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二日目・戦士の休息


戦士には休息を取らねばならない決まりがある。

そう。有給休暇だ。


僕には妹がいる。先日、その妹が両親に向かって紹介したい人がいる。なんて言ってからは大騒ぎだったらしい。

母は乱痴気騒ぎ、父は日本酒に恋をしたのかと疑わんばかりの飲みっぷり。話に聞いただけだが、まるでそれは…コホンッ

割愛しよう。


要するに結婚の挨拶がしたいから有給を取って地元に帰れとの要請だ。

僕は会わなくてもいい。この言葉が喉まででかかったのは事実だが、妹の屈託のない微笑みを曇らせることは、兄の矜持が許さない。

気づけば僕はストライキを起こす労働者のように、会社に反旗を翻さなくてはならなくなったのだ。


今回の作戦は有給を勝ち取ることだ。


毎度の如く最愛の彼女に乗り込み、8階を押す。このドアが開いた瞬間から僕の戦いは始まる。

社内のあらゆる情報を綿密に分析し、前提を詳細に把握、策を練る。


そのためにもまずはコーヒーだ。これがなくては何にもならない。


給湯室に行き、コーヒーを淹れるボタンを押す。不思議なことに彼女は大体の場合、ボタンを押したら現れるのだ。ランプの魔人ではなく、コーヒーの魔人なのかもしれない。


ピッとボタンを押した。すぐさま給湯室のドアが開く。

『おっはよーございまぁーす。知ってました?ダンゴムシとわらじ虫って別の虫らしーですよぉ。』


来た。コーヒーの魔人だ。今度ただボタンを押しただけで現れるのか試してみよう。


『おはようございます。相変わらず井上さんは物知りですね。』


えへへとにこやかに笑う彼女。かわいい。

この笑顔を見れるくらいなら調子なんていくらでも合わせよう。


『そうですかぁ?他にも色々あるんですよ?例えばぁ』


しまった。下策だったようだ。この展開は長くなる。

上機嫌に話す彼女に水を差すわけにもいかないか。仕方ない。ここは話を聞いてあげよう。


彼女の意味を掴みかねる長話が終わり、僕はデスクへと戻る。誤算だ。ここまで体力を削られるとは。


椅子に腰掛け、仕事をするフリをしながら記者の様子を伺った。

手練手管を用いて、深謀遠慮の果てに到達する空前絶後の甘美な24時間。全ては妹の微笑みのため。僕はあらゆる手を用いてこの戦いに勝ってみせる。


状況を整理しよう。

その前に社会人必須テクニック『オートモード』発動だ。

これは以前行ったやってる感の上位互換の技だ。エクセルファイルを意味もなくクリックを繰り返す状態に移行して、脳のリソースを作戦の立案に注ぐ。側から見ればカチカチとマウス操作を行っているように見えるだろう。


勝利条件はこの有給申請書が記者に受理されることだ。

必要な前提条件は

記者のご機嫌がすこぶるいいこと。

僕の仕事が回るようにすること。

たったこの二つだけだ。

そして考察対象は記者、そして今日会議がありその後に間違いなくここにやってくるライオンは不確定要素として存在している。


ライオンを味方に引き込めれば間違いなく受理される。だが、ライオンの引き込みに失敗すれば絶望的な状況となる。

ライオンを利用すべきか、そもそもライオンに会わないよう仕向けるべきか…


『キミィ、来たまえ。』


記者の大きな声が響いた。同僚の1人がすごすごと記者のデスクの前に立つ。

いつもながら感心する。あらゆる人間をキミィと呼ぶくせに、呼ばれた人間は自分だと必ず理解している。奴の特殊能力なのか?

一種のテレパシーのようなものがあるのだろうか。


『やってくれたねぇ、キミィ。取引先はお冠だよ?意味わかるかな?わからないよなぁ、いかにも学のなさそうな顔をして突っ立っているものなぁ。取引先は君の応対が大変お気に召さないようだよ?どうするつもりだ?』


記者のネットリとした嫌味が同僚に迫り来る。

確実にパワハラだ。


『ですが課長、その訪問は私と課長の2人で伺ったはずです。そしてメインでお話をされていたのは』


あっバカッ。そんな正論が記者に効くものか。まずいぞ…


『ふーむ、なるほどなるほど。君は取引先に迷惑をかけ、あまつさえ私の責任だと糾弾するもりだな?これはじっくり話す必要がありそうだなぁ。ついてきなさい。』


記者は有無を言わせぬ態度で同僚を連れて行く。

記者に正論を叩きつけるなんて無駄なことを。あれは2時間コースだな。どっちも仕事しろよ。


普段の僕ならば冷笑系を気取って終わる話だったが、有給の申請という大事を抱えてる今の状況では最悪だ。

まず間違いなく最高に最悪のコンディションに仕立て上げてくれた同僚よ。恨むぞ。


昼休みの時間をたっぷりと考察の時間に使い、僕はやはりライオンを巻き込むしかないという結論に至った。

あの最強最悪の歩くパワハラみたいな男を黙らせるには力。それしかない。


ライオンの眼光は人間など即座に震え上がらせる肉食獣のそれだ。まだ動物園の檻の中にいるうちから手懐けてしまえばいい。


僕はライオンがよく通るルートなどもちろん分析済みだ。ライオンが狩りから戻ってくる時は必ずこのルートを使う。腹が満たされているうちが一番ライオンも穏やかだろう。


『部長、お疲れ様です。』


まずはご機嫌伺いからだ。


『おお、君か。お疲れ様。順調かな?』


『ええ。おかげさまで。』


次の会話の間が2秒を越えればこちらから話題を提供する。さもなくば…


『君の進捗報告は見事だった。君になら安心して任せられるよ。』


やけにご機嫌だな。今日の狩りは成功したみたいだ。

このご機嫌っぷりなら正攻法でいけそうだ。


『ありがとうございます。ご期待に添えるよう精進する所存です。時に部長、ほんの少しだけお時間よろしいでしょうか?すぐに済む悩みがありまして。』


『悩み?なんだい?』


やはりご機嫌だ。悪いが後しにてくれないかの確率は普段60%ほどあるのは分析済みだ。


『実はこの度妹が結婚する運びとなりまして、兄である私に顔合わせに参加して欲しいと連絡がありました。ですが業務があるのにそのような会に参加するのもいかがなものかと思いまして…部長でしたらどう思われますか?』


ふっ、ご機嫌モードのライオンのことだ。ゴロゴロと喉を鳴らしながらコンプライアンスをかかげるに決まっている。


『それはめでたいな。おめでとう。君の義理の弟になる男だろう?しっかり見極めてやった方がいいんじゃないか?なんだ、会合は平日なのか?』


よし、かなりの好感触だ。


『はい。平日にあるので、どうしてもその日は休暇を申請せざるを得なくてですね…どうにも億劫になるというか、仕事の方が大事だと思ってしまって…。』


『はははっ何を言うんだ。プライベートが充実してこそ仕事に身も入ると言うものだ。休んでくるといい。それに昨今はコンプライアンスだなんだとうるさいからな。社員の有給を認めないなんてことがあれば懲戒ものだよ。ははは。』


懐の広い上司の仮面をつけたようだが、取ってつけた杓子定規な対応だ。作り笑いっぷりが酷い。だが今はこれが何より欲しかった。


『そうですか…では、恐縮ながら有給休暇の申請を出させていただきます。つまらない話を長々と大変失礼いたしました。』


『はははっ、気にすることはない。課長の方には私からも言っておこう。課長もなかなか苛烈な男だが、私から口添えすれば、そううるさいことも言わないだろう。』


2段アイスを頼んだらサービスで3段にしてくれたような対応だ。ここまで手厚くされるとは、やはり人のご機嫌は侮れない。


『部長、ありがとうございます。しっかりと見極めてまいります。お時間ございます時に、結果を報告しに伺ってもよろしいでしょうか?』


これは余計だが、僕の評価を上げるための一言だ。断って欲しい。


『そうかい?では楽しみに待つとしよう。』


部長に頭を下げて、くるりと背を向ける歩き出す。

笑みが止まらない。満点とまではいかないが、平均点は大きく超えた結果だ。

後は折を見て申請書を持っていけば、面白くない顔をしながら黙って紙を受け取る記者の顔が見れるだろう。そう。記者とて人間。百獣の王に敵うことなどありはしない。


今日の晩酌はこれから見れるだろう記者の悔し顔を思い出しながらにしようと心に決めた。夜が待ち遠しい。


ライオンが部署内を巡回している。獲物の匂いを嗅ぎ分けているのか、それとも自らのテリトリーとして匂いをつけにきたのか…

普段ならそんなことを考察する僕だが、今日ここに至っては違う。

待ってました。諸手をあげて迎え入れたい衝動をなんとか抑え込み、オートモードを発動している状態だ。


まるで獲物を物色するようにゆっくりと同僚たちのデスクを周り、何かを話しかけている。全員もれなく緊張しているその態度は、まさにライオンの檻に入れられた哀れな子羊のようだ。

きっと間違ったことを言えば食べられてしまうとでも思っているのだろう。


ライオンの物色が終わると、記者のもとへと歩んで行き、会話をした後連れ立って会議室へと入って行った。


なるほど、今日の獲物は記者らしい。歩くパワハラに断罪を。そうであって欲しいと心から願う。

仕事など手につくはずもない。今の僕はまるで我が子の合格発表当日に、家で朗報を待つ親の心境なのだから。


数十分が経ち、2人が連れ立って会議室を出てきた。どちらも笑っているひどく不気味な光景がそこにあった。

中で何を話していたかなんて興味はない。あるのは口添えしたか。ただそれだけだ。

ライオンはチラッとこちらを見ると、手招きをした。

はいはい。わかってますよ。今から僕を呼び出して、めでたい話なんだ、祝ってやろう。だろう?読めてるんだよその展開は。

心なしか足取り軽く記者とライオンの前に立つ。


『なんでも彼、有給が欲しいそうでね。私に相談してきたよ。課長にはそのことを伝えていなかったと聞いた。君に言いづらい理由でもあるのか?ん?後日この話はキッチリとさせてもらう。では失礼するよ』


なぜそうなる。真意はわかりかねるが言葉が足りなさすぎる。部署内が静まり返った。自信を持って言える。今なら同僚が落とすシャープペンの芯の本数すらも正確に当てられるだろう。


ぬかった…ライオンはどこまで行っても肉食獣。狩り、喰らうことを本能とするもの。まさかここにきてそんなどんでん返しをしてくるとは。記者の問題を正すために僕を切り捨てた図だ。


沈黙が辺りを包んだ。記者が自分の記事を貶されて嬉しいはずがない。ライオンの威光に怯え、より弱者に牙を向く男なんだ。


『キミィ、すこし話をしよう。ついてきたまえ』


この一言を処刑だと思った部署内の人間は、やはり記者のジャーナリズムをよく理解している。


部署を出た記者はズンズンと歩を進める。

誤算はあった。だが心配する必要はない。僕にはありとあらゆる戦場を駆け抜け生き延びてきた経験がある。つい最近は禁忌に手を触れ生きて帰ってきた実績もだ。冷静に対処すればいい。


落ち着け…考えろ.

この歩みの行き先はおそらく会議室だろう。突発的な行動だ。仕掛けがしてあるとも思えない。つまりこれは単純な加虐的ショーの始まりを意味する。

どうする?記者は間違いなく事情を聞き、嫌味たっぷりで僕を敵視する。明日の朝から書類でデスクが見えなくなるなんてことになりかねない。ここが正念場だ。ここでやつの株を下げず、かつライオンにチクられても虚偽だと思われない方法かつ、仕上げはもちろん記者を信頼しているとの宣言。


この社会人必須テクニック『裏取り』に対する対策は怠ってはいけない。やつも記者を名乗るほどの男。間違いなくそのテクニックは身につけているはずだ。

考えろ。そして導き出すんだ。最適解を(この間1.2秒)


記者の装い、歩き方、表情、歩くルート、全てが考察対象だ。

ありとあらゆる情報を精査し、少しでも自らの役に立てる。

記者はガチャリと大きめの音を立て、会議室のドアを開け一番奥のテーブルにどかっと腰を下ろした。


仕方ない。まずはジャブから行くか。


『課長、お話の前にお茶を入れてまいります。少々お待ちください。』

そう言いながら背中を向けようとした瞬間。


『座りなさい。』


どうやら本気でカンカンのようだ。冗談を聞く気もないらしい。記者はああ見えて嫌味と皮肉をこよなく愛する男だが、それはある種愛嬌めいたところもあった。少なくとも今ならそう思える。

今の記者は完全に言葉に温度がなく、単純に怒りを押し殺した声色で僕に語りかける。


『はい。』


短く返事をし、記者の向かい側に座る。さながらインタビューのようだ。


『キミィ、部長が仰っていたことは本当かね?』


まあ、そうくるだろう。そしてこの答えははいと言うしかない。なぜならば、いいえと言えば部長を嘘つきと呼ぶことになるからだ。だが、はいの一言では亀裂は深まる。ここは


『はい。ですが部長もお時間があまりなかったようですので、端的に明快に要点のみをお伝えくださったように見受けられました。私の方からも色々と補足させていただければと存じます。』


ボクシングの基本、まずはジャブから。大技を繰り出すのはやつのアゴに拳をねじ込めるその一瞬だけだ。


『まさか認めるとはねえキミィ、私の顔に泥を塗るのが好きらしい。泥んこ遊びは幼稚園で卒業するものだが、どうやら君はまだまだ園児感覚が抜けていないようだねぇ?』


いつものトーンに戻っている。記者もさすがに長年様々な人間を取材してきただけはあるということか。


『滅相もありません。私は泥風呂が心地よいことは存じておりますが…泥で遊ぶことなど致しません。』


このキャッチーなフックでやつの出方を探る。


『ふざけているのかね?全く君は自分の立場をわかっていないようだがね。君がやったことは私に対する裏切りだよ?こんなにも手塩にかけて、大切に育ててきた部下たち、とりわけ君には手を焼いたものだったが、すっかり可愛い私の部下の1人だった。まさかこんな仕打ちをされるとはねぇ。どうしたものかねぇ。』


こいつ。どうやら議論の基礎は抑えているらしい。この主観的な感情による論拠、その補強を行うことによって相手に対しての罪悪感をふくれあがらせる行為、もしかしたら自分が悪かったのかもと思わせる手法。

そして具体的な加害は口にしない。


なるほど、確かに一般人ならば震え上がる展開だ。だが、僕は一般人ではない。僕は、僕は戦士だ。


最近会得したばかりだったが仕方ない、やつのがら空きの顎に向かって、社会人禁忌テクニック『井上』を発動する。


『そうでしょうか?聞いてくださいよ課長ぅ、実は妹が結婚するらしくってー、お兄ちゃんも来いって言うんですう、でもー、課長に妹さんとかいなかったりしたらぁ、いきなりこんな話したら失礼かもと思ってー、最近部長の娘さん結婚したって言ってたじゃないですかぁ、あれ?課長も聞いてますよね。だから部長にまず話したらー、課長は厳格な人柄だけど、わかってくれる広い度量も持っているからぁって背中押されたんですー。ごめんなさーい。あとー、綺麗な蝶々って大体蛾らしいですよー?知ってましたぁ?』


ぺこりと頭を下げた僕はある種充実感を覚えていた。

やった。やり切った。やり遂げた。

唇の震え、声の裏返り、とめどなく流れる冷や汗。すべて、全て飲み込んでやり切った。

なぜ禁忌かと言えばそれは、反応が予測できないからだ。これほど恐ろしいものはない。

正に井上さんの破天荒に賭ける形だ。生きて帰れたら彼女には飲み物でもご馳走しよう。


会議室はたっぷり5秒は沈黙していただろう。さらにここでさりげなく上目遣いで記者をチラッと見るのも忘れない。禁忌井上なら必ずそうする。


『ど、どうしたんだいきみぃ、いきなりそんな口調で…』


明らかに狼狽えている。それはそうだろう。いい年こいた大人の男が、語尾を甘ったるく伸ばし相手に媚びているのだから。僕が逆の立場でこれをやられたらリークすら恐ろしくてできない。


『失礼しました。ですが、課長にいきなりこの話は失礼かと最初は考えましたが、部長のお言葉で、課長が厳格さと温かみを持ち合わせる高潔なお方だと言うことを再認識いたしました。

全て私の不手際でございます。本当に申し訳ありませんでした。』


深々頭を下げ、次は相手を見ない。

今記者の頭はぐちゃぐちゃのはずだ。おそらくそもそも人間とは、愛とは、世界平和とは、など考えているに違いない。

しばしの沈黙が流れる。


『まあ、君の有給など最初から取らせるつもりだったのは間違いないがね。だがそうやって頭を下げさえすればなんでも許してあげるわけじゃないよキミィ』


おっと。まさか反撃の余裕があるとは。

だが、これでチェックだ。


『もちろんでございます。厳格な課長だからこそ、温かなお人柄の課長だからこそ、私のこの失礼を受けどのようになさったとしても、課長への信頼ゆえと受け取る自信がございますから。もちろん、部長にはその後すぐに課長と話をして、すれ違いがあったと説明させていただく所存です。』


数秒程度、沈黙をした記者は徐に口を開いた。


『もちろん好きにするといい。部長も先ほどおっしゃっていたが、我が社は社員の福利厚生をとても重要視している。君の休みは自由に取りたまえ。だが、引き継ぎしないのは許さないからそのつもりで頼むよ。』


『承知いたしました。ありがとうございます。お手数おかけして申し訳ございませんでした。失礼致します。』


一気に言い切って会議室を出た。

…勝った。だがなんだろう。この大切な何かを失った感覚は。僕は勝利の代償に大切なものをを失った。そんな気になっていた。記者に対してあんな振る舞いをしたんだ。明日から我が部署内で僕はオネエと後ろ指を指されてしまうかもしれない。


禁忌の力は確実に僕の身を蝕む。何度も使ってはいけない、許されない力だから禁忌と呼ばれているのだ。

だが御の字だろう。これを使わずに済んだのだから。

僕はポケットに入っていたボイスレコーダーの録音を停止させた。


僕は思う。今日もまた、勝ち残った。社会という戦場に打ち勝ち、そして自分だけの平和なひとときを手に入れたのだ。

僕は次なる戦いに備える。明日もまた、社会という戦場は容赦なく僕を待っている。しかし今はこの喪失感に身を埋めていたい。


待っていろ妹よ、兄はこれからお前の男に禁忌テクニック『井上』で対応してやるからな。

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