騒がしい朝
義妹登場、紹介の回です。これからもお願いします。
これからも楽しんでいただけるように頑張ります
「お兄ちゃん、起きて。お兄ちゃん、朝ですよ。早く起きないと、、、」
(何か聞こえる。それに少し体が重い。きっと優衣だ)
そう思っていると
ふ~
「うわぁー!何すんだよ。その起こし方やめろっていってるだろ」
「おはようお兄ちゃん。早く起きないのが悪いのよ」
そう言うと、いたずらっぽく笑った。まったく可愛いからたちが悪い。俺と優衣は血が繋がっておらず、母さんの再婚相手の娘さんだ。とは言っても俺が小学2年の時からだからほぼ兄妹に近い。お義父さんはなんの仕事をしているのかわからない。まぁそんなことはほっといて
「そうだとしても、他の起こし方があるだろ。第一俺は目覚ましをしっかりセットしていたはずだが、、、」
そう言って優衣の方を見た
「なーに?それよりも、早くご飯食べないと遅刻しちゃうよ?」
時間を見てみると
「うわ、マジだ。早くしなきゃ!」
「、、、」
「、、、」
「あのー?、、、着替えたいんだけど」
「どうぞお気になさらず~」
「いや、気になるわっ!早く出てくれ」
「ぶ~別にいいじゃん」
「ダメだ」
そう言うとしぶしぶ優衣は部屋から出ていった
俺のことを慕ってくれるのは嬉しいがさすがに行き過ぎな気もする。注意せねば。俺は着替えると、リビングの机の上に優衣が用意してくれていた目玉焼きをはさんだトーストを食べていると、
ピ~ンポ~ン、、、
「はーい」
優衣が出てくれた。なんてできた義妹なんでしょうお兄ちゃんは嬉しっ! などと感動していると
「ちょっと!バカ海翔」
(おやっ?この声は紗希だな)
「海翔君、学校に行きましょ」
(?誰だ?)
玄関を見ると、そこには見慣れた優衣と紗希の姿がそこにはもう一人見たことのある美少女が
(、、、うーわっ!もう忘れてたわ完全に忘れてたわ)
そう、そこには昨日、俺に脅迫をし、俺の日常をむちゃくちゃにしてきた張本人、元・森林桃八 現・倉猫瑠美がなぜかそこにいた。そして紗希が何故か不機嫌だった。
「おいっ!なんで瑠美がここにいる?」
「あら、昨日、朝迎えに行きますと言ったじゃないですか。それにラインにも送って起きましたよ」
「あ~完全に忘れてた」
「ねえ、海翔!なんなのよ。あの倉猫瑠美がここにいんのよ!?」
いや~ほんとになんでなんでしょう。そう思っていると
「私は昨日、海翔君に告白をしました」●ここで改行●「「!?」」
おいっいきなりやめろって俺の心の準備が、、、
「そうなの?本当なの?ねぇ海翔っ!OKしちゃったの?」
なんで泣きそうなんだ?しかも俺はOKしたんじゃなくてさせられたんだけどね。
「まぁ、いろいろあってな」
「、、、っ!」
「どうしたんだ?」
「なんでもない、、、」
「今日は先に行くね」
「あっ、、、」
そう言うと紗希は走って行った。
「海翔君、遅刻しますよ?」
「お兄ちゃんっ!どうなってるの?帰ってきたらしっかり説明してっ!!」
「あっ、、、あぁ、、、ってヤベ遅刻」




