第6話:〜編入試験の結果〜
今回は少し短いです
学校から帰宅した俺は絶句した。
「えへへ〜♪ボク凄いでしょ〜」
俺は一枚の紙をもっている。
そこには………
「『編入試験の結果、レナ・メイル・アルフエルは等高校につきまして、優秀な成績をおさめました。よって合格とみなします。尚、試験の結果を同封しておきます』」
まさか、合格するなんて………。
いや、合格するだけならまだわかる。生物には未知の可能性を秘めているからだ。
だが………これはどういう事だ?
紙にはこう書いてあった。
【テスト結果】
【古典百点】
【数学百点】
【英語百点】
百点、三連発!?
予想外デス。ソフト〇ンクもまさかの予想外。
俺だってギリで合格したのに、いとも簡単にこいつは。
「ねぇヒカル。凄いでしょ? 見直した?」
「あぁ、すげぇ。お前ってこんなに頭良かったんだな」
「だからいったでしょ。首席で卒業したって」
そういえばそんな事言ってたな。まさか本当だったとは。
「ヒカル。その………」
「なんだ?」
「んと………えっと……ご褒美………」
あぁご褒美ね。そりゃ欲しいよなご褒美。
「ご褒美って言っても俺、なんにも買ってきてないぞ」
「うん、だからね。頬っぺたに………キ、キ、キ」
「キ?」
レナは頬を真っ赤にして言った。
「キ、キ、キ、キ、キスして!」
な〜んだ。キスか。キスぐらい、いくらでも………。
キスッ?!
「お前、今なんて言った?」
「だからボクの頬っぺたにキスしてって言ったの! 何度も言わせないでよぉ」
キスって………。
これコメディーだし。
いやラブコメだけど、このままじゃジャンルが恋愛になるぞ? 読者が急展開すぎてついてこれないぞ?
てなわけで、否。
「お前、それは無理があるぞ」
「無理があるっていってもぉ〜〜」
こっちを上目使いでみてくる。そして女の最終兵器を出した。
簡単に言うと、泣きだしたのである。
「バッ、何泣いてんだ!」
「だって、だって、ヒカル、が、ボクの事、嫌いって………」
困ったなぁ。
「誰も嫌いとは言ってない………わかったわかった、キスすればいいんだろすれば! その前に鼻かめ鼻!」
俺は後ろに向き、ティッシュを取る。振り返り、それをレナに渡そうとした瞬間、レナの唇が俺の頬に触れていた。
「もぉヒカルが遅いからボクからしちゃた♪」
「な、な!」
いきなりだ!!。
ヤバい。心臓がドクドクいってる。
「ボク、恥ずかしいよぉ〜〜」
両手でいやいやしながら自室に走っていくレナ。
キスされたところがまだ暖かいような気がする。
「どうしよう………」
俺だって男だから嬉しいには嬉しい。
だけど、いきなりすぎてびっくりした。
う〜〜ん。
「こういう時は寝るに限るな!」
俺も自室に戻る。
さて、一眠りしたらレナの編入祝いで、焼き肉屋でも行くか。
そして俺は布団に横たわり寝る態勢になる。
ちなみに、俺はベットより布団の方が寝やすい。だって、落っこちないから!
「お金、余ってるかな?」
そんな事を思いながら俺は一眠りした………。
第6話:〜編入試験の結果〜を読んで頂きありがとうございます。又、この時点でアクセス数が1000突破!!これも皆さんのおかげです。感謝しまくりです。では、これからも居候はヴァンパイア!をよろしくお願いします。尚、次の更新は春休みが終わったので少し遅れそうです。ですが、一週間に一回以上は絶対更新しますので何卒よろしくお願いします。