貧しい集落だか幸せに暮らしていますよ
この物語はフィクションです。
央海歴824年2月22日
5時00分 ヴィザン集落
「お~い、スミー。悪いなあ~、朝早くから来てもらってよぅ~。」
「大丈夫だよ、ホサ兄。猪狩りだからね、今日もデカい奴を狙おう。」
「そうだなぁ~。ここ10日は毎日獲れているからなぁ~。
保存食の干し肉も十分作れたんだし、今日から猪が獲れたら煮込みが食えるぞ。
母ちゃんに作ってもらおうぜ。
香辛料を一杯入れた贅沢な奴をなぁ~。皆喜ぶぜぇ~。」
俺の名はスミ―。このヴィザン集落の若い衆だ。
8月の誕生日で20歳になるのだが、まだ独り身になる。
話し相手は俺の腹違いの兄貴のホサ。
ここ2月初めからホサ兄のチームに入って、ずっと猪狩りをしている。
「スミ―、今日は東の山に行くぞぅー。
大猪の目撃情報が多数来てるからなぁ~。
俺の罠に嵌めてやるぜぇ~。ははっ、待ってろよー、大猪~。」
最近の猪狩りの好調そのままに、ホサ兄は機嫌が良い様だ。
早速、ホサ兄・俺・チームの3人の計5名は、東の山に向かう。
「スミ―、皆、今日は気を締めて行くぞぅ~。
この大猪はちょっと前に大暴れして1人大怪我してるからなぁ~。
油断禁物だぞぅ~。」
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5時40分 ヴィザン集落・東の山
ホサ兄は狩りの達人、そしてこのチームは全員が熟練の狩人ばかりだ。
大猪の痕跡を見つけてテキパキと罠を仕掛けて行く。
俺達は凄腕の狩人と自負しているが、弓矢で得物を射るタイプでは無い。
罠だ。各種のブービートラップの簡易罠。
材料は現地調達のその場手作りばかり、金属類は一切使わない。
「良いぞぅ~。皆激巧いよぅ~。もう何処の狩人チームに出しても恥ずかしく無いよぅ~。
ははっ、俺のチームはヴィザン1の最強狩人組だぜぇ~。
よーし、これなら見込みは十分だぁ~。
今日3頭取れたらボーナスを出すぞぅ~。」
ホサ兄の言葉通り、それから10時までの間に5頭の猪を罠に掛けた。
通常の2倍近い体格の大猪が2頭掛かったので、止め様の投げ短槍を猪の急所に撃って、大変だったが殺す事が出来た。
それから5人で協力しながら、猪5頭をヴィザンの中心部に運搬した。
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15時00分 ヴィザン集落
「皆お疲れ様~。猪5頭は全部加工場に渡せたし、今日は仕舞いだなぁ~。
はい。これ約束の報酬とボーナスだよ。
何と何と今日の支払いはオウカだぜぇ~。
全員に70オウカ(約9,800円)だぜぇ~。」
「マ、マジかよ。ホサさん。70オウカも貰って良いのかよ。」
「もちろんだぜぇ~。猪が高く売れたからなぁ~。
コイン領のご隠居様がなぁ~、牡丹鍋を家臣に食わせてやりたいからって。
オファーが今日入ってたんだってよ。
俺らが持ち込んだ猪5頭が、ミラクル・タイムリー・猪肉だってよぅ。」
「はぁ~っ、今日はツイてるよ。マジありがとうご隠居様!(^ω^)。」
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15時15分 同
「母ちゃん、ただいまぁ~。今日は凄かったぜぇ~。
はい。200オウカ(約28,000円)を納めるよぅ~。
それと猪肉の後ろ足のもも肉だぜぇ~。今日はご馳走にしてくれよぅ~。」
ホサ兄と一緒に実家に帰る。チーム長のホサ兄は当然頭なのだから稼ぎが違う。
俺も70オウカの内、半分を母ちゃんに渡した。
母ちゃんはホクホク顔でホサ兄と俺を褒めちぎった。
「あっ、そうだ。
ホサ、スミ―、お前らに中田氏希望の女が西方から4人来ているよ。」
「おうぅ~。そうかぁ~。スミ―、お前先に2人選べ。
俺は残りの2人で良いよぅ~。
気にすんな、俺は良い嫁さんもう貰ってるからな。
お前先に2人選べ。それで良いからな。」
・・・、2人は俺からすると相当美人だったが為に。
ハッスル祭りをしてしまった。
滅茶苦茶ホワイト・アウトした。良かった、、、とっても良かった。
だが申し訳ない、多分出来てない。それは申し訳無い。




