ばれた、、、怒られた、、、
「あっあの~瑠美、さん?」
「はい?何でしょうか?」
「本当に申し訳ありません!!!!!!」
土下座now。
「何でこんなことしたんですか!あなたは!」
「いや、隼汰が瑠美から聞いたって言うから」
「はぁー。海翔君は人を信用しすぎですよ。全く」
「本当に申し訳ありません」
「でも、そこまで謝るならいいですよ」
「えっ?いいの?」
「ばれてしまったものは仕方ありません。ですが、もっと警戒してください!それとお詫びに何かしてください」
「ありがとう。分かったよ何か考えておくよ」
「どこか行くとしても二人で行きますからね」
「分かった」
説教されていた理由は数時間前にさかのぼる
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延長二日目の夜、俺達は特に何もせずそれぞれで楽しんでいた。1日目はずっと瑠美に勉強を教えてもらってたし、まぁ充実はしていただろう。今日の午前中はずっと優衣と海で遊んで、昼からは瑠美と軽く話をした。
そんな回想をしていると、
コンコン
「海翔ー入るぞ」
嘉田だ。
「おう」
ガチャッ
「おう海翔。寝てなくて良かった」
「あぁ、ここ数日の思い出に浸ってたところだよ」
「そうか。それはそうと、瑠美さんに聞いたよ。お前と瑠美さんの関係」
、、、!瑠美が教えた?本当か?いや、でも俺はこいつを信用している。でも瑠美はそんなに軽くないはずだ。
「どういうことだ?」
「お前と瑠美さんが付き合ってるって話だよ。、、、付き合って無いんだろ」
「ホントに瑠美に聞いたのか?」
「ふぅー。やっぱり付き合ってなかったのか」
しまった。はめられた。あんな聞き方したら、付き合ってないのバレバレじゃん。
「どーいうことだ。何で分かったんだ?」
「言っただろ。俺は人を見る目がある。だから嘘の恋人なんざ簡単だ」
「お前には敵わないよ」
「そりゃどーも。でもどーして恋人のふりなんかしてんだ?」
「あいつに脅されてるんだ」
そこから俺は瑠美と出会ったときの事、告白された理由を嘉田に話した
「そいつは厄介だな。でも、海翔はすごいな」
「はあ?何でだよ」
「だって、それだけ信用されてるってことじゃん」
そうか。そう考えればそうだな。
「でも、脅されるのはきついな」
「だろ。だから優衣にも紗希にも言ってないし、言ったら俺が何されるかわからん」
そう言って俺は嘉田をちらっと見た
「そうか、それなら言わない代わりに条件がある!」
「何だ?」
「俺を隼汰と呼べ。そして、お前たちの偽の恋人の手伝いをさせろ」
「それくらいな、、、えぇ!名前は良いとして、協力?」
「あぁ」
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と言うことだ。
「はぁー。瑠美と。か。どこに行こっかな?」
そうつぶやきながら麦茶を飲むため、キッチンへ向かう。
「やっぱり、駅前のデパートで買い物でもするか?いや、でもなー。う~ん」
明日帰るからな~。プール、、、プール!良いじゃん。よし、プールにしよう。明日瑠美に提案してみようか。
ダメ出しされないことを祈ろう




