昼食と勘の鋭い義妹
すいません、すでに内容が薄くなってきているような気もするのですが、温かく見守っていただけるとうれしいです。
これからも頑張ります。
今は昼時、あれから紗希に話しかけようとしても無視される。なんでだろう。なんて、原因はわかっている。
「海翔君、ご飯食べよ~」
こいつのせいなんだけどねっ!
そう言って子犬のような目でこちらを見ている瑠美を見た。ずるい、この顔、あざとい
「わかったから子犬のような目で俺を見るな」
うわぁ周りの視線が痛いよ。そりゃそうだわな。朝ガッツリ二人で遅刻したんだし。
男子からの殺意+女子のひそひそ話 怖いわ~
「とりあえず、屋上にでも行くか」
「えっ!でも屋上って鍵が掛かっていて入れないんじゃないの?」
「あの鍵は簡単に開けられる。ってことで行くぞ」
そう言って俺は瑠美の手を掴む
「っ!はっはい!」
なんで頬を赤らめてんだ?
カチャ、、、カチャカチャッ、、、ガチャッ
「ホントに開けられるんですね」
「まぁな」
俺はドアを開けると大きく息を吸った
「~はぁ。やっと教室から出られた外の空気が気持ちいい~」
「どうしてそんなに教室が嫌なのです?」
こいつホントに気づいてないのかよ
「瑠美が可愛いから男子から人気がありすぎてイチャイチャしてる俺に嫉妬と殺意を向けられてんだよ」
「なるほど、いいですね。作戦通りです」
「まぁな。それよりも弁当食べようぜ」
「はい。海翔君のお弁当美味しそうですね」
「あぁ、優衣が作ってくれてるからな。ってお前の弁当は豪華だな」
「そうでしょうか?一つ差しあげましょうか?今ならあーんもしてあげますよ?」
そう言って瑠美が微笑む
「いや、いいよ」
「せっかく可愛い彼女があーんをしてあげると言っているのに」
そう言って頬を膨らます
「彼女って言っても偽物だろ。そこまでする必要ないだろ」
でも、正直こいつの演技はとても上手い本当に周りからカップルだと思わせている。大女優いけんじゃね?
「まぁそうですけど。ふふっ」
そんな会話をしているとふと俺は質問をする
「なぁ瑠美、ひとついいか?」
「はい?」
「俺たちの関係のことを紗希や優衣に話していいか?」
「だめです!」
即答
やっぱりか
「そうか、わかったでも気をつけろよあの二人は鋭いから気づかれるかもしれない」
「はい。わかりました」
それから、これからのことなども話し合った。そして午後の授業に専念した。
帰宅の支度をしているとやっぱり来た。瑠美が
「帰ろっ」
「あぁ」
そう言うと瑠美はにっこりとした笑顔で俺の腕に絡み付いて来た。
(うわっ恥ずかし!)
俺は視線を受けるなか颯爽と帰った。
「ただいま~」
そこには、腕を組んで仁王立ちしている優衣の姿が
「朝のこと、説明してもらうわよお兄ちゃん」
忘れてた~疲れた~
「あの可愛いお姉さんは誰ですか!?」
「えっと、、、彼女です」
なかなかのどや顔で言ってみた
「、、、ですか?」
(?)
「本当なのですか?」
そう言うと優衣は泣きそうになっていた
「あぁ、ちょっといろいろあってな」
「いろいろって何ですか」
「それは、、、秘密」
「お兄ちゃんは嘘をついているとき必ず指で円を描きます」
ふと自分の手を見ると、円を描いていた。
えっ!知らなかった。っていうか本当にピンチ早速ピンチ!
「では、今度の日曜日に二人でデートしてください」
「えぇー!!!!」




