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第36話:〜旅行の買い物?〜

更新遅れました

 今日は水曜日。


 時刻は十時三分


 一昨日、旅行に行くと半ば強制的に決まったので買い物に来ている。


 あ、今は夏休み中だからサボりじゃない。


 我が校は、休み多ければ夏休みに入るのも早い。

 俺としてはラッキーだけど。


 さてさて、俺は一人で買い物に来てる訳ではない。一人の方が良かったが……。

 彰と幸治、レナと寿さんも一緒に来ている。

 ま、いつものメンバーだな。

 そのいつものメンバーに一昨日、寝てた隙に顔に落書きをされてしまった。


 くっ……不覚だったぜ。


 その後はたっぷりとお仕置きをしてあげたんだけど。


「皆。とりあえず、買い物は男女別行動にしないか?」


 彰が突然、提案する。


「何故?」

「いや、だってお前、普通にランジュエリーショップとか入れんのか? 女性専門店とか入れんのか?」

「うっ」


 そう言われるとそうだ。

 レナや寿さんは女子だから、そういう所に行く。だけど俺達が入ったら変態だな。

 いや、変態は一人いるが。


「そうですね。ここは、男女別行動にした方がいいかもしれません」


 寿さんが彰の意見に賛成する。


「よし、じゃあ3時になったらここの噴水の前に集合!」


 皆は頷き、別れた。




 俺達は最初に雑貨を買いに行く事にした。


 とりあえず、歯ブラシとかを買わなければと思ったのである。


 俺は歯ブラシ、ティッシュ、文房具など、もうほとんど家で使う物しか買わなかった。

 だいたい、よく考えれば家にある物を持って行けばいいのだ。


 彰はなんか訳のわからん、棒を買ってるし。

 旅行で何に使うんだよ。


 幸治は、ナイフ各種にメディカルキット……弾薬です。

 …………なんで、雑貨屋にそんなものが売ってんだ? ていうか店長と何、やみ取引してるだよ。


「彰。なんで、そんな棒買ったんだ?」

「それは後でのお楽しみ」


 それっきり、俺が棒の事を聞いても教えてはくれなかった。


「幸治。銃刀法違反だぞ?」

「ばれなきゃ大丈夫だ」

「そういう問題か?」


 俺達は雑貨屋(やみ取引場)を出た後、服屋に行く。


 最近、服を買ってなかったから買いたいと言う俺に、彰と幸治も納得してくれた。


 服屋は以前に行った、寿さんがバイトしている所。

 改めてその店を見てみると、やっぱり、落ち着きがある。

 自然と客が大人しくなるような店だな〜


 ここに、今、問題になってる非行少年をいれたらどうなるのだろうか? 一度やってみたいものだな。


「なんだ? この店。スゲー落ち着くんだけど」


 彰までもが、段々口数が少なくなって来ている。

 むろん。幸治は元々、必要な事だけしか喋らないので、外に出ている時と大して変わらないが、やっぱり、何処か落ち着いている。


 今度、寿さんに聞いてみるか。なんでこんなに落ち着けるのか。


「とりあえず、彰と幸治はなんか買いたい服あるか?」

「いや、無い」

「右に同じだ」


 彰と幸治は俺が買い物してる間は、二人共、腹が減っているらしいので近くのファミレスに行くと言って、店を後にした。


 さて、俺はとっとと服買うか………。





 俺は紙袋を片手に彰と幸治がいるファミレスへと向かっている。


 雑貨買ったし、服も何着か買った……もう買う物は無いよな?


 俺は誰に聞く訳でもないが、疑問系にしていた。

 自分への確認の為。


 と、俺が確認をしていて前を疎かにしていると、当たりました。


 金髪チンピラさん共に。


「何処見てんだよ? あぁ?」


 睨まれる。


「すいません。わざとじゃないです」


 一応、戦闘になるとめんどくさいので謝っておく。


 こっちが悪い訳だし。


 だが、チンピラさん共は許してくれる訳もなく、リーダーらしき人物が胸倉を掴んでくる。


 なんで、いつもこんな目に遇うんだろうか?

 雑魚を相手にする程、こっちは暇じゃないのに。


「許して欲しかったら、有り金全部よこせや」


 有り金…………


 俺の残金を頭の中で計算してみる。


 残り10円。


「有り金、今、10円しか残ってないですけど?」

「あぁ?! だったら、そこら辺にいるやつからでもいいから借りてこい!」


 こっちをじろじろ見てくる通行人をチンピラさんは指差す。


 俺は、わかりましたと答えて、それと同時にリーダー格に鳩尾を叩き込む。


「わかりました。貴方達から借りる事にするよ」


 チンピラさんは皆、リーダー格が一瞬でやられた事に対して驚愕し、驚愕から覚めると俺に襲いかかって来た。


 敵は六人。


 倒せない人数じゃないか。


 一人目の顔面パンチを左に避けて、その際にパンチしてきた右手首を右手で掴み、こちらに引き寄せる。

 そして、左手で外側から顔面に掌底をくらわせる。


 二人目、三人目は左右から来たのでバックステップをして避け、両者の頭を持ってお互いにぶつける。


 四人目は左ミドルキックをしてきたので右脚で受け相手の内股をレールにし、右脚を相手の大事な部分に強打させる。


「もう、終わりか?」


 彰程ではないが、戦闘状態に入っている俺は声のトーンが低い。


 自覚はあるから大丈夫だけど。


「危ない!」


 どっかで聞いた事のある声。


 突然だった。


 俺の一瞬の隙をついて、後ろから棒を持って撲り掛かってくるチンピラ。


 くっ……間に合わない!


 受け身に入ろうとした刹那、電光石火の如く来た人物によって急襲してきたチンピラは地面にキスすることになった。


 その突然入って来た人物は後ろ姿。

 だけど、すぐにわかった。


「全く……いつも私が言ってたでしょ? 『相手に隙を見せるな』って」


 その人物は風になびく天然茶髪ショートヘアーを片手で制しながらこちらを振り向く。


「元気にしてた?」

「嘘だろ……」


 俺の目の前にいる人物。



 それは正しく、俺の師。



「稟………」


 森 羅槞稟だった………


第36話:〜旅行の買い物?〜を読んで頂きありがとうございます。一週間も休養を取ってしまいすいません。多分、これからもそんな事がたま〜〜にあるかも知れないので、その時は…………謝って謝って謝りまくります。すいません……………では、これからもよろしく居候はヴァンパイアをよろしくお願いします。次回の更新は水曜日か、木曜日です。

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