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ブレイブクエスト  作者: ネットゥーノ
一章 冒険の旅へ
2/10

2話 冒険の始まり

???「モハレ、ありがと。私を守ってくれて。もし、これから冒険に行くときは誰かの盾になれるように頑張ってね!」

 翌朝、町の武器屋で装備を整えた。

 

「ねぇねぇクーパー、このローブ良くない?」

「まぁいいけど、それ買ったら、もうゴールドなくなっちゃうよー」

「何?俺はこの盾が欲しいのに!」

 モハレはそう言っている。

「えー私もこのローブ欲しい!」

 マリスは言い争いを始めてしまった。

  「まあまあ2人とも、魔物討伐して、それのお金で2つとも買いましょう」

 リザが話を治めてくれた。

「まぁそうだな、俺はその時に新しい鎧も欲しいぞ!」

 モハレは諦めていないようだ。

「私も新しい杖ほしいもん!」

 マリスも諦めていない。

「「やれやれ〜」」

 リザと俺は思わずため息をついてしまった。

 結局、最低限の武器、防具を買って、それらを身につけ町を出た。



 町から少し離れたところで最初のモンスター、スライムが現れた。


「クーパー、そっち行ったぞ!」

「わかった!くらえっ!」


 クーパーの攻撃!

 スライムに3ダメージ!


 スライムの攻撃!

「うわっ!なにこれ!グチョグチョしてきもちわるいし、いたーい」

 マリスに4ダメージ!


「よし、俺の攻撃だ!はぁーうりゃぁ!」

 モハレの攻撃!

 スライムに5ダメージ!


 スライムは倒れた


「ふー、やっと倒せましたね」

 リザも疲れているようだ。


「結構きついなーこれ」

 最後の一撃をくらわせたモハレも疲れていた。


「ちょっとーモハレーそんなこと言ってないでこのウニョウニョどうにかしてよー」

 マリスはスライムまみれだ。


「はーいよ、てか、さっきのスライムの落としたこのウニョウニョ、売ればどんくらいかなぁ?」

 モハレはそう尋ねてきた。


「うーん、道具屋見た感じだと、13ゴールドくらいだね」

 俺はそう言った。


「えっ、それクーパー本当!?じゃあ私たちローブ買うためにはあと何体このドロドロを倒さなくちゃいけないのぉ〜」

 マリスは絶望してしまった。


「まあ、そんなことは気にしない、俺の盾買うためにもいっぱい倒さなくちゃな。まあさっきの戦いで経験つめただろ?それを生かして次の戦いも頑張ろうぜ」 俺はそう締めくくった。


「「「「おー!」」」」


「ねぇねぇ、前からモンスターやってきましたよ、しかも2体」

 リザがモンスターを見つけたらしい。


「マジかよ、また俺の剣のサビにしてやる。」

 モハレは戦闘準備を始めた。


「今度こそ私本気出すもーん。行くよ、クーパー!」

 マリスもテンションが上がってきたようだ。


  「うん、行こうか!」

 俺も準備を整えた。


「私もみなさんを援護します!」

 リザも次は頑張ろうとしている。



 ダークパンプキンが2体現れた!


「よーし、本気出しちゃうよー、アイス!」

 マリスはアイスを唱えた!

 ダークパンプキンAに7ダメージ!


「私、頑張ります!はぁーあ!」

 リザの攻撃!

 ダークパンプキンBに3ダメージ!


「よし、いくぞ!とりゃーぁ!」

 クーパーの攻撃!

 ダークパンプキンBに4ダメージ!


 ダークパンプキンAの攻撃!

 マリスに6ダメージ!


「いったーい、てか、そろそろやばいかもぉ」

 マリスはピンチになってしまった。


 ダークパンプキンBは攻撃体制を整えてる。

「くっ、このままだとマリスが危ない!」

  モハレはマリスを庇っている!


 ダークパンプキンBの攻撃!

 モハレは、マリスを庇った!

 モハレに4ダメージ!


「一回立て直すぞ!」

 俺はみんなの士気を上げようとそう声をかけた。


「おう!」

 モハレの力強い声が響く!


「ええ!」

 リザの穏やか且つ気迫のある声が聞こえる!


「はーい!」

 マリスの元気な声が上がってきた!


「マリス、元気になーれ!ヒール!」

 リザはヒールを唱えた!

 マリスの体力が10回復した。


「ありがとう!リザ!よぉーしクーパー一緒にいくわよー!せーの!」

「「ファイ!」」

 2人はファイを唱えた!

 ダークパンプキンA、Bに5ダメージ!


 ダークパンプキンA、Bは倒れた


「「「「やったー!」」」」

 草原にみんなの声が響き渡った!



「はぁ疲れたなあ、けど結構稼げたんじゃないかな」

 モハレはそう言っている。


「そうですね、これだけあれば、それなりのゴールドはありますかね」

 リザもそう言っている。


「よし、ダーデンに一旦帰ろう」

 俺はそう言った。


  「「「うん!」」」

 そうして、俺たちは来た道を帰っていった。夕方になりかけた色鮮やかな空が、俺たちを見つめていた。



  「ようこそ、ここは王都ダーデンです」

 街の入り口にいる人がそう言った。


「ふーやっと着いたかー」

 モハレはもう疲れきってしまった。


「ええ、帰り道もいくつか戦闘がありましたがうまく乗り切れましたね」

 帰りの戦闘でリザも疲れてしまった。


「私疲れたー、はやく宿いこーよー」

 マリスは疲れきってる。


「ダメだよ、マリス、まずは道具屋でモンスターの落としたやつを売ってゴールドにしないと」

 俺も疲れてしまったが、ゴールドに換金しないといけない。


「えークーパー、私宿屋で待ってるからぁはやくゴールドにしてきてー」

 マリスは早く宿に行きたいようだ。


「ダメですよ。マリスさん。みんなで行きましょうよ」

 リザはそう勧めた。


「リザが言うなら仕方ないやー」

 マリスは納得したようだ。

  そうして、俺たちは道具屋まで行った。


「えーと、こんくらいだと、合計50ゴールドですね。」

 道具屋のおじさんはそう言った。


「はい、わかりました」

 俺たちはそう言った。


「まいどあり!ところでお前さんたち、新米冒険者だろ、違うか?」

 おじさんはそう質問した。

 

「あっ、はい、新米冒険者ですけど」

 リザは答えた。


「だろうな、そんな気がしたぜ、そんなお前さんたちにアドバイスをしてやろう。お前さんたちの行ったチャークへの道は敵は弱い部類だ。だけどな、その道をさらに先に行くと、毒や麻痺などの状態異常を使うやつとかが出てくるんだ。気をつけるんだぞ」

 おじさんはアドバイスしてくれた。


「ありがとうございます」

 そう言って、俺たちは道具屋を去っていった。


「ねぇねぇクーパー、宿まだー?」

 マリスは今すぐにも宿に行きたいらしい。


「そろそろですよ。マリスさん。ほら、見えてきましたよー」

 リザはそう励ました。


 宿屋についた。モハレがドアを開けた。ドアの鈴が軽やかに鳴る。


「いらっしゃい、ここは旅の宿だよ。何人だい?」

 女将さんはそう言った。


「俺たちは4人だ」

 モハレが答えてくれた。


「そうか、なら合計8ゴールドいただくよー」

 女将さんはそう言った。


 クーパーは8ゴールド支払った


「よぉし、部屋を案内するからついてきな」

 階段を登って、すぐの部屋らしい。


 ドアを開けた。目の前にフカフカのベッドがある

「やったー、やっと寝れるわー!」

 リザは嬉しそうだ。


「それにしても今日は疲れたな」

 モハレもそう言っている。


「本当ですねえ、クーパーさんも今日はお疲れ様です…ってあれ?クーパーさんもう寝てるようですね」

 リザはそう言って、クーパーに布団を被せてあげた。


「ははは、マリスも寝ちゃってるな」

 モハレは笑っている。


「2人とも頑張ってましたからねえ」

 リザはマリスにも布団を被せてあげた。


「寝かせとくか」

 モハレはそう言った。


「どうしますか、モハレさん、一緒に一杯いかが?」

 そう言ってリザはカバンから酒を取り出した。


「わかってるなあ、リザ、じゃあもらっとくよ」

 モハレは乗り気だ。


「「乾杯」」

 宿屋に2人の声が響き渡った。


「やっぱ疲れた時に飲む酒はうまいな!」

 モハレはそう言った。


「明日に備えて、私たちも早く寝ましょう」

 リザは早く寝たいらしい。


「そうだな」

 モハレは今日のことを振り返った。冒険1日目にしてはうまくいったと、モハレは思ってる。そこにふと、過去のある情景が浮かんできた。


  幼なじみの少女がモンスターに襲われたところを小さい頃のモハレが守ったときの情景。そして、少女が言った台詞を。


「誰かのために盾になる…か…悪くないな」

 そうモハレは呟いた。


「ん?モハレさんなんか言いましたか?」

 リザは尋ねた。


「いいや、何も、それよりはやく寝ようぜ」

 モハレはごまかしたようだ。


「そうですね。おやすみなさい、モハレさん」

 リザはその先は聞かないことにした。


「ああ、おやすみ」

 モハレはそう言った。


 新米冒険者たちの頭上を満月が見守るように輝いていた。



 続く

こんにちは、ネットゥーノです。

さて、クーパーは仲間を連れてようやく冒険に出ましたね。

みんなでワイワイと冒険をする情景をえがいていきます。

そして、1話もそうですが前書きが気になったと思います。前書きはいつか出る人の台詞です。その登場人物は楽しみにしてください。

それではまた、次の作品で。

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