表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偽装彼女とヒロインたちと  作者: 鳥浜マクト
32/37

面会

 気迫が…

「で、本当にどうゆうつもりなんですか?」

「なっ何がでしょうか。瑠美さん」

「何ってそのなんだったかしら…そう滝畑弥夢とかいう女の子のことよ」

「滝畑がどうかしましたか?紗希さん」

「どうかしましたかじゃないでしょ!」

「どうかしましたかじゃないですよ!」

 もはや尋問だな。昨日は優衣に問いただされ、今日は瑠美と紗希に問いただされ。散々だ。

「あいつはただの後輩だ」

「私という可愛い彼女がいながら」

「そもそもあんたは部活に入ってないんだから、後輩との繋がりはないはずよね」

「色々あってだな」

「「ふーん」」

「とりあえず、浮気じゃないから」

 っていうか紗希ってなんでここにいるんだ?あぁそうか。親友が浮気みたいなことしてたら嫌だもんな。なるほど。まぁ俺と瑠美は偽物なんだが。こんな良い親友を騙してるのは心がいたいぜ

「滝畑は隼汰の追試仲間だそうだ」

「追試って、学年別じゃないの?」

「うちの学校は違うらしい」

「そうなんですか」

「それで隼汰のついでにもう一人教えてあげて欲しい人がいるって隼汰に言われて、勉強を教えてたんだ」

「へぇー。そうなの。勉強をねぇー。じゃあこの前のファミレスでのあの密着は()()を教えていたのね。嘉田のいないところで」

「げっお前見てたのか。まぁいいなんなら本人に聞いてみろ。呼んでこようか?」

「そうですね。ですが休み時間も終わる頃でしょうから放課後でどうでしょう?」

「あぁ聞いてみるよ」

「放課後ね。もちろん私も行くわよ」

「はいはい。あっ良いってよ」

「では、放課後に」


放課後

駅前のファミレスで集合になったので、尋問の覚悟で向かう。

正直、足が重く感じてしまう。

「あっ、海翔くーん」

「おう、瑠美。他はまだ来てないのか?」

「はい。二人きりですね」

くろーい。オーラがとても黒いでーす。瑠美さん

「あまりふざけないでくださいね。分かってますよね?あなたの状況」

「だから、言ってるだろ別にただの後輩だし、ぶっちゃけると隼汰の事が好きらしいんだ」

「そうなんですか?」

「あぁ」

「まぁならいいですけど」

「お待たせ、二人とも」

「おう、紗希」

「お待たせしました~先輩方」

そこには俺の幼馴染と後輩が一緒だった。こいつら知り合いだったのか?

「お前ら知り合いだったのか?」

「そこでたまたまあっただけよ」

「そうか。じゃあこいつの紹介から」

「自分でしますよ。先輩。では、初めまして滝畑弥夢です。皆さんの後輩なので、呼び捨てでけっこうです」

「私は佐奈川紗希よ。海翔の幼馴染」

「私は倉猫瑠美です。今は海翔くんの彼女さんです」

「よろしくお願いします。紗希先輩。瑠美先輩」

「みんな自己紹介も終わったことだし早く本題に入りましょ」

「あの~。俺、ドリンクとってくる」

「「逃げない!」」

「はい」

くっそ。逃げられなかった

「?本題ってなんですか?っていうか先輩本持ってきてくれました?」

「あっすまん忘れてた。っていうかあれのせいで昨日酷い目にあったんだからな!」

「ごめんなさーい」

「ちょっと何二人で楽しそうに話してんのよ?私たちのこと忘れないでくれる?」

「別に忘れてねーよ。あはは…」

ごまかすように笑ってみせる。よし。これで間をつなぐ

「それよりもさ、何かお腹空かねえか?」

「本題に入りましょうか。海翔くん諦めなさい」

「はい」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ