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第21話:〜夕食にて〜

すいません。更新は本来、朝にするんですが今回は寝ぼけてしまってて忘れてしまいました。これからはそんな事は無いように気をつけますので、どうかこれからも居候はヴァンパイア!をよろしくお願いします。

「よし、できた」


 俺は晩ご飯をつくり終わり、二人をおこす為少し大きな声をだす。


「お〜〜い。飯だぞ二人とも!」


 ……………。


 まったく起きる気無しか……。


「ふ・た・り・と・も! ご飯できましたよぉ〜」


 次は一言、一言に力を込める。


『ZZZ………』


 こいつら、ある意味すげぇ………。

 耳栓でもしてるのか?


 二人に歩みよる。


 寿さんとレナの耳を引っ張り、大声を……出すのはひと昔前のやり方。

 最近、見つけたやり方は………。


「ふぅ〜〜〜」


『あひゃ!』


 やってやったぜ♪


 何をやったかって?


 そりゃ、耳に息を吹きかけたに決まってるっしょ。


「やっと、起きたか二人共………」

「う〜〜もう少し、寝させてよぉ〜〜」

「そうですよぉ〜〜光さん。なにも、こんなやり方しなくても………」


 レナと寿さんが恨めしそうに睨んでくる。


 うん♪全然怖くない……。だって、睨み方が上目使いなんだもん……。


 つ〜か、かわいい………。


「ヒカル、どうしたの?」

「光さん、どうしたんですか?」


 二人が心配そうに声をかけてくる。


 う……見とれてた。


「な、なんでもない。ほら、二人共。準備手伝え」


 無理矢理、話しをそらして皿をちゃぶ台の上に並べる。さすがに三人だと、少し面積が窮屈だ。


 皿を並べ終わり、その中にハンバーグを乗っけていく。


 準備をし終わり、三人で食べる態勢に。


「では、いただきます」


『いただきま〜す』


 三人で飯にぱくつく。


 と、ここで皆さんに説明しよう。俺はある実験をしてた。

 ハンバーグをつくるさいに、レナのハンバーグにはニンニクを混ぜ、寿さんの方には飲み物をお酒にしておいた。

 さて、一体どんな反応をするかなぁ〜〜。



 ガバッ



「うぅ〜ヒ・カ・ルん♪」


 あら? これはどういう………。


 俺は今、レナに押し倒される形になってる。

 レナは俺が目を放した途端に抱き着いて押し倒したのだ。



「ちょっ、お前どうしたんだよ!」

「ん〜〜? どうもしてないよぉ?」


 いや、明らかにおかしい。喋り方は変わってないのだが、なんかこう……声が、声が色っぽい。


 ていうか、この態勢はヤバい。この小説は暴走気味だけであって一線を超えては駄目だ。


 と、そんなツッコミをいれてる場合ではない。レナが、顔を近づけ来た。

 レナの頬は少し朱色になってる。


 とにかく、だ。この状態を回復するには助けが必要だ。レナは力が強くて一人で引っぺがそうとしても無理だった。


「寿さん、Help、Helpme」


 必死に助けを呼ぶ。


 だが……………。


「それくらい引っぺがせないようじゃ、まだまだ幼稚だなぁ〜〜ん?」

「あの……寿さん?」

「んだぃあんた」


 …………寿さんの口調が変わってるぅ〜〜〜。


 何故?


 俺は即座にわかった。寿さんの飲み物はお酒だ。

 って事は………酔った?

 いや、だけど……口調変わりすぎ……。


「寿さん、水を飲んできた方がよろしいかと……」

「うるせぇ! あんた! あたいは、こいつが酒を飲んだ時しか外に出れないんだ! 黙ってろ!」

「はいぃ! わかりましたぁ!!」


 こ、恐いッ! もはや別人………別人?

 今、寿さん、『こいつが酒を飲んだ時しか外に出れないんだ!』って言ったような……。


「寿さん」

「あたいは香苗じゃねぇ! 成海 ルルだ!」


 へ〜随分と可愛い名前を持ってるんですね……じゃなくてッ! 自分からあっさり正体ばらしたよ! ていうか、寿さんもしかして二重人格?!


 いや、そんなツッコミは後でまずレナをどうにかしなきゃ。


「さっきから重いんだよ! どけぇ!」


 渾身の力を込め、レナをすっ飛ばす。すっ飛ばした先にちゃぶ台があり頭をゴチン。


 レナ気絶。


 だけど俺、お構い無し。レナはそんなんじゃ傷一つも付かないから。

 そんな事より、寿………成海さんの事を聞かないと……。


「寿………成海さん。あなた、一体誰なんですか?」

「だから、あたいは成海 ルルだと言ってるだろ」

「いや、そんなんじゃなくて……寿さんの二重人格−−−」

「−−−そうだ」


 即答!? もしや聞かれるってわかってたんじゃ………。


 俺が脳をフル回転させてると、寿……成海さんが口を開いた。


「あたいの本体……香苗か……こいつが酒を飲むと一時的だがあたいが香苗に変わって顔を出すのさ、質問は?」

「え〜と、何故にあなたは顔をだすんですか?」

「香苗は酒に弱いからな……ちょっと待て! 香苗から普通は酒は飲まない。さらに、あたいは香苗が本体の時でも意志はあるんだ。あたいが本体の時は香苗に意志は無いんだが……。あんた、香苗に酒を飲ましたな?」


 ご明答………。すんごい洞察力……。そして、すんごい殺気! ゴゴゴゴゴゴっていう擬音がついていいくらいの……。

 今回はコメディー的に終わりそうもなかった。


「あんた馬鹿! 香苗に酒を飲ませるなんて! 香苗がどんなに苦しむか知らないで! 何考えてんの馬鹿! どうせ、香苗に酒を飲ましていかがわしい事でもしようとしてたんだろ!」

「いかがわしい事って……それより苦しむって?」

「あぁ、それね」


 軽く成海さんは頷く。

 俺はその間に、コップに入った麦茶を飲み干す。


「二日酔いって聞いた事あるよね? あたいが本体になってる時はいいんだ、あたいは酒に強いから。だけど、香苗は違う」


 成海さんが重々しく口を開く。

 俺は次第に真剣に聞いており、正座をしてた。


「違うって何が?」

「まだわからない? 香苗は二日酔いに物凄い弱いの! 酒を飲んだ次の日なんて見てられないんだ……まったく、香苗はなんであんたなんか……」

「すんません」


 あんな重々しい口調で喋られたら、もう謝るしかない。


「あたいが謝られてもしょうがないの! ちゃんと、香苗に謝りなさい! そして、明日は香苗に付き添ってあげなさい! いいわね!」

「え? でも………」


 明日はレナと約束がはいってるから、無理なんだけど……。


「い・い・わ・ね!」

「はいぃ!」


 男とはふがいない生き物だ。女に凄い形相で迫られると、承諾してしまう。………ただ単に俺がふがいないだけか……。


 レナ………。


 レナの方をちらっと見る。

 何故だろう。レナとの約束を他の約束でキャンセルしようとしただけなのに、心が傷む。

 はぁ〜〜俺にも善人心がまだあるんだな〜〜。


「おい、あんた! なに気持ち悪い顔をしてる。そろそろ、あたいは香苗と入れ代わる。ちゃんと香苗に………謝って……おけよ」


 成海さんは最後に『じゃあな』と言い残して本体を寿さんに替わった。


 その後の静寂は空気が重かった。

 レナは気絶してるし、寿さんは成海さんと入れ替わった反動で寝てる。


 つまり、起きてるのは俺だけ。女の子が二人寝てて起きてるのは俺だけなんです。この状況は、本来ならヤバいのだが生憎、俺はそんないかがわしい事は考えてない。

 とりあえず、レナをレナの部屋に持って行き、ベッドの上に寝かす。

 寿さんを俺の自室に持って行き、レナと同じように寝かせた。


 さて、これで一段落ついたな……俺、何処で寝よう……あ、居間があったか。

 居間に行き、毛布を被り寝る。

 明日はレナに謝っておかないと……それに寿さんにも……本当、悪い事したっぽい。

 ああ、明日は謝り三昧だな。




 俺は謝罪の言葉を考えながら、眠った……。



第21話:〜夕食にて〜を読んで頂きありがとうございます。前書きにも書いてありましたが、本当にすいません。寝ぼけて、やった事を白状しますので許して下さ〜〜い。 まず起きます。その後携帯を真っ先に開き今日の予定を見ます。その時、頭を扇風機にぶつけて普通ならここで眠気が吹っ飛ぶのですが吹っ飛ばずにカレンダーを約30間ぐらいずっと見ます。ここで「あ〜〜カレンダーは何も書いてない。う〜〜ん書いてるんじゃないか?」と、意味不明ちんぷんかんぷんの言葉を発します。そしてそのまま、二度寝です。 てな訳で本当に申し訳ありませんでした! 悪い話ばっかだと気分がすぐれないのでここで吉報。アクセス数が8000件を突破しました! 10000件まで後2000件! 頑張っていきますのでこれからも居候はヴァンパイア!をよろしくお願いします。

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