3話 冒険者達の出発
???「リザ、我ら人族はいかなるときも魔族のことを考えなくてはならん。異なる種族とはいえ、同じ命なのだからな」
「おはよー、今日はよく寝たなー」
モハレが起きたようだ。
「おはようございます、モハレさん、私とクーパーはもう起きてますよー」
リザも起きている。
「おはよう、モハレ、今回チャークへ行くんだが、1日じゃつけないと思う。だから、準備整えてからでるぞー」
俺はそうモハレに言った。
「はーいよ、よーし、マリスをおこすか、マーリスー朝だぞー!」
モハレはそうマリスにどなった。
「もーなによー、モハレー私はさっき起きたよーそんな怒鳴らなくてもいいのにー」
マリスはそう言って布団から出てきた。
「よし、みんな起きたね!じゃあ俺からチャークへの説明をするよ!今日は午後にこの町をでる!だから今からあと2時間くらいで準備してくれ、そして、さっきモハレにも言ったが、今回の旅は長い。しっかりと準備を整えてくれ。」
俺はそう言っといた。
「はーい!」
マリスの元気な声が、
「はいよ!」
モハレの力強い声が、
「わかりました」
リザの穏やかな声が、
みんなの声が響く!
どうやらみんな、今回の旅を楽しみにしてるようだ。そりゃあなにせ新しい町へ行くんだからかな。
「おい、クーパー、武器屋いくぞ!」
そうモハレが言ってきた。
「わかった!今行く!」
俺はそう答えた。
「じゃ、2人ともー2時間後に町の門で集合ねー!」
マリスはリザと買い物に行くようだ。
「「おう!」」
そうして俺とモハレは武器屋に向かった。
「ふー、どの盾にするかなぁ?この盾は軽いんだが、こっちのよりも小さいんだよなー」
モハレは悩んでいる。
「おい、モハレ、そんな金あるのか?」
俺はそう尋ねた。
「大丈夫さ、今のこの盾を売ればいける」
モハレはこの盾が欲しいようだ。
「はーいよ、じゃ俺は剣選んでるわー」
俺はそう言った。
「わかった、盾買い終わったら行くぞ」
モハレはそう答えた。
そう言って、俺は剣売り場に向かった。
「いらっしゃい、いい剣売ってるよ、だが小僧、お前さんはその剣でいいんじゃないか?その兵士の剣だったら、この店でもなかなかいい部類だぞ」
店のおじさんはそう言ってきた。
「いや、だけどこれよりいいのが欲しいんです。なんかありますか?」
俺はそう答えた。
「ふーこの剣よりいいものかー、じゃあこれはどうだ?俺の店で最高の剣だ!」
そう言って、おじさんは水色に輝く剣を取り出した。
「これいいですね!」
俺でもわかる、素晴らしい剣だ!
「だろ!しかもなその剣は剣の力を引き出すとアイスと同じ氷属性の属性をまとった攻撃ができるのだ!」
その色のとおりに氷の技が使えるらしい。
「おじさん!この剣、ください!」
俺は即答した。
「よーし、まいどあり!その剣を売ったゴールドで少しお釣りがくるぞー」
そう言っておじさんは俺に剣をくれた。
「よっしゃ!これで強くなったぞ!」
俺は最高に嬉しい!
「おークーパー、氷の剣を買ったのか、それはなかなかいいぞ!」
モハレが合流してきた。
「モハレはなにを買ったんだ?」
俺はそう聞いた。
「俺はこの鉄の盾だ!守れる範囲が広いからな!」
モハレは自信ありげに盾を構えた。
「よし!そろそろ時間だな、門に行くぞ!」
俺は街の時計を確認してそう言った。
「わかったぜ!」
モハレはそう答えた。
そうして、町の門へ向かった。マリスは、魔法のローブ、リザは鉄の槍を買ったようだ。
「よし!チャークへ行くぞ!」
俺は掛け声をかけた!
「「「おー!」」」
みんなの声が街に響いた。
チャークへの道は半分を過ぎただろうか、既にいくつものモンスターと戦った。
「ふー、それにしてもやっぱ冒険って辛いなー」
俺はそう呟いた。
「大丈夫か?クーパー、でも俺も疲れたなー」
モハレも疲れたようだ。
「マリスも疲れた〜ねぇー休もうよー」
どうやらマリスもだ。
「そうですねーあそこで少し休みますか」
リザはそう提案した。
「そうしようぜ」
モハレはそう答えた。
道から少し外れた木の木陰で、休むことにした。既に日は暮れかけている。少し休むと言ったが、このままここで日を跨ぐのもいいのかもしれない。
「もう日も暮れてきたことだし、今日はここで休まないか?」
俺はそうみんなに聞いた。
「うーん、確かにクーパーそれでもいいかもね。マリスは賛成だよ!」
マリスは賛成のようだ。
「確かに無理は禁物ですからね、そうしましょう」
リザもだ。
「おう、なら俺はテント張っとくぞ」
モハレはテントを張る準備をし始めた。
「マリスは薪とってくる〜」
マリスはそう言って遠くに出て行った。
「じゃあその後私は料理をつくりますかね」
リザはそう言いカバンから食材を出した。
「じゃ、俺は今日の魔物からの戦利品整理しとくよ」
そう言って俺はカバンの中の戦利品を整理し始めた。
みんなは各自の仕事をし始めた。テントが作り終わって、薪で料理が完成して、戦利品整理が終わったとき、もう日は暮れきっていた。
「「「いただきまーす!」」」
三人の声が上がる。
「まだまだ作ってありますからね、たくさん食べてくださいよ」
リザはそう答えた。
「「「はーーい!」」」
三人はまた声を揃えてそう言った。
みんなでワイワイ夕食を食べた。これからずっとこんな日が続いていくのだろう。楽しみだ。
「そういえば、なんで俺たちは魔王を倒すのか?」
モハレはそう言った。
「モハレさん忘れたんですか?魔王軍は神の約束を破ったからですよ」
リザはそう答えた。
「神の約束?なんだそれ?」
モハレは知らないようだ。
「もう!忘れたらいけないですよ。仕方ないですね、私がしっかりと教えますから」
そう言って、リザは話を始めた。
「神が世界を複製したのは覚えてますか?複製した後も神はそれぞれの世界で、光の民人族と闇の民魔族に約束をさせたそうです。〈お互いに今後は勢力争いをしないように、そして、もし攻め込まれた場合のみ武力で戦っても良い〉と。それで今回魔王軍が攻めてきました。その為光の民である私たちは武力で戦い、勢力を維持しなくてはいけないのです。」
「ねぇねぇリザ、なんで魔族は攻め込んできたの?」
マリスがそう質問した。
「うーん、この世界は神話によると光の世界らしいです。そのため、光の民である私たち人族の方が繁栄しています。それだからではないでしょうかね」
リザはそう答えた。
「ふーん、そっかー」
マリスは納得したようだ。
その後も色んなことを話した。みんなの出身地の話。モハレの恋の話。マリスの妹の話。気がついたらもうみんなすっかり寝てしまった。
続く
こんにちは、ネットゥーノです。
今回はチャークへ出発。その結果野宿ですね笑笑
野宿での、モハレの恋の話はキャラ本にしたいと思います!いつになるかはわからないけど笑笑
質問があったのでここで返答します。
Q.魔法の属性教えてくださーい。
A.炎、ファイ。
氷、アイス。
雷、サンダ。
風、ウィド。
光、フシュ。
闇、ダーク。
以上が攻撃魔法。
最上級魔法は、〜エスト。上級魔法は、レ〜とつく。
属性関係は、
炎⇔氷
雷⇔風
光⇔闇
です。
回復、ヒール。
復活、アップ。
以上が補助魔法。
上級魔法はモア〜とつく。モアヒールはヒールよりも回復力が多い。モアアップはアップよりも復活確率が高い。
全体対象のは、オル〜。全回復のは、フル〜。とつく。オルフル〜が使えるのは人族と魔族の王のみ。
となっています。
ではまた次の作品で。