最新ゲームと友達と
とても暑い日差し。そろそろ夏も夏休みも終わりダナー。忙しかったと同時に楽しくもあった充実した夏休み。
「はぁー。する事が何もない。暇だー!」
現在、天草海翔は暇!優衣は受験勉強だし、瑠美は用事があるとかなんとか。紗希は家族旅行。暇の何者でもないな!
ピロ~ン
そんなことを思っていた矢先、誰かからの着信がくる
「隼汰か。えっと『これから一緒に遊ばないか』、、、ナイスタイミング!」
隼汰からの連絡を返し、俺はすぐに支度に取りかかる。支度をしている途中、
ピーンポーン
誰だ?
「おーい海翔~」
「隼汰はっや!」
「海翔と早く遊びたかったからな。迎えに来た」
「そうか。ちょっと待っててくれ」
「おう」
「お待たせ。で、隼汰どこに行くんだ?」
「俺の家だ」
「隼汰の家で何するんだ?」
「ゲーム」
「なるほど。じゃあ、行くか」
「あぁ。ちょっと待って。迎えなら呼んであるから」
迎え?
「海翔、この車で行くぞ」
そこにあった車、黒いボディに先端にはエンブレム。内装はなんとも高そうな革をつかったシート
「相変わらずスゲーな」
「さあさあ海翔早く乗って」
俺はそんな高級車に乗らされて数分後。この数分の間、当然落ち着くわけでもなくずっとそわそわしていた。いやー緊張した!
「早く入って」
俺は言われるがままに隼汰の家にあがらせてもらう。
「ちょっと待ってて」
俺は、おそらく隼汰の部屋であろう広い空間で待つ
「お待たせ。これだ」
そう言って隼汰が見せてきたものはゲームではなく、どちらかと言えばVRのようなものだった。
「聞いて驚け!これはVRの装置のように見えるが、コントローラーのいらないゲームなのだ~」
「いや、全く意味がわからない」
「つまり、これはコントローラーのいらないゲーム」
全く意味がわからない。よくよく聞いてやっとわかった。隼汰いわくこれを頭につけて、脳で考えてゲームをするらしい。つまり、考えた通りにコントロールが出来るらしい。
「面白そうだな」
「だろ!おとうさんが友達に貰ってきたものらしい。まだ表には出ていないレアモノだ」
マジか!
「どんなゲームをするんだ?」
「そーだなー、、、RPGとか?」
「そーだな」
「職業は自分が思った職業になれるらしいぞ」
「そうか。う~んここは無難に剣士とか?」
「俺は、武道家だ」
「じゃあ、俺は剣士で行くよ」
数時間後
「いやーなかなか楽しい。何より頭を使う。そして、リアル」
「海翔に喜んでもらえて嬉しいよ」
「でも、良かったのか?俺がこのゲームをして」
「あぁ。海翔とやりたかったんだ」
「そうか」
けっこうやったよなー。かれこれ5時間ぐらい
「そろそろ帰るわ」
「そうか。今日はありがとう」
「いやいや、礼を言うのはこっちだよ。今日は誘ってくれてありがとな。隼汰」
「おう。その代わり、また勉強教えてくれよ」
「もちろん」
俺達は玄関で会話をし、俺は、帰路を歩いた。




