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「蒸気機関車を無償で差し上げます」長野県飯田市の告知に思うのだが・・・

飯田市の記事に驚きました。

 飯田市のホームページに掲載されてましたよ~  ※一部コピペしました


蒸気機関車(通称デゴイチ)の引取り希望者を募集します


飯田市扇町公園敷地内(飯田市扇町35-1 旧橋南公民館横)に展示してあります、蒸気機関車(通称デゴイチ)は、これまで、多くの方に親しまれてきました。

しかし、設置から50年以上が経過し、老朽化に伴う傷みがすすみ安全性の確保が難しくなっております。

このたび飯田市では、このデゴイチを保存し、多くの方に鑑賞していただける形で展示公開をしてくださる方を募集します。


引取りの条件


引取りにあたっての主な条件は次のとおりです。


1 蒸気機関車(通称デゴイチ)及び付帯設備(線路、枕木、信号機など)は無償での譲渡となりますが、移設に伴うすべての経費は引取者様の負担となります。

2 移設に伴い必要となる関係機関などへの諸手続きは、すべて引取者様でおこなってください。

3 蒸気機関車を転売目的で引取ることは認めません。

4 移設先(展示場所)は日本国内とし、引取後おおむね3年間は多くの方が鑑賞できるよう展示公開していただきます。


その他の条件については、募集要項をご確認ください。 《以下省略》


 とのことでしたね。



 インターネットで『蒸気機関車D51-402号機』の写真を検索して見てみると・・・


 雨ざらしで屋外展示してある『蒸気機関車D51-402号機』は、錆び錆びのボロボロ状態、展示に全く愛情が感じられない無残な姿を晒しています。


 飯田市は、定期的に再塗装等もしていない、随分いい加減な管理をされていたようです。


 静態保存であろうと維持費はそれなりに必要ですが、綺麗に維持する気が無いのであれば、何故無償貸与を受けたのでしょうか。


 無償貸与を受けた当初は、それなりに綺麗に管理していたのかも知れません。


 でも、ネットの画像を見る限り、近年は定期的に再塗装等全くしていないってことなんでしょう。


 そのための予算すら確保していないってことでしょうから、何とも無責任なものですよね。


 同じような時期に『蒸気機関車C11-265号機』の静態保存を半田市もしていますが、半田駅の前に提示してある蒸気機関車の姿はとても綺麗でしたから、管理をする者たちの気持ちの差を感じざるを得ません。


 半田市のように、貴重な産業遺産であり観光資源でもあるSL及び展示資料と、飯田市は考えることが出来ていなかったのでしょうか。


 蒸気機関車は、殆どがスクラップ等として廃棄処分されてしまいましたので、引き取り手が現れて、現存する数少ない蒸気機関車なのですから、もう動かすことが出来ない静態保存とは言え、何とか何処かで残せることを願うばかりです。

 そういえば、蒸気機関車を製造できる企業も、現在日本には1社しか無いのだそうです。


 後世への伝承も、既に退職していた高齢の方々が指導してくれたおかげで、ギリギリ間に合ったとの話を聴いたことがあります。

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