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偽装彼女とヒロインたちと  作者: 鳥浜マクト
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2.脅迫

初めての2話です。

みなさんの驚きの展開だったらうれしいです

では、お楽しみを

「なんの用だ?」

近くでみたらやっぱり可愛い

「ふふっまぁそう身構えなくてもいいですよ。あなたに伝えたいことがあるのです」

「?」

俺はその声に一瞬だけ違和感を覚えた。

「あら?もう気づきましたか?久しぶりですね海翔。3ヵ月ぶりなと言ったところでしょうか」

「3ヵ月ぶり、、、?」

(3ヵ月前にこんな可愛い奴とは出会っていない。でもこの声には聞き覚えがある。それは3ヵ月前に引っ越しをした高校初めての親友・森林桃八(もりばやしとうや)の声に似ていた)

「私は元の名は森林桃八です」

(、、、エッ、、、でも桃八って男だよな確かにアイツは声は少し高かったが、、、)

「では、気になることがなくなったので本題に、、、」

「いやいや疑問だらけなんだけどこっちは!」

「私の偽装彼氏になって下さい」

「無視!まずしっかり会話をしよ?ってハッ?ハァ~!?なに言ってんだ?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ということで今に至るのだが言われたことに混乱する。偽物?

「あら、そのままの意味ですよ。私の偽装彼氏つまり偽物の彼氏になっていただきたいのです」

「いや、それはわかるけどなんでおれがお前の彼氏にならなきゃいけねーんだよ」

俺には夢がある。だから、今まで彼女を、恋愛をする暇がなかった。いや、興味がなかった。

なのに初めての告白が偽物の彼女になってほしいなんて言う告白だ。最悪だ。しかも彼女をつくるのは正直めんどくさい。

「そんなこと簡単なことですよ。私は昔から顔立ちがよくてはっきり言ってモテます。なので男の方(おとこのかた)からよく告白を受けます。なので私は男装をして高校に通えば告白されなくなるのではと考えましたが次は男子として女の子にモテるようになってしまいました。顔が整っているので」

うわぁ自分で言っちゃったよこの人。かなりヤバイわ。

「何か失礼なことを考えてますね今。まぁいいでしょう。で、私は男の方に告白されることが嫌になりました」

「なるほど、だから俺に男よけになれと言うことですか。でもそれなら俺じゃなくてよくね?」

「それは、あなたが適任なのです」

「、、、?」

「あなたは他の方とはどこか違うところがあるのです。私はあなたと親友として1年と少し付き合ってきましたなので信用できるのです。もちろんただではありません。もし付き合ってくださるのならこのからだを自由にしていただいて構いません。こんな風に」

そう言うと俺の手をつかみ自分の胸を揉ませてきた。えっ!、、、柔らかい、、、

パシャッ

えっ?

「証拠押さえちゃいました☆もし彼女にならないと言うのなら私はこの写真を学校中にばらまきます」

そう言っておれが桃八、、、じゃなかった倉猫瑠美の胸を揉んでいるように見える写真をみせてきた

(うわぁ、脅迫だねぇ知ってる脅迫って犯罪だよ?それに俺は冤罪だよ?無実だよ?ねぇ?)

「、、、」

息を詰まらせる

「さぁどうします?」

もうやだその笑顔がこわい~やめてもうほんとに

「わかったからそれだけはやめてくれ」

「分かればよろしい」

こうして俺の彼女第1号ができた。偽物なんだけどね!脅されてるだけだけどね!

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