またしても静かなバトル
一つの話が長すぎたらすいません
俺は紗希の言ったことに息を詰まってしまう。
「、、、そりゃーもちろん」
「今の間何よ」
「何って、、、色々あるんだよ。でも俺に彼女ができたからって気にしなくていいんだぞ。お前に好きなやつができたのなら話は別だが」
「ふーん。って私はそんなやついないしっ!はぁ~、ねえバカ海翔、今週の日曜日に水族館行きたい」
「そーかお前にはいないのか。しかもいきなりどーした?」
日曜日、、、日曜日、、、なんかあったっけ?
そーだ日曜日は瑠美との偽デートがあるんだった
「すま、、、「海翔君は日曜日に私とデートするのです」
その声は、、、まさか!案の定、瑠美だった。
「全く先に行ってしまうなんてひどいですよ。しかも私以外の人とこんなところに。しかもさっきから連絡していますのに」
ほんとだ。気づかなかった。てへぺろっ!そんなことより
「なんでお前、こんなところに、、、」
「私は海翔君のいるところはどこでも分かります」
やだ怖い、GPSなの?ストーカーなの?
「なので私もご一緒させてもらっていいですか?」
うわっ笑顔が、もちろん良いですよねっ!っていう笑顔だよ
「あぁ、、、すまん、いいか?紗希」
「別にいいわよ」
意外と素直っ!?海翔君はとてもうれしいよ。そんなに素直になってくれて。なーんて
「じゃあどこに行く?」
「「海翔の家っ!」」
「はぁーーっ!?」
ってことでやって来ましたわが家
「先に俺の部屋に入っててくれ。お茶を持っていくから」
「はい」
「わかった」
よしっ、麦茶麦茶っとそろそろなくなりそうだな、沸かしとくか
「おーい優衣~」
「どしたの?お兄ちゃん」
「お茶のパック取ってくれ」
「はーい。はい。これでしょ?」
「おっサンキュー」
「優衣これを俺の部屋に運んでくれ」
「はーい。誰か来てるの?」
「あぁ。紗希と瑠美が部屋にいるはずだ」
「、、、そう」
俺はそう言ってお菓子を準備する。盛り付けるだけだけど簡単にパッキーとかでいっか
お菓子を持って俺の部屋に入ると。あれ?あれれ?なんでこんなに空気が重たいの?何があったの?3人でにらめっこなんてしちゃって。
「あっ、、、あのーお三方?どしたの?」
「「「、、、」」」
ダメだわ会話にならん
「なんか知らんけど、落ち着こ?ねっ?お菓子持ってきたから」
「バカ海翔、お茶おかわり!」
「あっ、、、あぁ」
早くね?そう思いながら俺は部屋から出ていく。そしてふと思う。俺のいないところで何してる?そう思って聞き耳をたててみる。
「あんたほんとに海翔と付き合ってるの?」
「私も前からその事を聞きたかったです」
「私と海翔君は付き合っていますよ」
「嘘です!お兄ちゃんはその事を聞いたとき嘘をついていました」
「なぜそう思ったのですか?」
「お兄ちゃんには嘘をつくときの癖があります」
「そうなのですか。だったら本人に聞いてみたらどうですか?」
「「、、、?」」
(、、、?)
「気づいてないとでも思っているのですか?海翔君」
(、、、!?)
「「!?」」
「あはは、、、どーしてわかったんだ?」
「バカ海翔聞いてたの?」
「なら話が早いわ。お兄ちゃん、もう一度聞くわね。この人と付き合ってるの?」
困るだが、
「もちろん」
よしっ言いきってやったぜドヤッ
「わかりました。やっぱり実際に確かめないと納得行きません。ですが今週の日曜日は私に用事ができたので二人のデートは再来週でいいですか?瑠美さん」
「海翔君がいいのなら喜んで」
「わかった。俺はそれでいいよ」
「ではそろそろ私は帰らせていただきますね時間も時間なので」
「あぁ、悪いな大したこともできず」
「いえ、それでは」
「おう、じゃあな」
ガチャッ
「ってお前、まだ居んのかよっ!?」
「何、悪い?」
「いや、そんなことはない」




