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偽装彼女とヒロインたちと  作者: 鳥浜マクト
19/37

まさかの延長

ふぅー

ドッドッドッガチャ!

「海翔、起きて!」

何だ?誰かが俺を、、、

「海翔、海翔ー、、、バカ海翔ー起きろー!」

「うわっ!」

そこにいたのは優衣ではなかった。

「紗希?おはよ」

俺は出来る限り紗希の顔を見ないようにした。

そりゃ見れないでしょ!昨日、いくら紗希が酔っていたからといって、変な雰囲気になったんだから

「ちょっと海翔ー、、、グスッ」

?まさか?

俺は恐る恐る紗希の顔を見る

「海翔ー。私、、、私」

「落ち着け。落ち着け。とりあえず泣くな」

「グスッ、、、私ね、昨日ね、チョコレート食べたのよ。そしたらね。いつの間にか朝になってたの」

「まぁそりゃ酔っ、、、何でもない」

そんなことを言ってしまったらさらに気まずい。ので止めた。幸い聞こえてないみたいだ

「それでね、昨日の事思いだそうとしたら、、、チョコレートにアルコールが入っていたの!それでね、そのあと海翔と、、、」

いきなり黙り込む紗希。

「その、、、海翔と、、、何か、、、あった、、、ような」

頬を赤らめる紗希。

余計なこと思い出したな!そこは『まぁ良いか』で終わらせよーよ。はぁー

「なっ何にもなかったよ。」

我ながら良い芝居だ。これなら大丈夫だろ、、、

「やっぱり何かあったんじゃん」

ばれたー!俺の完璧な芝居が見抜かれた、、、だと!

「、、、れて」

「何だ?」

「忘れろ!昨日の事は忘れろ!」

「わっ分かったから怒るな」

頬を膨らませる。ちょっと可愛いなおい。

これはしばらくめんどくさいな

「~~もういい。海翔に変なとこ見せてしまった。不覚だわ」

「おーい。その言い方が俺的に不覚だよー。まぁ、お前が落ち着いたならいいよ。それと、俺はお前の、、、」

「おーい。海翔ー紗希ー降りてこーい」

俺が言いかけたとき嘉田によばれた

「今行くわ。じゃあ海翔。わたし先に行っておくね。今日のことも忘れなさいよね」

バタン

そう言って紗希は部屋から出ていった。俺は着替えて朝食をとるために下へ向かった。


「おはよう海翔」

「あぁ、おはよう」

「おはよう!お兄ちゃん!」

そう言って抱きついてきた。のはもちろん優衣。

「おはよう優衣」

そう言って機嫌取りのために頭を撫でる

「えへへ~」

予想通り機嫌良き。でもさすがに

「そろそろ離れろ」

「えー」

そう言って渋々離れる優衣。

ご飯を食べ終わる俺。

みんなで遊ぶことになった。なにで遊ぶ?そう言う会話になり、決まったのはトランプだった。まぁ無難だな。ババ抜き

「瑠美はこういうの得意じゃないか?」

「ふふっ、それはどーでしょー?」


結果。俺。完敗。瑠美だけじゃなくみんなに負けた。みんな強くない?俺の完璧なポーカーフェイスを見抜けるとか。

「海翔、お前弱すぎだろ!」

「海翔君。ふふっ」

おい、今、笑ったな!?瑠美笑ったな!

「おい、嘉田。そろそろ帰った方がよくないか?」

「あぁその事なんだが、あと二泊泊まることになった」

「なんだと!?」

「他のみんなは知ってるから大丈夫だ」

あっ、俺の意思は関係なしなのかな?

まさかの展開に驚きを隠せない俺。これからどーなるのか。

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