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第35話:〜暑い中〜

いつもより短いです。

「ヒカルぅ〜暑い〜〜」

「俺だって暑い」


 なんか、こんなやり取り前も行われた気がする。


 ここは、本当に定着してる我が家。

 今、かき氷を食いながらテレビを観ている。


 あ〜暑い。今日はかなりの暑さだ。


 最近は地球温暖化でどんどん気温が暑くなってるが、これは正に地獄だ。

 ほら、もうかき氷が水になってきてるし。


 俺は水になりかけてるかき氷をスプーンで一回、すくい上げてから自分の口に運ぶ。


 シロップの味しかしない。


 レナのかき氷も水になりかけており、レナも急いで自分の口に運んでいる。


 ピーンポーン


 俺とレナが必死にかき氷を食っているとチャイムの音。


 時刻は七時八分。


 お天気お姉さんが、天気を知らせてくれてる時間帯だ。


 いったいなんだ? こんな朝早く。


 俺はめんどくさいので、応答しないで放置しておく。


 あ、俺とレナがこんなに朝早く起きてるのはたまたま両者共、珍しく早起きをしたからである。


「いいの? ヒカル。ピンポン鳴ってるよ?」

「あぁ、いいんだよ。こんな朝早くから来る奴は、バカと決まってるからな」


 レナはわからないようだが、お前の身近にいるだろ? 非常識なバカで変態が。


 俺はかき氷を食べ終わったので、立ち上がり、キッチンに皿を持っていく。

 ついでに、レナのも持ってってやる。


 そろそろだな……。


 俺はキッチンに皿を置き、ベランダの窓の前に立つ。


 ここまで、くれば皆さんお分かり、彰の登場………おかしい……


 何がおかしいかって? 彰が現れない。


 奴はいつも、ピンポンを押しても出てこないと分かるとベランダに来るのだが、今日は何故にか来ない。


 こりゃ、もしかしたら新聞の配達の人かもしれねぇ……


 俺は少し焦り、居間から出て玄関まで行く。


 そして、ドアを開けると


「え? 寿さん?」


 ドアを開けると寿さん……の後ろに彰と幸治がいました。


「どうしたんだよ? こんな朝早く」

「今度の日曜、旅行に行かないか?」

「旅行? まぁ入れ」


 俺はとりあえず、皆を居間に入れる。


 今日は日曜なんで学校は無しです。一応。


 皆の分の麦茶をコップに入れて、差し出す。


「で、なんだよ」

「だから、旅行に行こうって言ってんだよ」

「金ない」


 俺は即答して遠回しに断る。


「幸治が保証する」

「は?! 約束してねぇぞ!? そんなの!」

「まぁ、いいじゃん。お前、こ〜んな、金腐る程持ってるし」


 彰は手を大きく左右に手を広げてみせる。


「そうだけど………」

「ま、そんな訳で行こうぜ」

「どんな訳だ」


 俺は麦茶を飲み干し、コップをちゃぶ台に置く。


 どうしようかな?


 確かに旅行は楽しいと思うし、いいんだけど……

 反面、色々と買い揃えなきゃダメだもんな。


 う〜〜〜ん、悩みどころだ。


 俺が頭を捻らせてるいると、肩をちょんちょんと叩かれる。


「ヒカル。旅行って楽しいの?」

「『楽しい』って……旅行した事ないのか?」

「うん」

「今、お前だって旅行してるんだぞ?」


 レナはまたもや、わからないと何個も頭に『?』マークを出している。

 俺がかみ砕いて説明してやる。


「今、お前は故郷を離れて、地球に来てる。そして、俺の家に泊まってる。これでも、一応旅行だ」

「へ〜〜。じゃあボク、旅行に行く」

「よく言った、レナちゃん!」


 残るは俺だけか………くそ! なんだよ! この空気読めみたいな感じ。

 四人の視線が俺に集中する。


「光さん。勿論行きますよね?」

「ヒカル行こうよ〜〜」

「光、空気読めよ」

「夢村、大丈夫だ。金は俺が一応保証してやるから」


 畜生!


「あ〜分かった。行くよ」

「よし! じゃあ来週、日曜の午前六時に幸治の家な」


 皆、彰の言葉に頷く。




 どうなる事やら………。


 ていうか、こいつらなんでこんな朝早く来たんだよ……


 俺は皆がいるにも関わらず、寝てしまった。


第35話:〜暑い中を読んで頂きありがとうございます。段々、更新ペースが狂ってきました。すいません。作者の力量不足です。はい、ですから調整するために次回の更新は水曜日は更新しないで日曜日にさせて頂きます。誠に申し訳ありません。では、これからも居候はヴァンパイア!をよろしくお願いします。

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