カワル国が目的地
この物語はフィクションです。
央海歴824年3月3日
15時00分 山中の宿泊地
「はぁ~、一昨日(3月1日)、昨日、今日と。
ずっ~っと乗合馬車はキツイぜぇ~。
乗合馬車と並走したり、途中で狩りしたり、蜂の巣獲ったりしてボ―ッと過ごす事は無い様にしてるけどよぅ~。
まだまだ目的地のカワル国まで先は長いぜぇ~。」
「そうだなぁホサ兄。まぁ俺は結構楽しいけどねぇ。
ほら今日大量に獲れたこの蜂の巣。マジで特級の品質は固いぞ。
一番搾りならば最特級行くかもしれないよ、コレは。」
「・・・そう・・・だな。これ搾れば結構良い稼ぎになるなぁ。」
「これから宿の庭でやろうよ。瓶も宿に予備があるって聞いたからな。
出来たハチミツを1本(約500cc)もあげれば、宿の人も万々歳だよ。」
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15時50分 同
結局の所、今日は獲ってきたハチの巣・20個余りを。
宿屋の庭を借りて搾ってハチミツに変えた。
最特級のハチミツが30本(1本=500cc)。
特級が70本。上級が130本。中級以下が40本になった。
俺もホサ兄も魔力は8Mだが、魔力行使はヴィザンの中でもトップ10に入る自信がある。
手際よくハチの巣からハチミツを搾る事が出来た。
「お~っ、やっぱ俺とスミ―なら早い早いわ。
こんなにサッサとハチミツなんて出来ないぞ、普通は。」
「ホサ兄とは息ピッタリだからな。それにしても良いハチミツだなぁ。
なぁ宿には最特級のハチミツを3本あげようぜ。」
「そうだな。思ったよりもずっと稼げたからな。お裾分けだな。」
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16時30分 同
「貴公らがこの最特級のハチミツを獲って来たのか。」
目の前には青系の大男が来ていた。
背は2Mを超えるだろう、体重は130kgを超えるだろう。
しかし肥満な感じは微塵も無い。全身を実用的な筋肉で被われた人間。
「儂はコイン騎士団・東方部隊・第24隊の隊長だ。宜しくな。」
ニカッと暑苦しい笑顔が炸裂した。




