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国は７０歳過ぎまで働かせたいらしい？

　２０２１年４月に施行された高年齢者雇用安定法では、現状義務化されている６５歳までの雇用確保に加え、６５歳から７０歳までの就業機会を確保するための高年齢者就業確保措置が企業の努力義務とされたのでしょうから、労働人口の減少等もあって慢性的な人手不足、日本国政府は国民を７０歳まで働かせたいのだと思うのですよ。

　女性の特別支給の老齢厚生年金の受給開始年齢の特例が終了する２０３１年以降に、厚生年金の受給年齢を７０歳に向け変更するための布石では？って、ついつい思ってしまいます。

　高齢になっても働いていれば、それなりの収入があれば、年金給付の減額も出来ますものね。

　厚生年金の財政も７０歳からの受給にしないと、確実に財政破綻しそうな雰囲気ですし・・・

　でも皆が同じように、７０歳まで元気に働けるわけでも無いのですけどね・・・

　個人差は相当ありますが、体力や視力等の衰えで、若い頃のようには動けません・・・

　食生活と生活環境の改善等で、いくら昔よりも寿命や健康寿命が延びて、高齢者が若々しく見えるようになったとしても、それなりに老化はしているのですから・・・

　「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」石川啄木の短歌ですが、出来ることならば、自分の健康寿命が尽きる前に、それなりに楽な暮らしが出来るようになっていたいし、その準備を頑張って、しなければならないと思うのです。

　６０を過ぎたら貯めた貯金で楽しく遊んで暮らしたいなと、ずっと思っていましたが、これは私のワガママなのでしょうか？