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新しい住人
朝方まで降っていた雨が止み、薄暗い光が細い路地を曲がった角にある、一軒のアパートを照らす。
今にも崩れそうなボロアパートは、眠っているかのように静かだ。
玄関のドア前の、庭とは言えないほどの小さな広場には、ここの住人の手造りであろう、木の長机と椅子が6個ほど置いてある。
そんな、ボロアパートの前にセーラー服に黒いロングヘアの一人の少女が立っている。
今日から、このアパートに住む大阪から来た高校生、花村凛はアパートの壁のレンガに埋め込まれたインターホンを押した。
自分は、普段は漫画を描いているのですが、今回の話は小説で書いてみようと思い、挑戦してみることになりました。
興味のある方は、どうぞ読んでみてください。