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世界観を説明したいだけの回

ここは、キャラクターの安息地。

作者から一切の影響も干渉も、性癖も受けないハズの場所。

完成したキャラも、未完成のキャラも、完全に忘れられるまでは存在できる。

ただ一つ上げるとすれば、ここに居るキャラクターの行動は全て見られている。


「って言うけどさぁ!」


ファラはこの世界の情報を羅列した後、そう切り込む。

それは怒りとは程遠く、存在しているのは純粋なる不満とどこか霞む必死さだけ。

ただ、その声はあまりに大きく、共に居た佐藤と田中を驚かせるのには容易かった。


「びっっっっくりしたぁ〜なんすか突然、そんな事言いだして。」


いち早く言葉を返したのは田中。

佐藤は未だに固まっており微動だにしていない。


「いやね、この世界よりもまず作者がキャラに干渉して自分好みの展開にすることを恥じれと思ってね。

おかしいと思ってないわけなの作者?てか作者名Ms.キャロルってダサ痛キショくない?」


「おうおう…結構火力高めな言葉バンバン出しますねファラ姐さん。いや〜さすがゴリr…いや、やっぱなんもないっすサーセン。」


その会話でようやく佐藤が生き返り、クレープ片手に早足でファラの元へ来る。

そして、田中のツッコミには一切触れず、フォローもせず佐藤はファラへ喋りかける。


「でもファラ姐さん作者の分身体みたいな存在の5シスターズとは割と仲いいですよね。」


説明しよう。5シスターズとは、作者であるMs.キャロルの得意なことや好きなことを一つ詰め込んだキャラクターのことである。

上から順に、メシキ、メルト、クロト、クイナ、陽菜ひさいと続く。性格にもどこかしら作者と共通点があるらしい。

ただこれは、生まれた順ではなく年齢順なので注意せよ。


「天の声優秀だなオイ。」


田中が天の声について触れる。

いままでの会話からわかるようにここに居る限りキャラクターはメタを全て認知できるのだ。

そう。この小説はギャグと日常をテーマに純粋にキャラを扱うといういわば作者のお遊び場だからだなのだ。


「田中うるさいわよ。天の声は聞かないようにしてたら聞こえないんだし無視しなさい。

てか佐藤、5シスターズと毎秒黒歴史更新作者はほとんど別だから仲良くするのは当たり前じゃない。バッカじゃないの?」


ファラはツンデレの代名詞のような言葉を吐く。

だが、誰もあえて触れない。なぜなら触れた途端ファラは恥ずかしさのあまり触れてきた相手をグーで空へと飛ばすからだ。

だからこそ、田中も佐藤もツッコミなど諦めの境地。


「あ〜なるほどっす。」


「てかオイ、オチがないぞ。どうする佐藤。」


佐藤がファラに軽く返事をした所で田中からそんなことを言われる。

正直佐藤はしらんがなと思っていた。

だがしかし、田中は構ってちゃんである。ここで適当にあしらえば面倒なことをされるのは確実。

となると確実にオチが着くかついい感じの回答を引き出さねばならない。

佐藤は考えた。そして、答えを導き出したのだ。そこまで僅か0.03秒。


「適当な場所爆発させればいいんだよ田中。」


「素晴らしい回答だな佐藤。あっファラ姐さんの服は汚さないように爆弾投げるんで安心してくださいね。

俺こう見えて小学生の頃ドッジボールで天下とってたぐらいにはスゲエコントロールしてるんで。」


ニコッとファラに微笑みかける姿はまるで紳士。

普通の女性ならキュンキュンしてしまう気遣いなのかもしれないが、ファラには効かない。

純粋にタイプじゃないからだ。

そして、田中は爆弾を遠く遠くの花畑へぶん投げる。

それは誰も居ない所へと確実に届き、爆発した。


【〜完〜】


*花畑の花はまたすぐに咲くのでご安心を*

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