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第十五話 帝国にて。

世界観の一部を書いておきます。


この世界の国家は一つの星を支配しています。逆に、一つの星に複数の国家がある場合、他の星から統治さえできない未熟な国家だと馬鹿にされます。

 ナグルファはバルホール帝国へと降りていた。一時の休暇を告げられた帝国の軍人はすぐに帝国の街の中へ消えていったが、セーマを初めとした帝国に馴染みのない者達はどうしていいのかわからなかった。


 そんな彼らも街へ出かけ始めたころ、セーマのもとにオピスがやってきた。


「セーマ君、休暇でちゃんと休めていますか?」


 その声にセーマは振り向く。


「オピスさん。僕はちゃんと休めてはいますよ。ただ、帝国のことは分からないので他の人みたいに出かけたりはできてないんですけどね」


「そうでしたか。たしかに、ニベ公国の皆さんには配慮が足りなかったかもしれませんね。では、セーマ君。行きたいところとかないですか?今日私も休みも貰っているので、できる限り案内しますよ」


「そんな、申し訳ないですよ」


「いいんですよ。では、この前の恩返しとでも思ってください。それに、私が帝国で行きたいところなんて無いですから、少し退屈なんですよ」


「そ…そういう事なら。じゃあ、いろんなカークスがある場所ってありますか?」


 セーマは少し遠慮がちにそう言った。


「ええ、ありますよ。それでは、まずはその場所に行くとしましょう」


 ―――――

 ―――

 ―


「ここが、カークスを生産している工場です」


「おお~、すごいですね!あそこで造られてるのはモートⅡですか?」


 セーマは組み立て途中と思わしきカークスを指でさしてそう言った。


「ええ。セーマ君の言うとおり、あれはモートⅡです。最近の帝国ではあれを大量生産することで戦力を増強しています」


「なるほど…あれ、あそこにあるのは何ですか?」


 セーマはまた別の機体を指さす。


「あれは…見たところ、ハルモディアの量産型でしょうか。見た目の特徴が少し似ていますね。ただ、本体はモートⅡに近いデザインとなっていますし、ビームキャノンが少し細くなっていますね。もしかすると量産のための試作型かもしれません」


「ハルモディアも量産されるんですね…そういえば、アイシャ皇女の機体は何という名前なんですか?」


 セーマはオピスの方に振り向いてそう尋ねた。オピスは少し考え、答えを口にした。


「あれはテンシュカという機体です。お察しの通り、あの機体は現在アイシャ様の専用機です」


「そうなんですね。という事はテンシュカはすごい性能なんですか?」


「ええ、確かにあの機体の性能はすごいですよ。しかし、別に何かが優れているというわけでもないです。あの機体はモートの延長線上にあるような機体ですから」


「え、そうなんですか!?」


 セーマはあの時のことを思い出していた。


「ええ。なので、調整をすれば多くの人があの機体に乗っても乗りこなせるでしょう。しかし、今のテンシュカはアイシャ様用に調整されています。アイシャ様は反応速度がものすごく早い方なので、もし一般兵が乗ったらまともに曲がることも出来ないでしょうね」


「そうなんですね。だからあの時後ろをとっても駄目だったのか…」


「それに、アイシャ様は勘がいいですからね。背後を取られることを察していたのかもしれません」


「ええ…本当に勘ですか?思いっきりコックピットに銃口向いていたんですけど…」


 セーマはあの時のことを勘で片づけられるのは少し不満だった。


 ―――――

 ―――

 ―


「ここがカークスの運用試験や訓練をする基地です。戦場では見れない機体が数多くありますよ」


 オピスの案内に従って歩いていると、セーマの頭上に何かが通り過ぎる。


「っ!今のは何ですか?」


「今のは試験飛行中の可変機のようです。データによると、名前はクレーエのようですね」


「クレーエ…可変機っていう事は、人型と戦闘機型があるってことですか?」


「ええ。そのようです。役割は戦闘だけでなく、偵察や輸送なども含まれるようですね」


「戦場に投入されるのはまだなんですか?」


「以前の試験では可変機構に問題があったようですね。空中で素早く人型に変形できなかったようです。ですが今回は改善しているようですね」


 セーマ達が見ている先でクレーエが人型となり、地面に着地する。


「あの機体と戦うことになったら厄介でしょうね」


「ええ。特にハルモディアは相性が悪そうです」


「オピスさんなら一撃で墜としそうですけどね」


「そう言って頂けると嬉しいです。そういえば、セーマ君はどうして色々なカークスが見たいといったのですか?」


「単純に好きだからというのと…味方を知っておきたかったからです。レーダーとかが使えないときに味方の姿を知っていたら違うでしょう?テンシュカだってあらかじめ知っていたら攻撃せずに済んだかもしれないですし」


「確かにそうですね。ですが、アイシャ様はそもそも戦うつもりだったので意味なかったと思いますよ?」


「そういえばそんな人でしたね…」


 そんなことを話しながらキャタピラが付いたカークスやいろいろな機器を背負ったようなカークスを見ていたセーマたちは、もう昼頃であることに気が付いた。


「セーマ君、おなかが空いてないですか?おいしいお店を知っているので、良ければ行きませんか?」


「いいんですか!?ぜひお願いします!」


 そうしてセーマは、オピスおすすめの店へと行くこととなった。

 クレーエ


 バルホール帝国で製造された可変機体。試験飛行時に可変機構の欠陥が発覚したが、無事に解決できたようだ。この機体は重力下で高速飛行をすることができ、その機動力を生かした戦闘やカークス・資源の輸送、偵察機としても戦場に追加されるだろう。


〈武装〉


 ビームガン、ビームライフル、ビームソード、バズーカ、ライフル、シールド、ミサイル等






 今更かもしれないけど、武装欄にある武装は全部持っているというわけではないです。武装欄の武装の内の何個かからパイロットが選択して装備したりしています。

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