ってジュナに応じる。

「今はセントレアからのパーツ待ちだ。アルナ海峡の封鎖も解除されたらしいし、もうあと2,3週間もすれば完成するだろ」

 いつから造り出したのか不明だが、完成後にも色々あるだろうし、出発にはまだまだ時間がかかりそうだ。

 ジュナは危機感を覚えてか、拳を握って意気込んでみせる。

「クソ、あいつらなんかに負けてられねーぞ。さっさとオレらも船造って先にカラビナに行っちまおうぜ」

 そんなジュナの言葉に、壮年の職人は怪訝な表情を浮かべる。

「ん? あんたら調査団の狩人じゃないのか?」

 調査団には違いないが、立場的には微妙だ。

 クロトは怪しまれぬよう、自分たちの立場を明確にしておくことにした。

「実は僕らは後発組というか、別働隊なんです。少数精鋭で海を抜けるつもりなのでなるべく小型で足の速い船が欲しいのですが……」

「何だそういうことか。……ならお前さんたちにピッタリの店を知ってるぜ」

「ほんとうですか!?」

 有益な情報を得たことで興奮したのか、モニカが前に出る。

 モニカの食いつきっぷりに動揺しつつも壮年の職人はドックの並ぶ道の奥を指差す。

「ああ、この道を真っすぐ行ったところに『ホルツ』って鍛冶屋がある。普段は艦載用の兵器や狩人用の武器を造ってるんだが、たまに小型艇も造ってるって話だ。あそこの爺さんは腕がいいから最高の船を造ってくれるだろうよ」

 造船所とは違うようだが、船を造ってもらえるなら問題ない。

 モニカは壮年の職人の正面に立ち、ぐいぐいと近寄る。

「もしよろしければ紹介してほしいのですが……」

 職人は一瞬困り顔を浮かべたが、モニカの押しに負けたようで首を縦に振った。

「わかった。これも何かの縁だ。あんたらを爺さんに紹介してやるよ」

 壮年の職人はそう言うと踵を返してホルツという鍛冶屋に向けて歩き始める。

 モニカは「やった」と嬉しげにつぶやきつつ彼の後に付いて行く。

「意外と簡単に見つかったわね、造船所」

 リリサは長槍を肩に担ぎ、モニカの後を追って歩き出す。

「正確には鍛冶屋らしいけれど、大丈夫かな」

 クロトもリリサの背後に付いて移動を開始する。と、そんなクロトの腕にティラミスが絡みついてきた。

「あの職人さんが嘘をついているとは思えませんし、大丈夫だと思いますよ」

 ティラミスはクロトと体を密着させ、左側を占領していた。腕を組めて嬉しいのか、表情は満足げだ。

「いや、鍛冶屋がまともな船を造れるとは思えねーんだが……」

 懐疑的な言葉とともにクロトの右側に出てきたのはジュナだった。

 ジュナはティラミスのようにクロトに密着することはなく、かと言ってリリサほど距離を取ることはなく、微妙な距離感をキープしていた。

「駄目なら駄目でまた別のところを探せばいいだけだ。とりあえずモニカさんについていくぞ」

 フェリクスはクロトやリリサを追い抜いてモニカに近づこうとする。

 しかし、リリサに進路を妨害されてしまった。

「フェリクス、あんたは駄目」

「どうして……」

 不満げなフェリクスに、リリサは背後を指差し答えを告げる。

「あの荷馬車、猟友会の支部にまで届けておいてちょうだい」

 リリサの指差した先には路肩に止めていた荷馬車の姿あった。

 あのまま放置しておくと通行の邪魔になるし、荷物を盗られる危険もある。

 フェリクスは荷馬車に振り返った後、改めてリリサに不満を告げる。

「そんなのクロトにやらせればいいだろ。俺はモニカさんと……」

 リリサの隣で不満を言うフェリクスだったが、背後からジュナに服を引っ張られ、後ろに追いやられてしまった。

 ジュナはフェリクスに上から目線で物を言う。

「新入りが文句言うなよ。ほら、さっさと行ってこいよ」

 ジュナの言うとおり、フェリクスはこのメンバー内では新入りだ。

 新入りは往々にして先輩の命令に従うものである。

「くそう……」

 フェリクスもそれを理解してか、悔しげな表情を浮かべながらも荷馬車のある場所へ向けて戻っていった。

 そんなこんなで、フェリクスを除いたメンバーは壮年の職人のあとに付いていくことになった。


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